勝ちきれないチャージャーズ,後味の悪い4連敗
アリゾナ・カーディナルズ対サンディエゴ・チャージャーズ−第11週(25.11.2001)

 Kの差か?チャージャーズ,FG1本差に泣く

 前週連敗を止めたカーディナルズと3連敗中のチャージャーズ。カーディナルズは連敗を止めたとは言え,前週の相手はライオンズ。チャージャーズは3連敗中全て10点差以内での負け。リズムを取り戻すのはどちらでしょうか。
 カーディナルズのキックオフで試合開始。前半,チャージャーズはRBL.Tomlinsonのランを多用して攻め上がりレッドゾーンへ,しかしそこから進めず25ヤード、26ヤード、27ヤードと3本のFGトライとなります。普通は全部決めてしかるべきですが,KW.Richeyが何と2本はずして前半は3点止まり。
 一方のカーディナルズは序盤はチャンスらしいチャンスも無く,パスをキャッチしきれずにはじいたボールをインターセプトされるなど冴えない内容。しかし2ndQ,QBJ.Plummerがミドルパスを上手く使って前進し,最後はWRD.Bostonへ36ヤードパスTDを決めて逆転,前半をリードして折り返します。
前半終了:CARDINALS73CHARGERS
 後半はチャージャーズのキックオフから。
 カーディナルズはこのキックオフボールを自陣ゴールライン近くから70ヤードリターン。チャージャーズ陣29ヤードからの攻撃となり,ゴールライン寸前まで迫ります。しかし,ここはチャージャーズディフェンスが食い止め,18ヤードFGに止まります。
 チャージャーズはすぐに点を返したいところですが,ここまで危ないボールキープをしていたTomlinsonが自陣でファンブルロスト! カーディナルズに絶好のチャンスが訪れますが,Plummerがインターセプトでお付き合い。チャージャーズは自陣1ヤードからの攻撃となります。
 ここからマジカルQBD.Flutieが冴えます。ランで少し進めると,パスを10本ほど連続で決め,4thQにまたがっての攻撃で最後はC.Conwayへ6ヤードのTDパスを決め,同点とします。
 試合は終盤に大きく動きます。カーディナルズがパスのテンポ良く前進し,最後はM.Pittmanの1ヤードランTDで勝ち越し。
 チャージャーズも直後のオフェンスでFlutieが冴え,2ミニッツ後すぐに28ヤードパスTDをヒット! 同点としますが,ここで残り時間は1分以上。
 カーディナルズはPlummerのパスが良く通り,相手陣まで持ち込み,残り6秒でタイムアウト。ボールはチャージャーズ陣25ヤードにあり,KB.Gramaticaが42ヤードのFGを狙います。チャージャーズはタイムアウトを使うなどリズムを崩そうとしますが,Gramaticaの蹴ったボールは真っ直ぐポールの間へ。The end.
試合終了:CARDINALS2017CHARGERS
 ひとえにキッカーの差が出た試合となりました。RicheyがFGを全て決めていれば逆にチャージャーズが勝っていた試合。
 チャージャーズはこれで4連敗,負け星が先行する苦しい展開となりました。今後の奮起はあるか?

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