道楽倶楽部
REBORN スクアーロ受本

 20120506発行
  

作戦隊長は大忙し
 


R18


ザンスク
虹の代理戦争編のあとあたり

 A5コピー本    P16     100円

     作戦隊長スクアーロとラブラブなボスの話

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SAMPLE・冒頭抜粋)
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 ボンゴレが誇る独立暗殺部隊ヴァリアーは沢田綱吉との戦いに敗れたあとも、
9代目の監視下ではあるが以前と変わらない地位を保ち続けていた。
 ヴァリアーはプロの暗殺集団であり、マフィアたちはその名を聞いただけで震えあがった。
 めったに表に出て仕事をすることはなく、どんなメンバーがいるのか知らないものがほとんどだった。
それぞれが違う殺し屋をイメージし、ヴァリアーの名前はどんどん大きくなっていた。
 死体だけが残り、どうやって消されたか分からないから余計に恐ろしくなるのだ。
 奴らは人間でない。
人の形すらしておらず、悪魔のような恐ろしい外見をしていると言われていた。
「『特にスペルビ・スクアーロという男は名の通り獰猛なサメのような男で、
血のにおいがする場所ならどこにでもあらわれ、無慈悲に殺しをくり返す。
血も涙もなくあるのは殺しへの本能のみ。
ヴァリアー内部でも御しきれないため、凶暴で凶悪なこの男は普段はヴァリアーの本部に幽閉されており任務の時だけ解放される』
らしいよ、作戦隊長。
ししし。この報告書を作った間抜けなマフィアは皆殺しにしようか」
ベルが楽しそうに報告書をかざした。
「ゔぉおおい、そんなくだらねえ情報を間に受けるカスがいるかあ!!」
「それがね、いるみたいなのよ。絵に描いたみたいなバカが。
その恐ろしいヴァリアーのお荷物を護衛に指名してきたバカマフィアがいるのよーーー。
自分ならその悪魔みたいな化け物を使いこなせると宣言したらしいの」
ルッスーリアがうきうきそわそわしていた。
「豪華客船でのパーティーよ!!  
気に入らない男だけれど、ボクシングジムも経営していて、護衛はみんないい体をしてるのよーー!! 」
「ししし、悪魔みたいな化け物だってさ」
ベルが茶々を入れた。
「あんたはこっそり潜入し、ターゲットがバカマフィアを狙った時に仕留めるだけでいいのよ。
私も少し手伝うし。
悪魔みたいな化け物役はレヴィがやるわ」
「ゔぉおおい!!  なんでオレをレヴィがやるんだぁ? 
作戦はこれから立てるぞお!!  受けて立ってやろうじゃねえかあ!! 」
「張り切ってるね、スクアーロ。でもボスの命令だからね」
マーモンがふわふわ宙を漂っていた。
 マーモンの知らない十年後の記憶は想像もつかないことだったらしい。
 何でもボスとスクアーロがすっかりできあがっていたようなのだ。
しかも、二人ともルッスーリアによると熟れ熟れだったらしい。
 ボンゴレリングを狙っての戦いからまだわずかだというのに、白蘭というやつとの戦いの記憶が関係者に入ってきたらしい。
 ボンゴレのボスは沢田綱吉が継いでいて、ヴァリアーは沢田たちのピンチを助けたらしい。
ボスは十代目になれなかったけれど、ほんの少し大人になっていたらしい。
 ボスの力は本当に凄いから、血の掟さえなければ、ボンゴレを継ぐものにふさわしい。
怖いけど味方につけたら、これほど頼りになるものはない。
 だからボクはアルコバレーノの呪いを解く代理戦争をボスに頼んだ。
アルコバレーノの謎に気づいていたみたいだ。さすがボスだ。
 何もせず、ぐうたらしているように見えるけど肝心なことはちゃんと分かっている。
 

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