どこにいる



(標的268・ザンザスはきっと心の中でこう思っているかと)
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ミルフィオーレとの戦いは長引き、スクアーロの要請で、ヴァリアー幹部は日本での戦いに参戦することとなった。

「まったく、私たちを呼び出しといて、スクアーロったら、どこにいるのかしら?」
ルッスーリアはまわりを見回しながらつぶやいた。
「ふん、あやつなどいなくても、なんの問題もないわ。
連絡を入れてから音信不通なのであろう。
今ごろどこかでくたばっておるにちがいないわ」
レヴィが勝ち誇ったように続けた。
「ししし。一人で先に行ったりしたからじゃね。
サメだから、脳みそたりないし。
王子ならそんなことありえねーし」
ベルは答えてから、ちらりとザンザスを見た。
ザンザスはむっつりして無言のままだ。
「ボス、機嫌わるいわあ。
スクちゃんが、本当にやられてるってことはないと思うけどねえ」
ルッスーリアは肩をすくめた。
スクが先に来てなかったら、ボスがこんなに簡単に来たかしら。
・・・微妙よねえ。

しばらくすると、バトルによる激しい爆発が見えた。
ミルフィオーレと戦う、嵐の守護者たちも見えた。
ザンザスが動き、ルッスーリアとレヴィとベルもボンゴレサイドの者を救出した。
「ボンゴレ9代目直属独立暗殺部隊ヴァリアーは、ボンゴレの旗の下、ボンゴレリングを所持するものどもを援護する!!」
ザンザスが宣言し、レヴィはうっとりした目でその様子をながめた。
ボス、すばらしい!!!!! 
オレはどこまでもついていきます!!!!
ベルは、安全なのを確認すると、それまで運んでいた獄寺を落とした。
「王子に運ばせるって、ありえないから」
勢いで運んでしまったものの、少し反省した。
ルッスーリアはガンマがタイプなので、肩を貸したまま獄寺に聞いた。
「それより、スクアーロがどこにいるか知ってるかしら?」
「・・・あいつはやられて・・・今・・・山本たちが捜索してる・・・」
ザンザスはそれを聞いて、思わず言った。
「ハッ、死んだか」
レヴィが、繰り返した。
「ハッ、死んだか」
「ってことは、次期作戦隊長私かしら♡」
ルッスリーリアもベルもいつものように言った。
「これでど突かれなくてすむ」
いつもなら、ここで、スクアーロがわめくはずだ。
「ゔぉおおおおい、勝手に殺すなあ!!!!!!」と。
しかし、誰も何も言わない。

ザンザスは何だか腹が立った。
ここは、カスザメがわめいてあらわれ、殴るところだ。
まったく、あのドカスは、何をしてやがる!! 
さっさと、このトカゲ男と、人魚のガキを片付けて、ドカスを見つけたら、殴らねえと気が済まねえ。
しかも、刀小僧が捜索してるだと。
ますます気にいらねえ。
あのうるさいカスザメが簡単にくたばるはずはねえ。
ひとりだけ意気揚々と出かけやがって、このオレに探させるなんざ、何様のつもりだ。
見つけたら、拷問部屋に連れていかねえとな。
そこでみっちり仕置きしてやろう。
とりあえず、むかつく邪魔なやつらはかっ消すまでだ。
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ボスはスクがマグマにヤられたと知ったらどうするのか。
かっ消していいよ!!!
ヤッチマイナーーー!!!
ガンマはルッスが気に入りそうだし、レヴィはラルミルチを助けてラッキーですね。
もし、あの場にスクも倒れていたら、助けるのはボスしかいない!!! 
ボス推奨!!!! 




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