おんまかしゅりそわか
1200年前行基菩薩が開創。本尊は行基作と伝えられる薬師如来像。他に子安地蔵の衣替えの布切れをもらい、安産守りとする信仰がある。
岩水寺は今から1200年前、聖武天皇神亀2年、行墓菩薩が自ら薬師如来尊像を彫刻し開創された。その後、桓武天皇の御代に坂上田村麿から200余町歩の寄進を得て一層繁栄した。本尊薬師如来十二神を表示し谷を12に分け、数百の僧坊を配置したという。今日、村名や御名にそのおもかげがしのばれる。 天長年間、雷火のために焼失、当時中興英僧塔頭覚仁僧都が復興に努力し、地安坊大権現として祀られている。境内は、古木ウッ蒼として水清く、幽すいの場所である。又、当寺の内佛本尊、子安地蔵尊は田村将軍の一子俊光公の発願により、その御母公の姿を模し、安置せらるる尊像にして、世人呼んで御比丘尼様と称し、安産、子孫長久の霊験あきらかにして、四季の参詣者が絶えない。