marking

ruffy* sanji


■3■
 
 
 
 

サンジはハダカで柱にククリつけられていた。
大きく脚をひらかせられて、ひらいた身体には淫具が差し込まれている。
ルフィが面白がって巻いた縄が身体を締め付ける。
「ん・・・・んんっっっ」
誰もいない小屋。
サンジは懸命に声を噛み殺す。

誰か、来たら?
海の側の、誰のものかも分からない小さな小屋。

久しぶりの陸。
 
 
 
 

*
*

街に買い出しにいく順番。
サンジの買い出しの手伝い。
今回はルフィの番だ。

サンジは溜息をついた。
最近のルフィは乱暴だ。
二人きり、で出るっていうことは、どういうコトするのか分かってる。
「船でヤるのも飽きてきたし・・・外でヤろう」
ルフィはそう言ってサンジを海岸ぞいに連れ出した。

「なあ、アトにしねえ?」
サンジはやる気まんまんのルフィに言う。
海岸をちょっと入ったところに街がある。
そこで買い出しをする予定だった。

ルフィはすねたような顔をした。
「だってよ、買い出し、久しぶりじゃん。外でヤるのも」

サンジは顔を赤らめた。
「オレは外は嫌だ。それも昼間っからなんて」
「なんで、昼間の方がよく見えていいじゃん」
ルフィは強くサンジの腕をひく。

「買い出し・・・しねえと」
どうみても、街の方角から外れかけているルフィに抵抗して言う。
先に買わねえと、後から買いにいくのはつらいからだ。
ルフィはそういうの好きみてえだけど。

「アトでいいじゃん」
「先だ!!」
ルフィがぴたりと止まる。
サンジを振り返り、言う。

「買い出しいったら、お前いつまでも買ってるし、オレのこと、見なくなるだろ」
捨てられた犬みたいな目。
「・・・あー、その、何だ」
返答に困るサンジを引きずり、ついたのは小さな小屋。
漁にでも使っているのだろう。
簡単な生活道具があるくらいだ。

「なら、ここでしよう」
ルフィは取りあえず、最大に譲歩した。
本当は外でやりたいし、ずっとやりたい。
でも、ガマンして中でやって、買い出しにも行く。
そのつもりだった・・。
 
 

「イヤだ」
サンジとしても引き下がれない。
一度、やっちまったら、二度三度とそうなる。
だから、ここはどうしても、買い出しに行く!!
「てめえは、ここに居ろ!! オレ一人で行くから!!」
つい口から出た言葉。
それがルフィに火をつけた。
 

「・・・」
ルフィの雰囲気が変わる。
しまった、と思った時には床に押し倒されていた。
乱暴にサンジの服が剥ぎ取られていく。

「・・・ちょ・・・ん・・っっ」
きつく口付けられサンジの抵抗する力が抜けていく。

あーあ。
オレってどうして、ルフィがサカる方にばっか動いちまうんだか。
ヤルことナスこといつも。
だから、ヤられちまうんだ。
ルフィが身体の中に入ってくると、サンジはもう何も考えられなくなる。

キモチイイ。
モットシテ。

ルフィの手が、舌が、肌が、快楽を与えてくれる。
 
 
 

ルフィは結局、サンジの身体の中にたっぷりと自分のモノを注ぎ込むまで止めなかった。
ぐったりしたサンジの身体に隠しもっていた淫具を差し込む。

ちょうど、床には縄とかいっぱい落ちてるし、いいかも・・・。
「なっっ、てめえ、何して・・・・あっっっ」
サンジが脱力しているのをいいことにあちこちに縄をかける。

サンジは懸命に逃げようとしたが、体重をかけて押さえ付けられ、逃れられない。
縄のチクチクした感じに痛みが走る。
首や胸にも縄が走る。
「よせっっっ」
ルフィはサンジのモノを扱き、固くなったモノに縄を巻き始めた。
「ルフ・・・ィィ」
勃ったまま戒められたモノ。
サンジの快楽と羞恥の入り交じった表情にルフィは笑った。

「ししし。キモチいいだろ」
そう言うと子供が悪戯をするときのようなキラキラした瞳をしたままで、
根元や袋まで縄で拘束した。
そして、淫具が抜けないように、上から縄を通す。
「ひっっっ」
サンジはたまらずに声をあげた。
淫具が身体の中にきつく入るように縄を引かれた。
そして、その端を後ろ手に縛った腕に括りつける。

「・・・んっっっ・・・はあはあ」
ルフィは満足そうに笑った。
「文句も言えないくらいキモチいいだろ。
オレ、サンジの喘ぐ姿大好きだから」

そう言うとサンジの腕を柱に括りつけた。
「あっっっ」
腕を引かれると言うことは、体内の淫具を押さえている縄を引かれるということだ。
サンジの身体に食い込んだ縄が、淫具を奥深くに押し込める。
「ああああ」
サンジの身体の中を快楽が駆け抜ける。
既に、正常な思考を失ってしまったサンジにルフィは声をかける。

「なー、買い出しに行ってくる。何買ってこようか?」
アゴをつかんで尋ねられる。
既にサンジの顔は理性を失い、涎が口の端を伝っている。

「・・・ク・・・ソ・・・ヤロウ・・・」
サンジの精一杯の抵抗。
ルフィは一瞬悲し気な顔をした。
何もいらないから、オレって言ってくれないかな。
でも、サンジは絶対にそんなコトは言わない。
オレは買い出しよりサンジがいいのにな。
そりゃ食い物は好きだけど。
オレはサンジの方がいいのに。

まだ、サンジはオレのものにならない。
だから、またオシオキしないと。
サンジは利口だから、一回オシオキされたら、大抵言うことを聞く。
身体で分からせなきゃ駄目だ。
オトコに一番キキメのある方法。
サンジに一番キキメのある方法。

ルフィはイケないように縄をかけてあるサンジのモノを舐めた。
「あぁぁぁ」
違う縄を取り出し、先の方に括りつけた。
「るヒ・・・もう・・・」
涙を流すサンジ。
ルフィ冷たい瞳でサンジを見た。
「遅いんだよ。お前、ずるい。都合の悪い時だけ・・・」
縄をサンジの首にかけまた先端に戻す。
少しきつめに括る。
「んっっっああっっ」
首を動かすと前が引かれ責められる。
それが苦しくて前屈みになると、手に縛ってある縄が後ろを責めた。

サンジにはもう何がなんだかわからない。
キモチイイ。
デモクルシイ。
イタイ。
デモキモチイイ。

ルフィ。
ルフィ。

ルフィは乱れるサンジをじっと見た。
それから、脚を開かせた。
前と後ろの縄が限界まで張り詰める。
更にきつくなる責め。

「あああ」
もうサンジには心はない。
ルフィは涙に濡れながら、かぶりをふるサンジの髪に口付けた。
なんでサンジには心があるのかな。
なんでサンジには分からないのかな。
好きだからするんだってことに。
はやく、もっとイイコになるといいな。
オレと同じくらいサンジがオレのこと好きになるといいな。
耳元で言ってやる。
「なあ、戸はあけとくから」
サンジの身体が大きく震える。
誰かに見られるのが、サンジは嫌い。
オレはちっとも恥ずかしくない。
どこでヤったって。
誰の前でヤったって。
見せつけてもいい位なのに。

もっと困るといい。
もっと恥ずかしがって。
もっと欲情して。

一度全部バラバラにしてしまえばいい。
サンジがこだわっているもの。
ひきずっているもの。
プライドとか。

そんなもの必要ないのに。

えらそうなサンジ。
スカしたサンジ。

本当は誰かに抱きしめられるのが好き。
どうして認められない。

こんな姿、誰かに見られたら、何一つ言い訳できないだろ。
めちゃめちゃに縛られて。
色々されてんのに感じてて。
なによりも中味はたっぷりルフィ印のセイエキ。
頭の中も今はオレだけだろ。
憎しみでも。
救いでも。
苦しみでも。

何でも良い。
お前の感情なら全部受け止めてやるから。
 
 
 

*
*

「じゃ、行ってくる」
ルフィはそう言うと乱れるサンジを後にして、小屋を飛び出した。
いつも買ってるものを買えばいいんだ。
できるだけ、早く。

オレにはできる。
海賊王になるんだ。
サンジが待ってる。

とにかく、買う。
何でも、買う。
片っ端から、買う。
好きなものも、買う。
旨そうだから、買う。
買って、買って、買いまくる。
 
 
 

*
*
 
 
 
 

サンジは狂いそうな身体をもてあましていた。
イキたいけど、イケない。
ウシロ、イタイけど、キモチイイ。

ルフィ。
ルフィ。

戸が開いてる。
人がきたら、見られちまう。
ルフィのをたっぷり中に入れて、縛られてるオレ。
普通じゃねえ。
コレって拷問だ。
すっげーイタイ。
でも、カンジテル。

はやくイカせて。
ルフィ。
ルフィ。
オレもうオカシクナッチマウ。

誰にも見せられない、こんな姿。
浅ましい姿。

ルフィ。
ルフィ。
はやくどうにかしてくれ。

イカせて。
こんなもんじゃなくお前を入れて。
 
 
 

*
*
 
 

ルフィは息せききって小屋に戻ってきた。
目に飛び込むのはサンジの恥ずかしい姿。
うおおお、スゲエ。
やっぱりエロすぎるぞ、お前。
誰も来なくて良かったな。
って通れないようにしてはあったけど。
ヤリまくられちまうよ。

ぐったりしたサンジ。
「オイ、しっかりしろ!!」
サンジの目が微かに開き、安心したような顔をした。

「ル・・・ヒ・・・」
ルフィはその顔を見てにんまりした。
この顔だ。
エロいサンジも好きだけど、やっぱギリギリの時にしか見せないこの顔、
コレが一番なんだ。

「サンジが好き」
そういうと、縄を解く。

「サンジが好き」
そう言って、もう一つ。

「泣くなよ、サンジ」
ルフィはサンジに柔らかなキスを落とす。

「サンジが好き」
そう言って真っ赤になった跡に口付ける。

「サンジが好き」
また口付ける。

身体のあらゆる所に。
柔らかな、跡も残らないキス。

「ああっっっ」
きつく戒められていたものが解かれ、サンジは激しく精を放つ。
ルフィはそれを舐めとった。
「すっげえ、ガマンしてたんだな」
そしてまたキス。

後ろに入れた淫具を引き抜く。
「ああ・・・」
サンジは目を開けていられなくなる。

「サンジが好き」・「サンジが好き」・「サンジが好き」
キス・キス・キス
「サンジが好き」・「サンジが好き」・「サンジが好き」
キス・キス・キス

目を閉じていても降り注ぐ言葉。
身体じゅうに降り注ぐキス。

「サンジが好き」・「サンジが好き」・「サンジが好き」
キス・キス・キス
「サンジが好き」・「サンジが好き」・「サンジが好き」
キス・キス・キス

なあ、サンジ、オレはオマエが好きだよ。
だから、泣くな。
おマエはもっと自分を好きになれ。
そんでもってオレを好きになれ。

ルフィのココロが降り注ぐ。
サンジガ好キ。
飾りのない言葉。
心を満たしていく言葉。

「なあ、サンジ。お前もオレのこと好き?」
オレはサンジが大好き。
なんで伝わらないのかな。
好きでいっぱいのオレのカラダ。
好きでいっぱいのオレのココロ。
 

「サンジが好き」・「サンジが好き」・「サンジが好き」
キス・キス・キス
「サンジが好き」・「サンジが好き」・「サンジが好き」
キス・キス・キス

何回でも何千回でも言える。
「サンジが好き」

サンジは困ったような顔をして目を開けた。
降り注ぐ愛の言葉。
降り注ぐ愛のキス。
バカの一つ覚えみてえに、そればっかり・・・。
バカのように繰り返し、キスするルフィ。

バカ。
わかってるよ。
どんな詫びの言葉より、どんな痛みより染み渡る言葉。

ルフィ。
どこまでも真直ぐで、眩しい。
お前はオレを離さないでいてくれる?

サンジはルフィの胸に顔を埋めた。
言わねえと・・・。
「・・・オレも・・・好きだ・・・」
あー、すっげえ恥ずかしい。

ルフィはぎゅぅぅううううううっ、とサンジを抱きしめた。
サンジは抱きしめられてもがく。
「・・・バカ!!てめえ、殺す気か!!」
見るとルフィは飛び上がっている。
コイツ、何して・・・。

「やっと言った!! オレを好きだって!!」
サンジは真っ赤になって俯く。

「サンジがオレを好きだっていった!!」
うかれるルフィ。
サンジはしばらく唖然とその様子を見た。

全く、コイツにはかなわない。
何から、何まで・・・。
何でこういうコトになったのか・・・。
 
 
 

*
*
 
 

「なあ、サンジ、オレが一番マーキングしたことを分からせたいヤツは誰か知ってるか?」
「さァ」
「勿論、お前にだよ・・・ししし、効果あるだろ。
これからも、しような。
もっともっと」
「・・・」

夕暮れ。
買い物袋と二人の影。
長く伸びた影。
やがて重なり一つの影に。
 
 
 
 
 

end



以上!!
終わります!!

ひゃああ。もう何も言えません。
ルフィの鬼畜オシオキ編。ヤってしまいましたとも、ええ。ここまで。
マゾサンジ、どないです?ルフィますますヤり放題・・・。
そして最後、なんと大どんでん返し!!縄ほどいた後書き始めたら、自分でも、えっこうなるのって感じ。
ラブラブ!!甘甘!!いったい何が起きたのか!!うおお。 結局どうしようもなくルサン!! まいったか!!
 
 

ここは気に入ったよ。
もう、嫌だ、こんなとこ。