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ゴーイングメリー号は陸に着くと忙しくなる。
海の上では、変化のない日々が続く。
どうってことのない航海。
冒険も危険もない時もある。
久しぶりの陸だ。
だから、みなわれ先にと飛び出していく。
 
 

ゾロは特にすることもなかった。
刀はよく研ぎすまされているし、
酒も充分ある。
だから、見張り番として残ることにした。
港から街の様子を見ても、
あまり良い雰囲気の街ではない。
まあ、ヤツらのことだ。
心配する程のことでもないが。

そう思いながら、
とりあえず昼寝をする。
かなり、よく眠った時だ。
胸の傷を誰かがなぞっている。

・・・んあ?
目を開けると、
すぐ側にサンジがしゃがんでいた。

「すげえ傷だよな、やっぱ」
サンジは買い出しの途中で荷物を運んできたのだが、
寝ているゾロの体が気になってしまったのだ。
普段はじっくり見ることができない。
ていうか、冷静には、見れない。
・・・よく見てはいるのだが。
肌の感触にはなじんでいる。
舐めたりもしてるし。

ゾロは近くにあるサンジの顔を引き寄せた。
サンジがちょっと困ったような顔をした。
「ここで、ヤんのか?」
「イヤか?」
「・・・イヤじゃねえけど・・・・」
ゾロとするのはイヤじゃねえ。
だけど、まだ買い出しの途中だし・・・。
すげえ明るいし・・・。
まあ、船は結構高さがあるから、岸からは見えねえんだけど。

考えているとゾロが軽くキスをしてくる。
普段、ケンカばっかりしてるくせに、
こういう時のゾロは、やさしい。
昼間っから、なんて。
そりゃ、いつもは仲間の目を盗んで、こそこそとHしてるさ。
あれだけケンカばっかりしてるオレたちが、
実はデキてましたなんて、言えるわけがねえ。

オレだって知らなかった。
ゾロのこと、好きだったなんて。
最近、気づいた。
あんなにムカつくわけを。
最初は勢い。
それから、なし崩しに抱かれてる。

いいのかよ、こんなんで。
そう思っても、
ヤってしまう。
ま、いいか。
 
 
 

サンジがキスを返してくるのを待って、
ゾロはデッキにサンジを押し倒した。
お互いの舌を絡め、
口腔内を貪りあう。

眩しい光がゾロの体で遮られる。
すぐ側に感じる熱い体。
サンジはゾロのはだけた胸に手を這わす。
ゾロもサンジのシャツのボタンを外していった。

あらわれた白い胸に手を這わし、
敏感な突起をひねり上げると、
サンジが喘ぎ声を上げた。
ズボンにも手を入れ、
直にサンジのモノに触れる。
もうすっかり感じて固くなっているソレの感触を楽しんでから、
後方に指を滑らせた。
「あ・・・」
喘ぎ声をあげようとするサンジの口も責め続ける。
入口のまわりを慣らしてから、ゆっくり指を入れる。
サンジの体がびくりと跳ねた。

はやく、ヤりてえ・・・。

ゾロは自分の下肢をくつろげた。
既に昂っているモノをサンジに触れさすと、
サンジは不安と期待に体を震わせた。
その時だ。
 
 
 
 

「サンジーーーー!!!」
ルフィの大声が聞こえてきた。

「サンジーーーー!!! あったぞ!!!」
サンジはあわてて跳ね起きた。
顔を赤らめたまま、急いで身繕ろいをする。
既に髪の毛も微妙に乱れているし、
息があがってるし、
目も潤んでいる。
・・・・あのなあ。
据え膳状態じゃねえかよ。

サンジはゾロを振り返ると言った。
「食材が見つかったらしいから、行ってくるわ」
「・・・って、お前・・・」
サンジはゾロの声も聞かずに、
走り出した。

・・・やべえ、やべえ。
完全に理性飛びそうだった。
ルフィに探させてたの忘れてた。
「あれーーー、サンジ、顔赤いぞ」
ルフィは様子の違うサンジを不思議そうに見た。
「あー、日焼けだ、日焼け!!」
「それに、目もうるうるしてるぞ」
「目にゴミが入ったんだよ。何でもねえって!!!」
いかなルフィでもサンジが何かごまかしていることに気づいた。
・・・ヘンだな。
いつものサンジじゃないみたいだ。
・・・?
ま、いっか。
それより、食い物だ!!!
「行くぞ!!!」
食の前には全てを水に流せるルフィだった。
 
 
 
 

ゾロは一人デッキにとりのこされていた。
・・・何なんだ。
これからって時に、邪魔が入った。
サンジはあっさり行っちまうし。

まだ、腕の中にサンジの感触が残っている。
・・・クソ。
サンジが触れた場所が熱もっている。
サンジに触れた場所も熱もっている。

ゾロはゆっくりと目を閉じた。
昂ったままの自分のモノに手を這わす。
コレはサンジの中に入る。
入って、快楽を与える。
ココから、快楽が溢れ出す。
目を閉じると、鮮やかにサンジの肢体が浮かんでくる。
既に手に入れた体。
コイツはオレのもんだ。

瞼の奥のサンジが淫らに喘ぐ。
眩しい光に負けない白い肌。
ゾロはサンジを仰向けにし、
ゆっくりと体を繋げていった。
ゾロは激しく体を動かす。
サンジは快楽のあまり悲鳴を上げた。
逃れようとするあごを掴み、口付ける。

逃がさねえ。

逃げるなんて、許さねえ。
サンジの体の奥まで犯し、
ゾロは精を放った。
熱い放出の余韻にひたる。

やがて、熱はおさまり、
ゾロは我に返った。

目を開けると、
静かなデッキには太陽が煌々と輝いている。
・・・。
床に飛び散っているのは、ゾロが放った大量の精液。
かなり遠くまで飛ばしたらしい。
・・・なんてこった。
昼間っから、何やってんだ、オレは。

・・・しかも、まだおさまりがつかねえ。
火種はくすぶり続けている。
このままではダメだ。
完全燃焼あるのみ。

皆が帰ってきたら、
陸に宿をとるように言うか。
勿論、オレはサンジを連れ込めばいい。

火をつけたのはサンジ。
だからきっちり責任とってもらおう。
オレの満足するまで。
でもこの火はなかなか消せねえんだ。
困るよな。
 

一人でヤっても物足りない。
サンジでねえと。
ケンカばっかりしてんのに。
なんでいろいろしてえのか分からねえ。
他のヤツじゃ駄目だ。
それだけは分かる。

あんなにバカで、生意気で、
呆れるほど女に弱くプライドのかけらもない。
・・・なのに。
アイツを抱きしめたい。
オレの腕の中で喘がせたい。
エロいことを沢山してえ。
クソ・・・。
なんてこった。
だから、オレはアイツが嫌いなんだよ。

けど、アイツはオレのもんなんだ。
それだけは決まってる。
オレが決めた。

・・・。
いかん、いかん。
また、アイツの顔や体が浮かんでくる。
・・・クソ。
修業が足りねえよな。
オレの平常心をかき乱す。
体がやばくて、眠れそうにねえ。
眠ったら、やばい夢を見そうだ。

素振りでもするか・・・。
 
 
 

playtimeが一人じゃつまらねえからな。
 
 
 
 

end



ゆいきちさんの55555リク、
「ゾロサン相愛、ゾロの一人H」です。
なんだか意味不明の話になってしまいました。
既に収拾つかず。

・・・こんなゾロOKですか?

結局ラブラブだけど。
後は好きなだけ、もう勝手にヤったりんさいって感じです。

その夜?
そこから先は二人だけの秘密と言うことで・・・。

厨房裏