着実な加点で49ers辛勝
サンフランシスコ49ers対NYジェッツ−第3週マンデーナイトゲーム(01.10.2001)

 要所を締めてジェッツの反撃をかわした49ers,白星先行

 1勝1敗の両チーム,49ersのQBは昨年と同じJ.Garcia。こちらもショートパス主体のオフェンスをどの様に操ってくるでしょうか? 一方,ジェッツのQBも昨年と同じくV.Testaverde。今年からショートパスを使うオフェンススタイルに変更してどの様になるでしょうか?
 49ersのキックオフで試合開始。最初の攻撃は両チームともにパントを蹴り合います。パンターで悩むジェッツの方が位置的には劣性となりますが,オフェンスの強いジェッツのこと。Testaverdeがショートミドルのパスを上手く使って距離を稼ぎ,最後はRBMartinのダイビングでTDを獲得し,まずは先制します。
 一方の49ersもGarciaがパスと(Garcia自ら走るのが一番効率の良い)ランでヤードを地道に稼ぎ,2ndQにまたがっての攻撃で今日唯一となるTDを獲得,まずは同点とします。
 その後,FG1つを加えてリードした49ersが2ndQ終盤にもチャンスを得ます。ここでGarciaは外に逃げるパスをあまり使わず時間を浪費しますが,残り4秒でFGレンジへ。ここでKCortezが49ヤードのFGをきっちり決めて,前半は13−7と49ersがリードして折り返します。
前半終了:49ers137JETS
 3rdQはジェッツのキックオフから始まり,49ersが良いオフェンスを見せますが,ランプレーの時にボールを掻き出されてファンブルロスト。それでも後半2FGで追加点をあげてくるのはさすがです。一方のジェッツ,オフェンスが悪くないのに得点できないのは何故でしょう?反則はむしろ49ersの方が多い位なのに,要所を締められて得点には結びつきません。
 試合は4thQ残り2分の段階で,19−10と49ersがリードしていますが,ボールキープはジェッツ。ここから逆転には定評のあるジェッツが追い上げを見せます。ロングパス一本をきわどく決めて距離を稼ぐと,ランでもディフェンスの穴を付いて距離を稼ぎ,最後はまたしてもダイブでTD。TFPFGも決まって2点差。
 この時点で残り50秒。オンサイドキックが決まれば,この時間でも十分FG→逆転が可能,…なところでしたが,キックオフボールは49ersディフェンスの懐にスッポリ…。これで万事休す。
試合終了:49ers1917JETS
 この試合の前日のセインツ対ジャイアンツに比べると,反則が少なく締まった展開のゲームとなりましたが,49ersは攻撃の際に要所での反則が多かったせいか,TDは1つ止まり。それでも4FGできっちり得点を稼いできました。ジェッツは要所での攻撃がなかなか決まらず,TD2つをあげながらも敗戦となってしまいました。
 まあ,それでも両チームともオフェンスの調子は良いようなので,今後の戦いに期待が持てます。

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