シーソーゲームはFG1本差,昨年の借りを返したBucsがプレーオフ進出決定!
セントルイス・ラムズ対タンパベイ・バッカニアーズ−第16週マンデーナイトゲーム(18.12.2000)

 勝敗を分けたのは勝利への執念?それともホームフィールドのアドバンテージ?

 昨年のカンファレンスチャンピォンシップと同じカード。勝った方がNFCプレーオフ進出,そして勝敗が付けばニューオーリンズ・セインツがプレーオフ進出というゲームですが,負けた方は次週勝ってどうかと言うことになるため,できればここで勝ってしまいたいところ。オフェンスが絶大的に強いラムズとディフェンスに絶対の自信を持つバッカニアーズ。バッカニアーズはオフェンスにも定評があり,好ゲームが期待されました。
 前半から期待に違わぬ好ゲーム!バッカニアーズがFGを決め,ラムズがTDを返すと,その後はTDの取り合いとなるシーソーゲーム。バッカニアーズがインターセプトからTDを決めて10点差を付けると,3rdQラムズもTDを返して3点差。そのまま3rdQ終了かと思われた残り21秒からのオフェンスでRBDunnがランから一気にTD!31−21でバッカニアーズリードの4thQ,ラムズがTDを2つ立て続けに決めて4点リード。そして残った時間は4thQで2分11秒。ここから今年のNFLまれにみる好ゲームが展開されます。バッカニアーズは必死に攻めて,ラムズは必死に守ります。中でも光っていたのが,バッカニアーズのQBKingとRBDunn.まず,Kingが2つスクランブルからのファーストダウンを獲得,攻撃の可能性を残し,そこからミドルパスを決めて残り2ヤード(このとき海賊船の大砲が打ち鳴らされました…が,これはフライング)。そこからのオフェンスでDunnがジャンプ一番エンドゾーンに飛び込んでTD!38−35と再逆転。残り50秒程からのラムズのオフェンスも,SJ.Lynchが殊勲のインターセプトでThe end!
 バッカニアーズはこれで10勝5敗とし,プレーオフ進出が決定。来週のパッカーズ戦が北緯45度近くのグリーンベイで行われるので,ここでの進出決定は貴重。
 一方のラムズは,地区優勝をセインツに奪われ,自力でのプレーオフ進出もなくなると言う厳しい状況。しかも第17週の相手はセインツ,1戦目はホームで負けているだけに,何としても借りを返したいが…。

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