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事の起こりは２００１年１月４日，ほのみさんのページ（当時「いつか夢の中で」）でのチャットに参加したことです。「地元の人間が知らない名物」と言うことに話が及び，出てきたのが「たこやき飴」。味のことに話が及び，私が試食してみることに。
とは言え，キーワードが「たこやき飴」と「キディランドの値札が付いていたような…」という何ともあやふやな言葉だけでは探すのに苦労しそうな予感がひしひし…。
１月５日，まずは「キディランド」のある天王寺へ。「キディランド」に入って数秒，気が付いたことは「この店に食べ物はない」と言うこと！いきなり頓挫してしまったわけで，さてどうしようかと考え，まずは近鉄百貨店（阿倍野）の中をうろうろ…，うろうろ…，うろうろ…，（あるわけ）ない。
つまり，天王寺ではらちがあかないわけです。ここで考えたのが「待てよ…，大阪みやげと言うことは，大阪に来た人が必ず立ち寄るであろう所，すなわち新大阪駅か大阪駅にあるのではないか」と言うことです。
そこで，新大阪へと行き，駅構内で探索…，探索…，探索…，ない！たこやき味のあられやおこし，せんべいなどがあるのに飴がないとは。これはどう考えてもおかしい，もう１度探してみよう。と言うことで，探してみると…，ありました，飴が。その名も「なにわのたこ焼きゃんでぃ」。「たこ焼味やで！」とか「ほんまの手作り」とか文字が踊っているまさに大阪コテコテの一品。つまようじを長くしたような棒に直径２センチほどの飴が刺さっており，それが７個たこ焼きを入れるようなトレーに入っておりました。ただ，原材料を見ると…たこは入ってません。「果たしてこれなのか？」と言う疑問を持ちながらもそれを買いました。７個入って￥５００。
どうもたこ焼きとはイメージが遠いようなのですが，まあ，なめてみることにしましょう。
外から見て分かるのは，青のりが練り混まれていること，それと青のりの他に何か粒のようなものも練り混まれてますね。
口に入れた途端にたこ焼きを食べているときの感覚が…。青のりの香りと紅しょうがの匂いが，飴の甘さを打ち消して来ます（甘いんですけどね）。しばらくすると，中の（青のり以外の）粒のようなものにぶち当たります。それだけ食べてみると…舌がしびれる，ってこれは生姜じゃありませんか！青のりは小さいから知らないうちにどこかに行くんですが，生姜の粒は大きいのでかなり邪魔になる訳ですね。
で，最後の方，真ん中の方に生姜のようなものがあると思って…歯が立たない。これは棒ですね，食べられるものじゃない。
さて，ものの１０分もあれば１個食べ終わるようなものなんですが，「たこ焼き味」と言われると，何となく納得してしまうような味ですね。確かにたこ焼きを食べているような気にはなります。でも，しょうが湯味と言われてもそれなりに納得するような気もしますが…。
「私はたこ焼きを食べるとき，もしかして生姜と青のりの味を楽しんでいるのか？」と少し気になります。
そして先日，「たこ入りのたこやき飴」を発見しました。今回は偶然に発見しました。難波の道具屋筋を歩いていたときに，とある駄菓子屋に入ったのです。そこで何気なく棚を見回すと…，手作りたこ焼飴 たこ入ソース味と書かれた袋がありました。この袋はかなりコミカルです。落語家の服装をした人が出てきて，「なめたらあきまへんで」と言っています。飴はなめずしてどう食べるのでしょうか？とまあ，それはさておき…。
飴は紙袋に入っていますね，そして個包装。色は「たこ焼きゃんでぃ」よりも薄いですね。でも，今回は本物のたこが入っています，生姜が入ってません，ソースは本物です。果たして味の方は？
口に入れると…，この前より味がきつくないですね。しばらくすると，中に入っている固形物にぶつかります。前回は生姜でしたが，今回は…，たこです！乾燥たこです。これこそ件のたこ焼き飴ではないでしょうか？
今回は楊枝もありませんし，非常に食べやすい味に仕上がってました。前の「たこ焼きゃんでぃ」と似たような味ではありましたが，こっちの方がポイントは高いかも。たこ入ってて１０個で￥２５０ならまあ文句言う必要はないでしょう。
データ
品名：なにわのたこ焼きゃんでぃ
購入場所：ＪＲ新大阪駅在来線構内キヨスク
数量：７個
価格：￥５００
原材料：砂糖、水飴、調味料、アミノ酸、甘味料、ステビヤ、甘草、青のり、生姜、着色料（赤３・青１・黄５）、香料
品名：たこ焼き飴
購入場所：道具屋筋内
数量：１０個
価格：￥２５０＋TAX
原材料：内地産たこ・砂糖・水飴・粉末ソース・酸味料・ソルビット・みりん・塩・調味料（アミノ酸など）・酸化防止剤（エリソルビン酸Na・亜硫酸Na）・着色料（カラメル）