今まで乗り継いできた車が
皆非常にトルクフルなエンジンばかりだったことあり
なんとかビートのエンジンも
低速トルクを増やしたいと思っていました
エンジンをブンまわすことは全然してなかった
というか
「高回転型エンジンはしんどい」
という思いが強かったンです
そこで点火強化をはかることにしました
が しかーし
やりようによっては
HONDAエンジンの良さをわざわざスポイルすることに・・・
まだビートに乗り始めの私は
このときまだ
高回転型エンジンの気持ちよさを知らずにいたとも言えます
低回転域トルクアップのために
一時はボアアップなんていう
禁断の実に手を出そうかとも思いましたが
先立つものが無く断念・・・
ビートソニックのHPを参考にしつつ
こばやし@神奈川さんからのアドバイスで
ノロジーホットワイヤーと
360゜マルチエキサイトプラグ
を装着してみることにしました
ノロジーホットワイヤーに関しては
各所で言及されているので詳細は割愛しますが
特筆すべきはやはりマルチエキサイトプラグ!
なかなかにおもしろいカタチでしょ
この組み合わせはかなり違いが体感できました
後輪をインチアップしてタイヤ外径が増えたため
何気なくクラッチミートすると
必ず発進時エンストばかりしていたンですが
この組み合わせ装着後は
全く問題なく発進できるようになりました
それ以外にもそれまで3速だったところが
4速で走り抜けられるようになりましたし
5速で2000rpmなんてところから
ノッキングせずにねばってくれます
発進時以外は4速オートマチック走行が可能でした(笑)
かなり低速トルクがアップしてると思います
お向かいのプリモさんの工場長からも
「乗りやすい!」とのお褒めの言葉をいただきました
ただ問題点もあります
まずプラグが高価なこと
マルチエキサイトプラグは1本3800円ほどだったと記憶しています
現在は少しお安くなったそうですが・・・
それに加えてマルチエキサイトプラグは寿命が短い・・・
ある時
走行中にいきなりパワーダウンするという症状が出始めました
初めはビックリしました
が 色々点検してもらっても異常なし
もしやと思ってプラグを見ると・・・
セラミックのブリッジという部分(矢印)
がほとんど飛び散って残ってません
それで点火不良が起こっていたと思われます
先ほどの使用開始初期の頃の画像と比べて下さい
装着後走行約8000kmだったとおもいます
高価な上に寿命が短い・・・
これは長距離乗る場合には致命的な弱点です
でも有名メーカー品でないので仕方ないのかもしれません
プラグにも品質の善し悪しがあるということを
初めて知ったわけです
ただ
確かに寿命は短いんですが
魅力ある低速トルクアップを重視し
私はこのプラグを使い続けることを決めました
そのかわり!
面倒ではありますが
予備プラグの携行と
時々のチェックは欠かさないようにせねばなりません
ま ついでにデスビのチェックやらもやれば
面倒なチェックもすこしはやる気が出るでしょう
余談ですが
皆さんも時々はメンテハッチあけて
デスビチェックくらいはしましょうね
デスビキャップはずして中の接点を拭いてやるだけでも
ビート得意のデスビトラブルの発生の可能性を
かなり下げられますから
これはノロジーホットワイヤーについても同じです
ノロジーホットワイヤーにはアース線が付いています
これはプラグコード自体に静電容量を持たせるためです
コードにコンデンサーの性質を持たせるのです
この手のプラグコードの寿命は
一説によると走行20000kmだそうで・・・
実際すぴわん号にも魔の手が忍び寄っておりました・・・・
すぴわん号は総走行3万kmを越えたところで
デスビ ウォーターポンプ タイミングベルト
いわゆる3点セットの交換に踏み切りました
3点セット交換中
ずいぶんと早めではありましたが
これで安心してまた3〜4万kmは走れます
ただその時そいつが見つかったんです
なんと
ノロジーホットワイヤーのセンターコードの電極に腐食が・・・
上が正常状態の電極
金色で金属光沢があります
下が腐食した電極
わかりますか?
電極部分が腐食で折れてしまってました
高価なプラグコードなのにぃ
と思いつつ輸入代理店サン自動車工業へ連絡・・・
すると
思いのほか対応がよろしいんですね これが
プラグコードなしでは自動車は動きませんから
極力早く修理返送するという旨を
向こうからおっしゃる
オマケに無償修理で現物の送料もタダ!
「ちくしょうクレーム付けてやる!」
というつもりで電話したのに
受話器を置いたときにはとても安らかな自分がそこに(笑)
いやぁ とっても嬉しかったですよ マジで・・・
これって本来は当たり前のことだと思うんですが
自動車の社外品パーツに関しては(に限らず)
クレーム処理&対応がまったくなってないところが多いですからね
そしてものの2・3日で本当に帰ってきました
対応がよいことで安心は出来ましたが
腐食が起きないということにはなりません
そこで
プラグコードも予備を携行することにしました
つっても純正のプラグコードですが・・・
あ そうそう
修理に出してる間純正コード使ってみましたが
やっぱり発進時にエンジンストール(笑)
はからずもノロジーとマルチエキサイトの効果を再認識しました
結局マルチエキサイトプラグは3組使いました
やはり1万kmもたない・・・ってカンジ
それでもあの低速トルクアップは魅力なんですがね
マルチエキサイトプラグ2組目の頃だったと思います
それまで使っていたHKSのマフラーがさよーならー・・・
オートマックのステンマフラーになりました
マフラーの性格の違いって大きいです
それまでは低速トルク重視というポリシーによく合致していたんですが
マフラーの変更でそぐわない部分が出てきました
(オートマックステンマフラーはどちらかというと上の方がおいしいンです)
で 何となく「ちがうよなー」と思いつつも
新たなマフラーはそれなりに気に入ってるし
かといって代替プラグでこれというモノがないし
という時期が続くことに・・・
3組目のマルチエキサイトプラグの賞味期限が
そろそろ終わりに近付いてきた2002年5月
転機が訪れます
運命のMTB2002!(笑)
ここでこばやし@神奈川さんから教えていただいたプラグ・・・
なんと
こんなカッコです
電極部のクローズアップです
フックが4本も!
フックなしからいきなり今度は4本かい!
と怒られそうですが(爆)
オマケにこれがNGK製なんですよ
欧州車には純正品として装着されていたりして
そんなにおっそろしく特別なモノではないそうです
おまけに大手メーカー品だけあって
マルチエキサイトのように賞味期限が短いということはないとのこと
あ そうそう
お値段もマルチエキサイトほど高価ではありません
これ見た瞬間に使うこと決めました(笑)
インプレもうかがってたんですが
それよりカタチ!(爆)
変わりモン好きの物欲を刺激するには
十分すぎるほど悩ましいカタチと言えます(ド爆)
性能に関しては
こばやしさんが使ってるんだからミョーなことには絶対ならない
はずなので
とりあえず使ってみよう と
その後すぐに向かいのプリモで注文
品番はBKR6EQUP
なんと次の日には届きました
うむ やっぱ有名メーカーのプラグだ(笑)
で
つかってみると
いいんです これが(笑)
まだ使いはじめできちんとしたことはわかりませんが
4000rpmくらいからのトルクアップが顕著です
鈍感な私にもわかります
3000rpm以下のトルクは落ちますが
それでもノーマルプラグのように
発進時のエンジンストールはしません
なにより
今のマフラーとの相性が良いことがうれしいです
見方を変えると
やっと高回転型エンジンと正面きってつきあう態勢になったとも言えます
余談ですがウチの母親が
「着物は年を取ったらかえって派手めな色合いのモノを選びなさい」
と以前からよく言っておりました
確かにお年を召した方がじみーな着物を着てると
もう救いがたいくらいに年寄り臭くなってしまう・・・
(多いンですけどね こういう方)
クルマも年相応のおとなしいクルマ ではなく
かえって
燃費を考えない高回転型エンジンで
性格のハッキリした車に乗る方がよいのかも・・・
ま いずれにせよ
このプラグとは長いつきあいの予感がしますです(笑)
はなはだ乱暴な分け方ではありますが
いままでの点火チューンの整理をします
皆様もお試しあれ
1)低回転域のトルクアップ死ぬほど重視 かつお金に余裕がある方(爆)
ノロジーホットワイヤー
+
マルチエキサイトプラグ
低速トルクはこれ以上ないくらい太くなります
但しプラグの賞味期限短くかつ高価
ブルジョアな気分に浸れます(ド爆)
2)気持ちよくエンジンをまわしたい けど他人と同じモノはいや
という方(爆)
ノロジーホットワイヤー
+
NGK BKR6EQUP
みーんなイリジウムプラグとか言ってるけど
「そんなのへへーんだ!」
という気分に浸れます(ド爆)
高回転域のトルクアップがうれしいです
上記のパターンは市販状態の
言ってみれば「ポン付け」なワケですが
こばやしさんによれば
点火ポイントの燃焼室内への突き出し量を加減するために
取り付け時にプラグ自体もう少しねじ込む・・・
アルミエンジンでは気を付けないと
ネジ部分オシャカになりそうなのですが
メーカー推奨の締め付け程度だと
まだプラグ座面のガスケットは潰れきってないそうです
このプラグ取り付け時の締め具合で
ずいぶんとフィールに差が出るとのこと・・・
すごい!すごすぎます こばやしさん
とうぜんながら
一生付いていきます(爆)
ほーむ |
ビートとっぷ |