ミニカウンセリングで学ぶ会


 中村喜久子先生のご指導のもと、会が結成されて14年目になりました。小山フサ先生が高崎教室事務局を務められています。高崎市中央公民館で月一回、木曜班と土曜班に分かれ、カウンセリングを学んでいます。平成12年度は、土曜班は高崎市立中央小学校の教室に会場を移し行われました。しかし、諸事情により平成13年度から会の活動は、休止の状態に入りました。

 「ミニカウンセリング」とは、カウンセリングを学ぶ同志が相互に真剣なカウンセリング場面をつくり、カウンセラーを養成するために研究開発された手法です。ミニカウンセリングを自習するためには、カウンセラーを希望する人、二人を一組にして、一人をカウンセラー役、他の一人をクライエント役を決めて、次のルールでカウンセリング場面を体験します。
 
(1) クライエント役は、現在の自分の問題、今ここで感じていること、思っていることを話す。(ロール・プレイングと異なる点です)。これは、実際にカウンセリングの現場に立つ前に、クライエント役を実践して、他人に悩みを打ち明けることがどれだけ大変なことか身をもって知るためです。と同時にカウンセラー役の人は、実習といえどもクライエントの本当の問題に取り組むことになるので、カウンセラーの守秘義務と同時に真剣さ、温かさが要求されることになります。

(2) 1回の面接時間は15分と時間制限をします。面接の実習は短い時間を設定し、逐語記録作成の負担を減らし、その分面接場面の応答内容やカウンセラーの在り方などの検討にかける時間を多くするようにします。

 このように短時間に限って実習の場をつくると、最初から問題の核心に取り組む姿勢を両者に与えることになります。普通、この後カウンセラー役とクライエント役は、役割を交代して、もう一度実習を行います。行われたミニカウンセリングは全て録音され、逐語記録となってグループの事例研究会で検討されます。

 ミニカウンセリングで学ぶ会の土曜班は、現在、各月の第三土曜日の午後2時から行われています。3時間をかけて1組の事例を検討しています。その後、各組に分かれ、ミニカウンセリングの実習を行います。自宅で逐語記録を作り、中村先生にお渡しし、添削していただきます。

 カウンセラーを志す方やカウンセリングに興味のある方は、メールでお問い合わせください。
                           
 中村喜久子先生は、本をお書きになっています。参考までに、あげておきます。
  *「私のカウンセリング―いっぱいの清水(みず)を求めて」 
  *「カウンセリングにおける カウンセラーの経験 クライエントの経験」 共著
                                  いずれも道和書院 発行




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