チャンス逃さず,VIKESきっちり勝利
ダラス・カウボーイズ対ミネソタ・バイキングス−第1週(12.09.2004)
個人技互角,詰めの厳しさでViks快勝
昨シーズン10勝でプレーオフ進出のカウボーイズと昨シーズン開幕6連勝ながら9勝でプレーオフ進出を逃したバイキングスの対戦。
カウボーイズは今オフにQBV.Testaverde,WRK.Johnson,RBE.Georgeと実力者を獲得,更なる飛躍を目指します。
バイキングスは実力者QBD.Culpepper,WRR.Mossを中心に今期こそのプレーオフを狙います。
バイキングスのキックオフで試合開始。カウボーイズはパスを中心にランを絡めて前進,最後は27ヤードFG(B.Cundiff)を決めて先制します。
最初のバイキングスの攻撃をパントに抑え,カウボーイズは再び攻め込みます。ラン・パス共に調子よく前進しますが,レッドゾーンで進めず24ヤードFGを狙います。しかし,ホールドが上手く行かず,HMcBriarはパスに移行しますがディフェンスに詰め寄られ,何とかボールを投げ出すもののインテンショナルグラウンディングを取られて大きく下がってしまいます。
ここからはバイキングスの時間,カウボーイズディフェンスがブリッツに来ると,長めのパスを投げ,これが63ヤードパスTD(D.Culpepper→O.Smith−Andersen kick),逆転します。
この後,パスもランも好調に転じたバイキングスは3ヤードパスTD(D.Culpepper→M.Robinson−Andersen kick)を追加します。
カウボーイズも前半終了間際shotgunで攻め上がり,32ヤードパスTD(V.Testaverde→T.Glenn−Cundiff kick)を決めて追い上げ,前半を終了します。
前半終了:COWBOYS10−14VIKINGS
後半はカウボーイズのキックオフから,バイキングスは得意のパス攻撃を繋ぐと,反則をもらってゴール前に迫り,最後は3ヤードパスTD(D.Culpepper→R.Moss−Andersenkick),追加点を奪います。
カウボーイズも負けてはいません。直後のキックオフでKRR.Leeが相手陣31ヤードまでリターンすると,直後の4プレイをR.Leeのランで押し通し,7ヤードランTD(R.Lee−Cundiff kick),追い上げます。
しかしバイキングスはランプレイにWRR.Mossのパスなど多彩な攻撃を仕掛け,相手の反則で1ヤードまで迫ると,最後は1ヤードパスTD(D.Culpepper→R.Moss−Andersen kick),さらに突き放します。
この後,カウボーイズがバイキングス陣深くに攻め込む場面もありましたが,RBR.Andersonが痛恨のファンブルロスト! 得点には至りません。
逆にこのチャンスにバイキングスは時間消費のランプレイを選択せずにパスで前進,最後は43ヤードパスTD(D.Culpepper→K.Campbell−Andersen kick),トドメを刺します。
カウボーイズは試合終了直前にもファンブルロストを喫し,押し切られたまま試合終了となります。
試合終了:COWBOYS17−35VIKINGS
点差は付いたものの,カウボーイズ,バイキングス共に好調なオフェンスを見せてくれました。カウボーイズは前半のFG失敗(スナップキャッチミス),後半のレッドゾーン直前でのファンブルロストでリズムを手放してしまいました。バイキングスはオフェンス好調,ディフェンスも要所を締めてカウボーイズに付け入る隙を与えませんでした。
両チームともディフェンスに難があり,オフェンスが好調なうちに対処したいところです。