低得点試合はFG成功率の差でライオンズが辛勝
デトロイト・ライオンズ対NYジェッツ−第16週(17.12.2000)

 勝敗を分けたのはKの差,FG2本を外したジェッツ惜敗

 ライオンズは勝っても負けてもプレーオフ進出もしくはeliminatedが決まらず,対するジェッツは勝てばプレーオフ進出決定というこのゲーム。ライオンズはQBC.Batchがボロボロに言われている中でどのようなオフェンスが見せられるか,そしてジェッツは先週7点しか取れなかったオフェンスがどのように立て直すかと言うことが注目されたゲームでした。
 ライオンズは前半オフェンスがボロボロ。得点圏内どころか相手陣内へボールを持ち込むことすらままなりません。それどころか,ジェッツのパントが自陣1ヤード地点に落ちてからの攻撃でQBBatchのパスがインターセプトされ,そこからTDを奪われました。しかし,ジェッツもそれ以外のオフェンスはライオンズのディフェンスにことごとく阻まれてなかなか得点ができません。しかも前半終了間際,47ヤードFGを外してしまいます!何か嫌な予感を残して後半に。
 その予感は的中します!まず3rdQ,FGを決めてライオンズが3点を返し,迎えた4thQ。ライオンズがエンドゾーン際1ヤードからの攻撃でエンドゾーンに持ち込んだ!と思ったらファンブル!しかし押さえたのはライオンズのラインの選手!ってことでTD!10−7と逆転しました。ジェッツもその後反撃しますが,どうしてもライオンズのディフェンスを破れないままに残り12秒。35ヤードFGを狙いますがこれが何とはずれてしまいThe end!ライオンズが逃げ切りました。
 両チームともディフェンスが頑張ったゲームのようです。ライオンズのQBBatch,ジェッツのQBTestaverdeどちらも良くはなかったものの特に悪くもない。Batchも批判される理由は分かりますが,それならビルズのJohnsonとて同じことで,点が取れないのはQBのせいばかりじゃないやね。ライオンズはこれで9勝目。来週のベアーズ戦に勝てばプレーオフの可能性が見えてきます。
 一方,ジェッツはこれで先週に続いての7点オフェンス。5点打線より質が悪いぞ,これは。来週のレイブンズ戦に勝てばプレーオフ進出ですが,あまりにも状態が悪すぎる!果たして本当に大丈夫なのか?

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