泥沼のコルツ,マイアミの海に沈む
インディアナポリス・コルツ対マイアミ・ドルフィンズ−第13週マンデーナイトゲーム(10.12.2001)

 手負いのコルツ,反撃無く5連敗

 4連敗でプレーオフ絶望的のコルツと現在ディビジョン首位のドルフィンズ。ドルフィンズはディビジョン優勝のためには落とせない1戦です。
 ABCのオープニングでは,「手負いのコルツはこのままでは終わらない」と言う感じになっていましたが,コルツには期待できる材料があるのでしょうか?
 コルツのキックオフで試合開始。この試合は最初の1シリーズが全てを物語りました。
 ドルフィンズはQBJ.FIedlerのパスとRBL.Smithのランとのバランスが良く,Fiedlerのミドルパスでゴール前に迫ると,最後はFiedlerの代わりに入れたQBR.Lucasが2ヤードランTDを決めて先制。
 対するコルツは,QBP.Manningの調子こそ悪くないものの,Manningが落ち着いてパスを投げられるような状況になかなかなりません。最初の攻撃をパントで終え,2ndQに入ってからの攻撃では,Manningの苦し紛れのパスがSB.Marionにインターセプト! リターンでコルツ8ヤードまで走られ,それが2ヤードパスTDにつながります。
 前半最後になると,コルツのオフェンスが少し前に進めるようになり,前半最後のプレーでFGを1つ決め,前半無得点だけは免れました。
前半終了:COLTS320DOLPHINS
 3rdQ最初の攻撃でコルツは40ヤードFGを決め,ドルフィンズの攻撃を止めて反撃ムードかと思われましたが,ManningからTEK.Dilgerへのパス,通ったもののディフェンスの激しいタックルに遭い,LBZ.Thomasの頭突きでファンブル! それをMarionがリカバー! でファンブルロストとなります。
 ドルフィンズはそこから4thQにかけての攻撃でTD。試合を完全に決めます。
 さらに,試合終了寸前,ドルフィンズの情け?の4thDギャンブルがランTDにつながるという状況ではもはやどうしようもありません。
試合終了:COLTS641DOLPHINS
 コルツの調子の悪さが如実に出た1戦でした。ディフェンスはドルフィンズオフェンスに言いように点を取られ,オフェンスの方はラインが崩壊してドルフィンズディフェンスの良いおもちゃ。これでは勝てません,コルツは5連敗。
 一方のドルフィンズは3連勝で首位固め。ペイトリオッツに1.5ゲーム差,ジェッツに2ゲーム差を付け,次週にもプレーオフ進出が決まりそうな勢いです。

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