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D



 

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6  Dの将来
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エースは今日も必死で『勉強』しているルフィの様子をちらりと見た。
ルフィは熱心に辞書片手に調べものをしていた。
それは、奇蹟に近いことだ。
 

最近ルフィは変わった。
生まれて初めてというくらい、
文字や紙を見ている。
その目的はサンジが喜ぶ道具を買う、というものであったのだが。
 
 
 
 

ルフィはエース以外には判読しにくい文字だが、
一生懸命すこしずつ字を書く練習もしていた。
 
 
 
 

ルフィが調べているのは薄い文字ばかりのパンフレット。
すでに、写真や絵入りの淫具は調べつくしていたので、
極秘販売品にまで手を出すようになっていた。
 
 
 

そこには成人向けの玩具だとか、
あやしげな服だとかが、
くわしく書かれていた。

完全秘密製のため、
素人が見ても分かるような、
写真や図版などはない。

最初、ルフィはまったく興味を示さなかったが、
試しにエースが一つ、
「サンジ用」として購入した。
 
 

その玩具がいたくルフィの気に入った。

サンジの中に入ってから、
大きくなったり、小さくなったりするソレ。
その刺激はハンパでないらしく、
サンジはよがり狂って精を放ち、意識を失うほどだった。

「過激品販売」の「過激品」の数々を理解するには、
文字を読む必要がある。
 
 

ルフィは必死で文字を調べ、がんばっていた。

ちぇー、この字なんだっけ?
ええと・・・。
モンゼツだ。
これは、ケダモノだ。

ふーん。
コレは棒が回転するんだな。
ケダモノさえ、ショウテンて書いてあるんだな。

エースは「一つ」しか買ってくれないらしいから、
よく調べないと・・・。

一番サンジがヨガるようなやつでないと・・・。
早く決めて、サンジをヤりてえのに・・・。
うん、決めた!!!!
これにするぞ!!!!

ルフィは次は必死で申し込み書を眺めた。
エースの書いた注文書をもとに、
同じように書き写していく。

生まれてこの方、文字を書く機会すら持たず、
その気もなかったが、
今日は必死で「棒状伸縮回転拘束装置」という字を書いた。
エースのは「袋状伸縮回転装置」というやつだった。
後ろに書いてある数字を見ても、
ルフィのやつが格段に高価だった。

ししし、
きっとコレいいぞ。

書き終えた時、ルフィの『勉強』は終わった。
勉強の後は遊びしかない。

ルフィは急いでサンジを捜した。
 
 
 
 
 
 

「んっ・・・ああっ・・・」
聞きなれた艶のある声が聞えてきた。
ルフィはあわててサンジの元に駆け寄った。
 

サンジは四つん這いで喘ぎ声をあげており、
メイド服のスカートを捲り上げられていて、
その後ろにはエースがいた。
 
 
 
 

「ちぇー、ずるいぞ、エース!!!!!
先に遊んでたなんて!!!!」
文句を言いながら、ルフィは自分のズボンを下ろした。

サンジはすでに潤みきった目でルフィのモノをながめると、
おずおずと舌をはわせて来た。
最初は弱い舌使いが、
そのうち荒々しく懸命なものになっていく。

「うおっ、すげエ!!!!
サンジ、すげえヤる気まんまんじゃん」
ルフィは気持ちよさそうに言った。
それからスカートの前をめくり、
サンジのモノが紐で縛られているのを見つけた。

「一度もイカせてねえからな。
ルフィがイってからでねえとな。
待ってたのに、遅いのはお前だよ」
エースはそう言いながら、
サンジの中を激しくこすり、
腰をうちつけた。
そのたびに、すでに幾度となく中で放たれた精が、
床にとびちり続けている。

うおっ、エース、いっぱい出してる。
ししし、オレもそんくらい出さねえと。
 

「んんんんん」
サンジののどの奥深くにルフィが精を放つ。
 
 
 
 

サンジは気が狂いそうだった。
どうにかしてほしい。
イかせてほしい。
エースだけでも、ヘンになりそうだったのに、
ルフィまで来た。
ウシロの口だけでなく、前の口からも、
精をたっぷりと飲みこまされた。
こんなこと、イヤなはずなのに、
気持ちがよくて、身体は昂って狂いそうだ。
快楽に感覚を支配され、
もう誰に貫かれているかも、分からなくなっていく。
ただ、ただ、
気持ちがいい。

「あっ、あああああ」
サンジはひときわ高い嬌声を上げた。
いつの間にかルフィが背後にいて、
エースがサンジに巻き付けた紐をほどこうとしている。

ほどこうとするエースだったが、
後ろから激しく突くルフィに邪魔されて、
なかなかほどくことはできない。

それはサンジにとってきつく触れられるだけで、過度の刺激にしかならない。
「ひああああっっ」
快楽にはねあがる身体はたやすく押さえつけられ、
ルフィが満足するまで、その行為は続けられた。
 
 
 
 
 
 

「あれ?
サンジ、また寝てるぞ」
ルフィはがっかりしたようにサンジから離れた。

エースは、離れることができるようになったルフィを「成長」したと感じた。
「死」も「生」も関心がなかったルフィ。
にぎりしめた虫が死んでいても気がつかないような子ども。
 
 
 
 
 

だが、サンジが死んではいけないことに気づいた。
意識がないと寝ていると思っているが、
サンジが「寝ている」と楽しくないことに気づいた。
 
 
 
 

サンジがメイドとして来てから、
ルフィは変わった。

もちろん自らの欲望と本能のみで生きていることは同じだ。

だが、サンジのために何かをすることを覚えた。
おあずけすることを覚えた。
 
 
 
 
 

ただ本能のみで生きていたルフィ。
自分がいなければ生きていけない、
歪んだ子ども。

ルフィはこのままでは将来はないかもしれないと思っていた。

だが、今はかすかだが可能性を感じる。
将来、ルフィは一人でも生きていけるかもしれない。

誰かのために何かをすることを覚えたら。
 
 
 
 
 

D家は永遠なのだ。
 
 
 
 
 

Dの食卓にいるメイドは、サンジ。

現在も、将来も。
 
 
 
 

もう、逃げることはできない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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Dの食卓