屈辱のレッドスキンズ,完封負けで連敗
ワシントン・レッドスキンズ対グリーンベイ・パッカーズ−第2週マンデーナイトゲーム(24.09.2001)
チグハグの攻撃がチーム全体に悪影響を及ぼした?レッドスキンズ連敗
普通なら盛り上がるはずのこのゲーム,でも今回は何かが違います。レッドスキンズの調子が並でなく悪いのです。第1週,レッドスキンズは昨シーズン1勝のチャージャーズにわずか3点に抑え込まれ完敗。対するパッカーズはライオンズ相手に快勝。しかもスタジアムがパッカーズホームのランボーフィールドではレッドスキンズ絶対不利,さてどうなるでしょうか。
レッドスキンズのキックオフから試合開始。レッドスキンズのディフェンスはまずまず,ランではパッカーズにヤードを稼がせません。パッカーズのQBB.Favreはショートパスで距離を稼ぎに来ます。
一方のレッドスキンズオフェンスもQBJ.Georgeがショートパスを多く使ってきます。
そんな中で,レッドスキンズのPBarkerがパントミス。パッカーズは敵陣42ヤードからのチャンスを得ます。ここではショートパスが思うように決まらず4thD2ヤードとなりますが,ここでギャンブルに出てパス1本を通して1stDを獲得,最後は13ヤードTDパスを通し,TFPFGも決めて先制します。
Favreはミドルレンジ以上のパスに活路を見出したのか,距離の長いパスでヤードを稼ぐようになります。
1stQ:REDSKINS0−7PACKERS
2ndQになると,レッドスキンズディフェンスに穴が出てきはじめたのか,パッカーズがランでもヤードを稼ぐようになります。それでも,レッドスキンズディフェンスが踏ん張って簡単にはTDを決めさせません。最後はパッカーズが28ヤードFGを決めてリードを広げます。
レッドスキンズはけが人も多く出ており,本来の調子に乗れません。
2ndQ終盤にパッカーズに追加点のチャンスがあり,レッドスキンズエンドライン近くまで攻め込みますが,ここでディフェンスが踏ん張り,QBFavreにブリッツをかけ,急かされて投げたパスをインターセプトします。しかしこれも得点には結びつかず,そのまま前半終了します。
前半終了:REDSKINS0−10PACKERS
3rdQはパッカーズのキックオフから。レッドスキンズはパスで進もうとしますが,Georgeが投げたパスはインターセプト。パッカーズはまたも敵陣20ヤード付近からの攻撃となります。しかしここでもレッドスキンズディフェンスが踏ん張って32ヤードFGに抑えます。
レッドスキンズオフェンスもランではヤードを稼げるようになりますが,いかんせんGeorgeの調子が良くない。簡単なパスミスやサックなどで思うようには進めません。直後のパッカーズの攻撃では,レッドスキンズの反則も手伝って着実に距離を稼ぎ,最後はミドルパスから走ってパッカーズがTDを決めます。
3rdQ:REDSKINS0−20PACKERS
いつまでたってもレッドスキンズのオフェンスは爆発しません。パスが通らないのですが,ノーマークの選手が転んだり,キャッチした手からボールがかき出されたりとリズムが悪いのです。決してオフェンス力が低いと言うことではないのですが。
オフェンスに合わせるようにディフェンスもリズムが悪くなってきます。パッカーズが乗ってくるのと呼応して状況は最悪となります。パッカーズのランが次々とディフェンスラインを突破するようになります。レッドスキンズディフェンスも意地でTDまでは至らせないものの,オフェンスが点を取れないのではどうしようもありません。
直後のキックオフでは,RBatesがタックルを受けたときにファンブル,それをディフェンスがリカバーしてそのままTD。チャレンジをして食い下がりますが判定は覆りません。
試合終了:REDSKINS0−37PACKERS
結局,全くリズムに乗れぬまま完全に抑え込まれたレッドスキンズが完封負けで連敗。2試合でTD0,得点わずか3という慘慘たる状況。レッドスキンズは試合後,QBGeorgeを解雇して建て直しを図ることとなりました。次週は同じく連敗スタートのチーフス戦。ここで勝てないと今後は厳しい。
一方,パッカーズは連勝スタート,決して爆発的な力があるわけではありませんが,調子は良いようです。次週は昨シーズン完敗したパンサーズ戦。パンサーズも新人QBを要して調子はまずまず,果たしてどうなるでしょうか?