B.Favre，２００試合連続先発を快勝で祝う
セントルイス・ラムズ対グリーンベイ・パッカーズ−第１２週マンデーナイトゲーム(29.11.2004)
効率良く得点したパッカーズがオフェンスヤードで勝るラムズを圧倒
昨シーズン共にディビジョン優勝，今シーズンもディビジョン優勝争いを展開する両チームの対戦。
最近はラムズがホームで連勝中ですが，パッカーズはホームに強いので，その辺りのマッチアップも楽しみです。
このゲームでパッカーズのＱＢB.Favreが２００試合連続先発出場となりました。記念となるゲームで勝ちたいところですが，エースＲＢA.Greenが今週は欠場。代替ＲＢN.Davenportがどれだけ走れるかがカギとなりそうです。
ラムズのキックオフで試合開始。パッカーズの最初の攻撃は３＆アウト，ラムズもいきなり３rd＆７となりますが，ここはＱＢM.BulgerがＷＲI.Bruceにきっちりパスを通して１stＤ，と思ったらBruceはタックルを受けてファンブルロスト！(J.Thomas-A.Carroll) リカバーしたA.Carrollがそのまま４０ヤードリターンＴＤ(A.Carroll−Longwell kick)，パッカーズが先制します。
ラムズはその後，ＱＢM.Bulgerのパス良く前進しレッドゾーンに入りますが，反則とサックで下がりＴＤを奪えず，最後は４２ヤードＦＧ失敗(wide left)，得点できません。
２ndＱに入り，ラムズはまた得意のパス攻撃が通り，レッドゾーンに入ります。ＴＤには至りませんがここは３４ヤードＦＧ(J.Wilkins)を決めて得点します。
その後パッカーズオフェンスが炸裂，ランが止まらず，パスも通り，７ヤードパスＴＤ(B.Favre→B.Franks−Longwell kick)，１０ヤードパスＴＤ(B.Favre→J.Walker−Longwell kick)と立て続けに決めて突き放します。
ラムズも前半終了直前にパスを通してゴール前へ。２ミニッツの後パッカーズ選手の怪我でもらったタイムアウトで戦略を練ることができたのか，最後は４ヤードパスＴＤ(M.Bulger→I.Bruce−Wilkins kick)，追い上げて前半を終了します。
前半終了：RAMS１０−２１PACKERS
後半はパッカーズのキックオフから。ラムズは相変わらず好調のパスで攻め上がり，反則もあって敵陣深くに攻め込みますが，エンドゾーンに投げ込んだI.BruceへのパスがA.Carrollにインターセプト！ またも得点できません。
ラムズは次の攻撃でもパスで攻め込みます。３rdＤでS.Jacksonがファンブルしますが，これはラムズサイドラインでタイムアウトを要求しており，プレイ無効。その後４thＤで４２ヤードＦＧの態勢からJ.Wilkinsに走らせますが，しっかり潰されてこれも得点に繋がりません。
一方のパッカーズ，エースＲＢ欠場で出番のＲＢN.Davenportがしっかり稼いで前進。ＷＲD.DriverもワンハンドキャッチでFavreを助け，最後は１７ヤードパスＴＤ(B.Favre→D.Driver−Longwell kick)，ラムズを突き放します。
ラムズは直後の攻撃でBruceがパスキャッチ後のランで大きく稼ぎ，最後はＷＲの位置に入ったＲＢM.Faulkへのパスで８ヤードパスＴＤ(M.Bulger→M.Faulk−Wilkins kick)，１１点差として追い上げにかかります。
パッカーズはここからランで時間を使うオフェンスに切り替えますが，ラムズディフェンスがランをなかなか止められず，前進を許します。パスも絡めてレッドゾーンに入られ，Favreのランが出るなど好きなようにされ，最後は２７ヤードＦＧ(R.Longwell)，ラムズは厳しい状況に追い込まれます。
得点したいラムズですが，相手陣に入ってからのオフェンスが上手く行かず，ＦＧも蹴れない有様。逆にパッカーズはランで時間を使いながら前進，残り２分からの４thＤギャンブル（＆１），ＲＢN.Davenportが密集を抜け出して４０ヤードランＴＤ(N.Davenport−Longwell kick)，相手の息の根を止めます。
さらにディフェンスで１ＴＤ(34y fumble return by M.Hawthorne−Longwell kick)を追加（ＢＳでは放送カット）したパッカーズが圧勝となりました。
試合終了：RAMS１７−４５PACKERS
パッカーズのディフェンスが思ったより頑張って，ラムズのオフェンスが思った程得点できなかったために大差のゲームとなりました。
ラムズはオフェンス獲得ヤードで上回ったものの詰めの甘さに泣かされました。
一方のパッカーズ，序盤ディフェンスの不調に悩まされましたが，今週は３ターンオーバーを誘い２ＴＤを奪う大活躍で貢献しました。