おんそらそばていえいそわか
大同二年、芋掘長者が発願し行基菩薩が開創された巨刹。春秋彼岸会は鴨江参りとして県内外からの参拝者でにぎわう。
甲江山鴨江寺は、芋堀長者が発願し、行基菩薩が大同2年に開創され、ご本尊さまは大聖観世音菩薩を奉祀。以来、1300有余年、日々影向を仰ぎ歳月共に殷賑し、春秋の彼岸には遠近の信者が雲集します。 又、当山では古来より弁戝天を奉安し尊崇する信者も久しい。弁戝天さまは釈迦如来の化身、一切衆生の慈母です。福徳は三千界にみちて、慈悲を十方宮にしいています。或は弁戝天女と称して、智恵無碍の弁才を与え、管絃技芸の術を施します。経に、「若し人あって貧乏ならば、我が法を修行せよ。」と有ります。現世にはこの尊の福に依って身心を養って恵命をつぎ、後世にはこの尊の富を得て功徳を造って往生を遂げることができます。