カモをきっちりと料理し,ジャイアンツがチャンピォンシップへ!
フィラデルフィア・イーグルス対NYジャイアンツ−NFCディビジョナルプレーオフ(07.01.2001)
相性に勝るものなし!? イーグルスオフェンス完全沈黙!
ワイルドカードでBucsに完勝し勢いに乗りたいNFC4位のイーグルスと現在イーグルスに8連勝中,NFC1位のジャイアンツとの対戦。ディフェンスが強い両チーム,オフェンスがどうディフェンスを切り崩すか,あるいはディフェンスがどうオフェンスをサポートするかが勝負のカギとなりそうです。
試合はイーグルスのキックオフから始まりますが,これをジャイアンツKRR.Dixonが97ヤードリターンTD(TFPFG成功)に結びつけてあっという間にジャイアンツが先制します。
EAGLES0−7GIANTS
全体的に見るとこれが試合の流れを決めてしまったようで,その後,ジャイアンツが試合をリードします。
2ndQ,イーグルスが自陣でファンブル,ターンオーバーとなり,ジャイアンツにチャンスが訪れます。しかし,ジャイアンツも付き合いでファンブル!再びイーグルスの攻撃となります。ところが,イーグルスQBMcNabbが投げたパスはジャイアンツディフェンスがお手玉しながらも捕球,そのまま走って35ヤードリターンTD!TFPFG成功。
イーグルスも直後の攻撃をFGまで結びつけますが,TDが取れません。
2ndQ終了:EAGLES3−17GIANTS
3rdQに入っても,両チームオフェンスがディフェンスに阻まれてなかなか前へ進めません。イーグルスはせっかくのFGのチャンスも逃してしまい,得点差を詰められません。逆にジャイアンツはFGをきっちりと決め,得点差を広げます。
3rdQ終了:EAGLES3−20GIANTS
4thQに入っても,ディフェンスを崩せず,このまま終わりかと思ったそのとき,ジャイアンツのパントをイーグルスがブロック!そのあとの攻撃で何とかTDを決め,これが最後の抵抗となります。直後のオンサイドキックは失敗,あとはジャイアンツがニーダウンで試合終了。
試合終了:EAGLES10−20GIANTS
両チームとも,ディフェンスが頑張った!スペシャルチームがTDのお膳立てをできたのも,全てはディフェンス力のたまもの。何せこの試合,両チーム合わせて3つのTD,全てオフェンスの攻撃によって純粋に得られたものではありません。特に,ジャイアンツはオフェンスでTDを1つも取っていないにも関わらずこの点差で勝っているのです。走るQBの代表格イーグルスMcNabbを完全に抑え込んだのも勝因の1つでしょう。
一方のイーグルスも,ディフェンスが奮起,オフェンスを抑え込むことには成功しました。しかし,いかんせんジャイアンツの方が1枚上手。結局内容的には完敗してしまった感があります。来シーズン,ジャイアンツにリベンジができるかと言うことが注目の1つになりそうです。