熱戦を征してPATSの連勝止まらず
インディアナポリス・コルツ対ニューイングランド・ペイトリオッツ−第1週開幕戦(09.09.2004)

 Manning@NE初勝利ならず!

 昨シーズンのAFCチャンピォンシップの再戦となったコルツとペイトリオッツ。昨シーズンはWEEK13(@IND)、AFCチャンピォンシップ(@NE)共にペイトリオッツがコルツを下しました。@NEでは現在ペイトリオッツが7連勝中です。レギュラーシーズン12連勝中のペイトリオッツが勝つか,開幕戦に強い(6連勝中)コルツがシーズン越しのリベンジを果たすか,開幕戦はいつも楽しみなゲームです。
 コルツのキックオフで試合開始。ペイトリオッツは,いきなりshotgun-nobackからのパスを使ってコルツディフェンスを翻弄しにかかり,33ヤードFG(A.Vinatieri)で先制します。
 対するコルツもQBP.Manningを中心にパスプレイで攻め,ゴール前に迫りますが,ManningのパスがLBBruschにインターセプト! 得点できません。
 その後2ndQ,コルツがFGを返して同点とした(BSでは放送カット)後,ランディフェンスが弱くなったと言われるペイトリオッツに対して,RBE.JamesとD.Rhodesを使った連続ランでヤードを稼ぎ,最後は3ヤードランTD(D.Rhodes−Vanderjagt kick),リードを奪います。
 この後は点の取り合い,ペイトリオッツは移籍RBC.Dillonのランで攻め上がると,最後は16ヤードパスTD(T.Brady→D.Branch−Vinatieri kick)で追い付きますが,コルツもランが出るとパスの調子も良くなり,3ヤードパスTD(P.Manning→M.Harrison−Vanderjagt kick)で再びリード。
 その後ペイトリオッツが48ヤードFG(A.Vinatieri)を前半終了時に決め,前半はコルツリードで折り返します。
前半終了:COLTS1713PATRIOS
後半はペイトリオッツのキックオフから(後半最初のコルツオフェンスは放送カット),ペイトリオッツオフェンスはラインが崩されるものの何とか組み立て,パスとランを上手く使って前進,28ヤードパスTD(T.Brady→D.Patten−Vinatieri kick),逆転します。
 コルツも相変わらず良いランオフェンス,4thDギャンブルではManningのbootlegランを成功させるなど小気味よく攻め上がりますが,何とRBE.Jamesがファンブルロスト!
 続くペイトリオッツの攻撃,ミドルパス2本で一気に攻め上がり,最後は7ヤードパスTD(T.Brady→D.Graham−Vinatieri kick),突き放しにかかります。
 コルツは4thQにかけての攻撃で,ペイトリオッツの反則に助けられながら前進。7ヤードパスTD(P.Manning→B.Stokley−Vanderjagt kick)で3点差に迫ると,コルツディフェンスもBradyのパスをDBN.Harperがインターセプトと踏ん張り,ペイトリオッツに得点機会を与えません。
 続くコルツオフェンスはパントとなりますが,PH.SmithのパントはPRD.Branchのすぐ前に落ち,捕球できずにファンブルロストを誘われ,コルツ攻撃継続。ペイトリオッツのパスインターフェアでゴール前1ヤードに迫りますが,ここからのランプレイでE.Jamesがまたもファンブルロスト! 絶好の逆転機を逃してしまいます。
 自陣1ヤードからとなったペイトリオッツオフェンスは1stD1回でパント,残り1分半でタイムアウトのないコルツはStokleyへのパスで前進しますが,時間のない中での3rdD,ManningがLBMcGinestにサックされ痛い14ヤードロス,同点への望みをかけたKM.Vanderjagtの48ヤードFGも失敗(wide right),ペイトリオッツが逃げ切りました。
試合終了:COLTS2427PATRIOTS
 ランヤードで圧倒し,オフェンス獲得ヤード,攻撃時間でも上回ったコルツでしたが,肝心な場面でのターンオーバー,被サックが響き,逆転された後追い付くことができませんでした。
 一方のペイトリオッツ,厳しく取られるようになったDBの反則で相手を助けることが多かったのが気になります。
 接戦での強さを見せつけたペイトリオッツ,肝心な場面でのミスで試合を落としたコルツ。この接戦は今シーズンを占うカギとなるでしょうか?

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