横綱相撲の前にメイクミラクルもここまで
シカゴ・ベアーズ対ワシントン・レッドスキンズ−第15週(23.12.2001)
レッドスキンズ,開幕5連敗からのプレーオフ進出はならず
既にプレーオフ進出を決めているベアーズと開幕5連敗ながらもここまで6勝7敗でプレーオフ進出への望みをわずかに残すレッドスキンズ。ベアーズは地区優勝を狙うためにも負けたくない一戦で,レッドスキンズはここで負け,TBが勝つとeliminatedとなるため負けられない一戦です。
レッドスキンズのキックオフで試合開始。…ですがベアーズがいきなりファンブルロスト! レッドスキンズが攻撃権を得ます。
レッドスキンズ最初の攻撃はランディフェンスに自信を持つベアーズディフェンスに止められ,さらに3rdDでQBT.Banksがサックを受けてファンブルロスト!
ベアーズはここからRBA.Thomasのランなどで前進しますが,レッドゾーンに入れず,最後は39ヤードFG成功(P.Edinger)で先制します。
レッドスキンズも負けてはおらず,RBS.DavisとRBK.Carterがベアーズのランディフェンスの撹乱に成功し,Davisの3ヤードランTDであっさり逆転します。
2ndQに入り,ベアーズがKRも務めるRBL.Johnsonの32ヤードランTDで逆転しますが,レッドスキンズも4thDギャンブルを成功させた上での35ヤードFG(B.Conway)で追いつき,前半は同点で折り返します。
前半終了:BEARS10−10REDSKINS
後半はベアーズのキックオフから。
レッドスキンズは後半に入ってT.Banksのパスで前進しレッドゾーンに入ることに成功。26ヤードFG(B.Conway)を決めて勝ち越します。
ベアーズは3rdQに得点することはできませんでしたが,4thQにかけての攻撃で4thDギャンブルを1度成功させ,46ヤードFGのチャンスを得ます。ここでホルダーB.MaynardがFGフェイクを見せ,レシーバーとして入っていたLBB.Urlacherへ27ヤードパスTDを決めて逆転します。
この後,レッドスキンズは3&アウトが続き,37ヤードFG1つ(P.Edinger)を決めたベアーズに突き放されます。
4thQ終盤,レッドスキンズはショットガンフォーメーションからT.Banksのパス良く前進し,レッドゾーンに入りますが,7点差なのが悲しいところ,TDを取りに行って4thDギャンブルに失敗します。
ベアーズはランで時間を使い,4thDでインテンショナルセーフティ。その後のキックオフリターンでレッドスキンズKRMetculfがファンブルロストしてしまい,The end.
試合終了:BEARS20−15REDSKINS
ベアーズはこれで11勝目。地区優勝できればワイルドカード免除となることが決まりました。ディフェンスを撹乱され,オフェンスが本領を発揮できなかった中での勝利は貴重なところでしょう。
レッドスキンズはこれで6勝8敗。TBが勝ったため,開幕5連敗からのメイクミラクルはここで終演となりましたが,良くチームを立て直したものだと思います。