意地のぶつかり合いを制したイーグルスが地区首位浮上
フィラデルフィア・イーグルス対NYジャイアンツ−第6週マンデーナイトゲーム(22.10.2001)

 アウェイに強いイーグルス,ジャイアンツ戦の連敗を9で止める

 2週続けてNFCイースト同士の試合がマンデーナイトゲームとなりました。
 現在,ジャイアンツがレギュラーシーズン8連勝中(プレーオフを含めると9連勝中)で,すっかりイーグルスがコケにされている感じがありますが, そろそろ意地を見せてもらいたいものです。
 イーグルスのキックオフで試合開始。両チームともディフェンスを売りにしているだけあって,最初の攻撃は両チームとも3&アウト。その次のジャイアンツの攻撃では,イーグルスのオフサイドに助けられる形で1stDを更新し,最後はKM.Andersenの24ヤードFGで先制。
 一方のイーグルス,直後の攻撃では,1stDでQBD.McNabbのパスがSS.Williamsにインターセプトされてターンオーバー。このチャンスにジャイアンツはQBK.CollinsのパスがWRA.Hilliardに通り,さらにCollinsがスクランブルから走って1stDを獲得するなど着実な前進を見せ,最後は21ヤードFG。ただ,イーグルスディフェンスはゴールライン寸前になるとディフェンスが良くなり,ジャイアンツにTDを許しません。
 イーグルスは自陣から出ることもままならず,1回だけ得たFGトライも失敗し,前半は得点できません。一方のジャイアンツは,さらにFG1つを決め(1つ失敗があったものの),前半をリードして折り返します。
前半終了:EAGLES09GIANTS
 3rdQに入っても,ジャイアンツの強力ディフェンスの前に,イーグルスはなかなか前進できません。しかし,同時にイーグルスのディフェンスがジャイアンツオフェンスを止めるようになり,イーグルスにリズムが出てきます。
 McNabbのロングパスが1本通り,ジャイアンツの反則もあってレッドゾーンへ。ここから進めなかったものの最後は35ヤードFGで反撃の予感。
 ジャイアンツは後半に入ってから,4連続3&アウトを含むオフェンス獲得ヤード59ヤードの内容で,イーグルスの攻撃機会を増やしてしまいます。
 そして4thQ終盤にチャンスが訪れます。ジャイアンツのPR.Williamsがパントミスをし,イーグルスはジャイアンツ陣内からの攻撃となります。
 ここで,McNabbのスクランブルやショートパスで1stDまで2or3ヤードの所まで進み,モールで押し込むようなランで1stDを獲得するというパターンを成功させてエンドゾーンに迫り,2ミニッツの直後アドリブプレーであったもののMcNabbがエンドゾーンに18ヤードパスを投げ込み,オフィシャルチャレンジを経てパス成功が認められてTD,TFPFGも成功して逆転します。
 直後再逆転を狙うジャイアンツの攻撃では,2ndDでCollinsにサックが入りファンブル!ボールは転々とし,イーグルスの選手がサイドライン際で押さえてターンオーバー!
 イーグルスは3連続のランプレーでジャイアンツのタイムアウトを消費させ,4thDではパントを蹴らずランプレー。ここでMcNabbが走って1stDを獲得。そのまま時が過ぎてThe End.
試合終了:EAGLES109GIANTS
 イーグルスはジャイアンツ戦の連敗を止め,同時にNFCイーストの首位に躍り出ました。
 試合そのものはディフェンスの能力が高く,ディフェンスのミスが試合を左右しました。イーグルスは前半オフサイドを連発してジャイアンツのオフェンスを助け,それが3FGにつながりました。一方ジャイアンツは後半にパスインターフェアやパーソナルファールをやってしまいイーグルスにリズムを与えてしまいました。結局追い込まれたイーグルスが意地でTDを取り,逆転につながったと言うところでしょうか。

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