鉄のカーテン内部崩壊で黒星スタート
ピッツバーグ・スティーラーズ対ニューイングランド・ペイトリオッツ−第1週マンデーナイトゲーム(09.09.2002)

 スティーラーズ,リベンジ戦も自滅で返り討ち!

 今シーズン最初のマンデーナイトゲームは,小泉首相も現地で観戦したゲームですが,昨年のAFCカンファレンスチャンピォンシップと同一カード。その時はスティーラーズがホームでペイトリオッツに敗れましたが,今回はその雪辱を果たしに新装なったジレットスタジアムへ乗り込みました。
 ペイトリオッツは昨年のシンデレラQBT.Bradyが正QBに昇格,オフェンスを引っ張ります。
 スティーラーズは昨年同様QBK.Stewartのパスがどれだけ正確に決まるか,それがポイントです。
 ペイトリオッツのキックオフで試合開始。スティーラーズはK.Stewartがいきなり1人相撲,ミドルパスをコントロールミスし,CBBuckleyにインターセプト,さらに次の攻撃でも最初のパスをLBVrabelにインターセプトされ,最初の3本中2本がインターセプトという最悪のスタート。
 一方のペイトリオッツ,昨年からオフェンスは大したことがないと言われていますが,いきなりもらったビッグチャンス,1度目は3&アウトでつぶしますが,2度目はスティーラーズの反則に助けられて前進,最後はTEへのパスを上手く使って5ヤードパスTD(T.Brady→Fauria−A.Vinatieri kick)で先制します。
 スティーラーズは直後,3度目の正直オフェンスでRBJ.Bettisのランとアウトサイドへのパスを上手く使い分けて前進,最後は13ヤードパスTD(K.Stewart→H.Ward−Peterson kick)を決めて同点とします。
 2ndQに入り,スティーラーズがチャンスを得ます。パスにBettis,Stewartのランを絡めて前進,パスインターフェアで1st&1(Goal)を得ます。しかし,ここから2つの反則とサックなどで大きく後退,最後には39ヤードFGがブロックされてしまい,得点できません。
 逆にペイトリオッツは直後の攻撃からShotgunオフェンスを展開,ランに強いスティーラーズディフェンスを翻弄し,最後は45ヤードFG(A.Vinatieri)を決めて再びリードします。その後は両チームともディフェンスが活躍し,前半はこのまま折り返します。
前半終了:STEELERS710PATRIOTS
 後半はスティーラーズのキックオフから。
 この3rdQにペイトリオッツが爆発します。キックオフ直後の攻撃もShotgunオフェンスを使い,始めにサックを受けますが,その後ロングパスを上手く通し,最後は40ヤードパスTD(T.Brady→R.Hates−A.Vinatieri kick)で追加点。
 スティーラーズも反撃したい所ですが,直後の攻撃ではRBJ.Bettisが中央突破! その直後に何とファンブルロスト!(V.Green−V.Green) このミスをペイトリオッツに22ヤードパスTD(T.Brady→D.Brunch−A.Vinatieri Kick)へと繋げられ,すぐ後の攻撃では,Stewartのパスがチップされ,Buchleyに今日2度目のインターセプトを許してしまいます。
 ペイトリオッツはこの後2本のFG〔28ヤード、27ヤード(Both by A.Vinatieri)〕を決め勝負を決めます。
 スティーラーズも最後に意地を見せ,Shotgunオフェンスで前進し,2ミニッツの後レッドゾーンに入り,1st&10(goal)へ。ここから少々のもたつきがあるものの,4thD&Short(Goal)で1ヤードランTD(K.Stewart−Peterson kick)を決めて一矢を報い,The end.
試合終了:STEELERS1430PATRIOTS
 スティーラーズは5ターンオーバー,そしてオフェンス、ディフェンスとも反則が多すぎて自滅したという感じの試合でした。今年もQBK.Stewartの出来次第と言う所でしょうか。
 一方のペイトリオッツは,ディフェンスが要所を締め,オフェンスでは3rdQの17得点が決め手となり全体的に見て快勝と言う感じです。このチームは今年も総合力が命です。 

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