ディフェンスの読み抜群でイーグルス圧勝!
フィラデルフィア・イーグルス対ワシントン・レッドスキンズ−第2週マンデーナイトゲーム(16.09.2002)

 イーグルス,SpurrierにNFLの手厳しい洗礼

 第2週のマンデーナイトは,NFCイーストのライバル対決でイーグルス対レッドスキンズです。昨年カンファレンスチャンピォンシップまで行ったイーグルス,初戦はタイタンズに逆転負けとつまずきましたが,ここから巻き返したい所です。一方のレッドスキンズ,開幕戦は31得点とオフェンス力には定評があります。新コーチSpurrierの本領がここでも発揮されるでしょうか?
 ちなみに,昨年もレッドスキンズは第2週のマンデーナイトゲームに登場しました。その時は@パッカーズで0−37と完敗してしまいましたが,今年はホームでの対戦,さてどうなりますか?
 イーグルスのキックオフで試合開始。レッドスキンズはQBS.Matthewsを中心に10ヤードを手堅く稼ぐオフェンスを展開。しかし,要所をイーグルスのディフェンスに抑えられ,FGレンジにも入れません。
 一方のイーグルスは,QBD.McNabbが「我慢を覚え」てポケットの中に収まるようになり,パス効率が上がったようで,パスオフェンスが好調。要所でのパスが全て通り,1stDを更新します。そして時に出るMcNabbのランがディフェンスを狂わせ,ディフェンスを翻弄。まずは8ヤードランTD(D.McNabb−D.Akers kick)で先制,次に3ヤードパスTD(D.McNabb→J.Thomason−D.Akers kick)で突き放し,1stQで早くもリードを広げます。
 レッドスキンズも黙っていたくない所でしたが,4thDを成功させていざと思った矢先,QBMatthewsのパスはCBT.Vincentにインターセプトされ,落胆しますが,その直後の攻撃を3&アウトとすると,PRJ.Greenが見せてくれます。ブロックも完璧で90ヤードパントリターンTD(J.Green−J.Tuthill kick)へとつなげて反撃ののろしを上げた…はずでした。
 しかし,イーグルスも黙っておらず,すぐに22ヤードFG(D.Akers)を決めて突き放すと,続くレッドスキンズの攻撃では,ラン要員として入ったCBC.Baileyからボールをもぎ取ってファンブルロスト(C.Emmons−B.Whiting)とし,40ヤードFG(D.Akers)へとつなげます。
 レッドスキンズは2ミニッツ後の4thDギャンブルに失敗,そこからイーグルスに47ヤードFG(D.Akers)を決められ,ボロボロの状態で前半を終了します。
前半終了:EAGLES237REDSKINS
 後半に入っても,イーグルスディフェンスはレッドスキンズオフェンスを寄せ付けません。1回の攻撃で1stD1回がやっとの青息吐息オフェンスと化してしまったレッドスキンズ,MatthewsのケガでQBがD.Wuerffelに替わってしまっては反撃も望み薄。不必要なロングパスでインターセプト(B.Dawkins)を献上し,望み薄の芽すらつみ取ってしまいます。
 一方余裕のイーグルスオフェンスはレッドスキンズディフェンスの穴を的確に衝き,39ヤードパスTD(D.McNabb→J.Thrash−D.Akers kick)を加えて迎えた4thQ,時間を使うためのランが47ヤードランTD(D.Levens−D.Akers kick)につながり,レッドスキンズの息の根を完全に止めました。
試合終了:EAGLES377REDSKINS
 4thQのTD後は放送すらされなかったワンサイドゲーム,レッドスキンズには昨年の悪夢がよみがえったことでしょう。ヘッドコーチSpurrierはかなりどぎつい洗礼を浴びせられることとなりました。
 一方のイーグルス,前週の逆転負けのショックを完全に払拭する完勝でした。これから第6週のOPEN DATEまではやや軽い日程が続くのでしっかりと星を稼ぎたい所です。
 イーグルスディフェンスの完全な読み勝ちで,レッドスキンズは欲求不満が溜まったことでしょう。レッドスキンズはそれを次週の49ers戦にぶつけることができるのでしょうか?

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