ディフェンス大活躍!ライバルを蹴散らしてレイブンズがチャンピォンシップへ!
ボルティモア・レイブンズ対テネシー・タイタンズ−AFCディビジョナルプレーオフ(07.01.2001)
Kに祟られたタイタンズ,2年連続のスーパーボウル進出ならず!
ワイルドカードでデンバー・ブロンコスに21−3と快勝し,勢いに乗りたいAFC4位のレイブンズと,レギュラーシーズン13勝3敗と総合力のあるAFC1位,タイタンズ。レギュラーシーズンでは共にホームで破れて1勝1敗。スーパーボウル有力視のタイタンズのゲーム運びが勝負のカギとなりそうです。
このゲームは,ディフェンスの強い両チームらしく,とにかく1stDが取れない!
タイタンズはファーストプレイで7分かかってRBEddie GeorgeがTDランを決めましたが,その後はなかなかTDまで至りません。
レイブンズは,2ndQ終了時点で1stD獲得数が4と完全に抑え込まれました。元々得点力の低いオフェンスなので,こんなもんかと言うところではありますが。
しかし,2ndQにはQBDilferから55ヤードのパスが通り,残り1ヤード。そこからRBJamal LewisのランでTD,同点とします。
2ndQ, タイタンズにFGのチャンスが2回訪れます。キッカーはKAl Del Greco。
1回目は50ヤード,これを外しますが,レイブンズに反則(オフサイド)があり45ヤードになります。しかし,このFGはブロックされて失敗。
2回目は31ヤード。Grecoの蹴ったボールはポストに当たって外にはじかれ,これも失敗。前半は同点で折り返します。
2ndQ終了:RAVENS7−7TITANS
3rdQに入って,レイブンズのパントをタイタンズColemanがブロック!ここから21ヤードFGを決めてタイタンズ勝ち越します。
RAVEN7−10TITAN
レイブンズもFGを1本返して4thQ。
この試合はこのQだけで決まったと言っても過言ではありません。3rdQから継続の攻撃でレイブンズ陣20ヤードへ。37ヤードFGを狙いますが,Grecoの蹴ったボールはレイブンズWashingtonの手に当たり,Anthony Mitchellの手に収まります。そこから90ヤードリターンTDを決め,レイブンズが逆転します。
RAVENS17−10TITANS
その後,パントを蹴り合ってからのタイタンズの攻撃,1stDを2つ取り,QBMcNairからRBGeorgeへのパス。ところが,これをGeorgeがお手玉,マークしていたレイブンズLBRey Lewisがインターセプト!リターンTDでタイタンズを突き放します。
RAVENS24−10TITANS
ここから,タイタンズは攻めに攻めますが,レイブンズのディフェンスを突き崩すことができず,レイブンズオフェンスを抑え込んで攻撃権は3回得ますが,TDにつなげることができず,最後はレイブンズのニーダウンを見つめるだけ。
試合終了:RAVENS24−10TITANS
昨年スーパーボウルに忘れてきた1ヤードを取り返したかったタイタンズはここで敗退。スーパーボウルはなりませんでした。
一方レイブンズは,初のプレーオフ進出で見事チャンピォンシップ進出。堅いディフェンスが点を取っての勝利は期待させてくれます。
結局の所,タイタンズが3FG失敗(うち1つはリターンTDに結びつく)で自滅した面があるかと思います。