肉体の悪魔
 

*7*

side   ZORO
 
 
 
 

オレはサンジがぐったりしても動き続けた。
サンジの中からオレが放ったものが溢れだしてきても、容赦せずに、さらにぶちこんだ。
我に返った時には、かなり酷い状態だった。
そこいら辺にオレのもサンジのも垂れ流し状態だし・・・

なんせ、溜まってた。
サンジもそうだったらしい。
いつもより、派手にイってたから。

オレは肉体的にはすっきりしたが、精神的にはまだすっきりしてなかった。
オレはこいつを離せねえ。
だが、こいつはどうだ?
オレでなくてもいいのか。
そんなことは許せねえ。

隣の部屋を見ると、浴室になっていた。
鏡張りの浴室。
オレはまたむかついた。
どういう所か分かってて、ついてきた、サンジ。
そんなにヤリたかったのか。

戸棚には淫具が並んでいる。
これは、誰の好みだ?
あの腑抜け男か。
それともサンジ?

オレはそれを手に取った。

まだ、意識の戻ってねえサンジのカラダに首輪をつけた。
細え首にあつらえたようにはまる。

手や足も拘束する。
足は大きく開かせて・・・
やべえ、また、その気になりそう・・・

サンジのモノを掴んで、ゆっくり扱いてやると、カラダは素直に反応した。
だから、こいつには、イロイロやっちまう。
勃ちあがったものを弄んでから、根元を輪のようなもので、止めた。
イけないくらいに。
こいつは普段ナマイキだから、つい残酷な気分になっちまう。
それが、快感なんだから、かなりやべえ。

サンジがうっすらと目を開けた。
「気がついたか」
オレはとろんとした瞳のサンジに口付けた。

サンジはオレのツラをしばらく見て、やっとてめえの様子に気づいた。
目を見開いて、真っ赤になって、それから、目をつぶっちまった。

「どうした、目ェ開けろよ」
サンジは頑に目をつぶってる。
反論すら返せない様子だ。
 

「てめえが誰のもんかを今から教えてやる。
 今度、オレ以外の奴とこんなとこに入ったら、許さねえ」
オレが言うと、ビクッとするのが分かる。
嗜虐心をそそられる。
多分ほかの奴も。

オレは戸棚から持ってきた淫具をサンジのカラダにあてた。
押し返そうとするが、きつく力を込めて中に押し込んだ。
男のカタチをしたそれは、サンジのカラダの中に飲み込まれていく。
「・・・っ!!」
「・・・ゃ・・・」
サンジは必死で耐えようとしているが、カラダが震えている。
サンジの弱いところを狙って入れると、悲鳴があがる。
「男が欲しけリゃ、これでもくわえてろ」
オレの言葉も届かない様子でサンジは乱れている。

オレは淫具のスイッチを入れた。
「・・・・ひぃっ」
跳ねあがりそうなカラダは拘束されていて殆ど動かない。
「ああっっっ」
絶えず声のもれる口からは涎がこぼれおちた。
閉じられた目から涙。
 
 
 
 
 

オレはサンジの堕ちていく姿を見ていた。
入っているのが他の誰かだったら、オレは許せるだろうか。
耐えられるだろうか。
 

オレの神経を滅茶滅茶にするサンジ。
あまりの快楽に声も出なくなる様子をオレはじっと見ていた。

もし、こいつが、他の誰かとこういうことをしたら・・・
相手の男をオレは殺すだろう。
だが、オレはサンジを殺すことはできない。

サンジを手にした以上、何にも奪われないように、守るまでだ。
オレの力で。

オレは何を迷っていた。
欲しいものは目の前にあったのに。
だが、もう迷わねえ。
 
 
 
 
 

オレは意識の飛んでるサンジを解放してやった。
「・・・サンジ・・・」
何度か名前を呼ぶと、サンジが反応した。
ガキみてえな無防備さ。
「てめえは、悪魔だよ。オレを狂わせる」
オレは頬をなでながら、言う。
「てめえは、オレだけのもんだ」
サンジはぼーっとオレを見てる。
「約束するか?」
かなり間をおいて返事が返ってくる。
「・・・・・する」

「てめえが、浮気したら、もっとひどいことする。約束するか?」
「・・・・する」
「オレがしたいときには、いつでもヤるぞ。約束するか?」
「・・・・する」
「オレは亭主ヅラするぞ。てめえは、オレのオンナみたいなもんだから。約束するか?」
「・・・・する」
ロボットみたいに答えるサンジ。
だが、カラダを触ると、確実に反応して、カラダを震わせたり、赤くなったりしてる。

「てめえを守るのはオレだ。これがオレの約束だ」

本当は鎖かなんかで繋いでおきたい。
でも、そんな事はできねえ。
だから言葉の鎖で繋ぐ。
オレにとって「約束」は行動の礎だから。
 
 
 
 

オレは眠りかけてるサンジを風呂場につれていった。
せっかくの鏡張りも、オレの視覚をちょっと楽しませてはくれたが、
サンジがほとんど反応しないので、つまらねえ。
オレは鏡に写った姿なんていらねえ。
本物のサンジを手にしてるから。
けど、あちこち触ってもあまり反応ない。
オレはまだまだヤれるんだけど。
サンジにまた元気になってるオレを握らせた。
ちょっと赤くなってるサンジ。
まあ、今はコレで我慢しとくか。
 
 
 
 

オレはこいつを手に入れたい。
オレはこいつにつかまっちまった。
もう虜だ。
こいつは全く、悪魔みたいな奴だ。

オレのカラダにも住む悪魔。
そいつには負けない。

どんな悪魔にも負けねえ。
オレは勝つ。
悪魔にも勝つ。
世界一の剣士になる。

その時、側にいるのはコイツ。
オレはコイツも手に入れる。
世界に一つしかない相手。
 
 
 
 
 
 

end



アホかーーーー
ココロから叫んだ貴方。
スミマセン。
魔獣ゾロ目ざしたのですが・・・
見事敗退。涙。
ふふ・・・私は修行の旅にでるよ。
(天国のようなサンジネット徘徊の旅)
さらば、皆のもの。
アデュウ。
 
 
 

泣いて後悔しながら帰る