2013年 2月

28日 木曜日

ギターを始めて1ヶ月もした頃には俺には天賦の才能みたいなものが一切無く、それどころか上達の度合いや指の長さ等、色々な事が人よりも劣っている事に気づきました・・・
だから人よりも沢山努力をしようと決めました・・・
人よりも劣っていたおかげで30年も努力を続ける事が出来たのかも知れません・・・
人よりも劣っていたおかげで30年後にIthamara Kooraxに認めてもらう事が出来たのかも知れません・・・

27日 水曜日

今年のひとつのちょっとした目標。

1800

結果は年末にお伝えします。

26日 火曜日

再び戻って来てくれた生徒に戻って来た理由を聞きました。
『もう一度先生に会いたいと思いました。』との事でした・・・
嬉しいですね・・・

25日 月曜日

75歳で芥川賞受賞という人の記事を読みました・・・
俺ごときがこんな凄い人に対して言える事は何一つとしてありません・・・
ただひとつだけ、たくさんの勇気をもらえた事に心から(ありがとうございました)と伝えたいです・・・

24日 日曜日

今年に入ってからそれこそ1週間おきぐらいに色々なところから連絡があり、今度は久々に Halie Loren からメールが届きました。
2月のスケジュールがハードだったため少し体調を壊しているとの事でしたが、予定では6月に新譜発売で7月に来日するとの事です。
それから、ここに書いている人達以外でも何人か少しやり取りをするようになりましたが、その人達とも何か形になればと思っています。ちなみにその人達も全員海外のアーティストです・・・
ボクシングと言い音楽と言い、やはり俺にとって日本は住みにくい国のようです・・・

23日 土曜日

16日にも書きましたが、最近少しずつですが海外の人達から嬉しい言葉や質問等をもらえるようになって来ましたが、 今度は『僕もギターとボクシングをやりたいのだけれど、指は大丈夫なの?』等と質問されました。
『君の動画を色々と見たけれど、どちらも素晴らしいレベルで君は必ず近々有名になるよ。』等とまで言ってもらえました。本当に嬉しい限りの言葉です。
参考までにギターとボクシングをやる事について指等への影響はと言えば、それは全くないと言ったら嘘ですが、 俺はいつも物事を真剣にやろうと思った時には、自分の体の事や長生き等を優先には考えないようにしています。 その理由は、何かを怖がって何もしないでいたら後から後悔するような気がするからです・・・
いつも思う事は人生は一度だけしかないので時が流れてから、自分の心に未練みたいなものを残さないようにと考えて生きて来ました。 だからこそボクシングにしても25,6歳にもなってから始めて、医者には体が強くないから激しい運動はやめるように言われても、そしてライセンスを剥奪されても絶対に諦めずに続けて来ました・・・
結局ボクシングはどれだけ一人で突っ張って歯を食いしばって頑張っても日本では何一つとしてやらせてはもらえませんでしたが、 でも途中で諦めていたら今頃もっと後悔していたかも知れません・・・
それとも途中で諦めていたら、もしかしたら今頃もっと他の事を見つけていたのかも知れません・・・
それは誰にもわかりません・・・
日本でボクシングを始めてしまった事は不運でしたが、 ボクシングを諦めなかった事、努力を続けて来た事等については自分に後悔はありません。
俺は最初アメリカでボクシングを始めましたが、今でも時々あのままボクシングをアメリカで続けていたら、 俺の人生はまた違うものになっていたのかな等と思う事があります・・・
何が正しいのか、正しかったのかは結局のところ全くわかりませんが、 ひとつだけ言える事は、やはり時間は絶対に戻りません・・・
だからこそ自分の人生に悔いを残さないためにも今を精一杯生きるしかないのだと思います・・・

22日 金曜日

次のCDに向けて少しずつ録音等をやり始めていますが、とりあえず残り後1曲でギターのバッキングが全て終わる予定でしたが、 去年の10月から読み始めている新たな音楽理論書の読み返し回数が3回目になり、 3回目頃になってやっとその本に書かれている内容が何となく理解出来る様になって来ました・・・
新たな事を理解出来るようになる事は勿論良い事ですが、それと同時にそれまでのメロディに対して音の重ね方等が思わしくない事に気付き、 おかげでそれらの収録予定の曲の譜面の確認から再びやらなくてはならない状況になってしまいました・・・
さすがにこんな時には近くに教えてもらえる環境が無いとか、素直に人から学ぶ事が出来ない自分の性格に我ながら嫌になります・・・
いつも遠回りばかりしていますが、それでも俺は決して自分に妥協する事が出来ない面倒臭い性格です・・・
時々さっさと諦められる人間が羨ましくさえ思う時がありますが、 でもそんな時にはいつも(努力をしないで過ごした時間は後から必ず後悔する時間になる)等と思ってしまうので、 どれだけ面倒臭くても絶対に腐らずに前に進もうとする俺がいます・・・

21日 木曜日

良いギターリストの条件

指が長い
物覚えが良い
教えてくれる人や環境が身近にある

この中で俺が当てはまるものは残念ながらひとつもありません・・・
俺は30年の間それらのハンディを心で支えて来ました・・・
ボクシングも音楽も俺にあったのはいつも心だけでした・・・
俺にはそれしかありませんでしたから・・・

20日 水曜日

良いボクサーの条件

手が長い
顔が小さい
足が長い(胴が短い)
体が丈夫
目が良い

この中で俺が当てはまるものは最後の目が良い事だけです。他の事に関しては見事に反対で、そして俺には運もありませんでした・・・
俺は20年近くの間それらのハンディを心で支えて来ました・・・

19日 火曜日

勿論今でも毎日腕が落ちないようにエレキ・ギターも弾いていますが、でもそれらは単にリックをこなしているだけで特に何かの曲等を弾く訳ではないのですが、 先日久々に最近良く話題にしている Inspiration & Perspiration を弾こうとしたら以前弾いていた感覚とは違い、 随分とJazz仕様になっている俺がいて、案外とスラスラ弾けなくなっていました・・・
どう説明すれば良いのでしょうか・・・それはギターを弾くという事ではなく、頭の切り替えみたいなものです・・・
感覚ではなく、頭の中から先に鳴らすとでも言えば良いのでしょうか・・・
この10年以上の間にいつの間にかそれだけJazz仕様になっている俺がいるのは良い事ですが、 Ithamara Kooraxのサポート等でエレキ・ギターが必要な際には、入念にエレキ仕様の俺に戻しておかなければならない事を痛感しました・・・
はたして本当にそんな日は来るのかな・・・

18日 月曜日

それまで俺は根性だとか執念みたいなものが俺を繋ぎ止めていたのだと思っていましたが、 最近になってADHD(発達障害)と言う症状がある事を知り、 そしてその症状が多分俺にもある事を認識してから、これまでの俺の人生の色々な点と線が結び付いて来た気がしました。 勿論俺の育って来た少し変わった環境も左右しているとは思いますが・・・
そしてこのADHDと言う症状が、俺が歳を取ったせいなのかどうなのかはわかりませんが以前よりも酷くなっている様な気がして、 子供の頃や20代、30代は今ほど執念深かったかな等と最近自分で思いました・・・
よく『過ぎた事は早く忘れろ!』等と言いますが、俺にはそれが出来ません。 だからこそ30年も前に思った(ギターを気持ち良く弾けるようになれたらいいな)と言う気持ちが今でも片時も忘れる事が出来ずに、 何かにとりつかれた様に毎日バカみたいに努力している俺がいます・・・
安易に『過ぎた事は早く忘れろ!』等と言う人は結局自分が同じ思いをした事がない人か、単にすぐに忘れる事が出来る人なのだと思います・・・
どれだけ時間が流れても結局何も変わる事が出来ない俺がここにいて、 体が弱い事もありすっかり体が動かなくなってボクシングが終わってしまった俺がここにいて、そしてどんどんギターと音楽のレベルが上がっている俺がここにいます・・・
何が正しいのか、どうすれば良いのかなんて俺には全くわかりません。 ただ人生は1度しかなくて、そして趣味の範囲ではないところまで自分を高められる時間は、 あまり沢山無い事だけは十分に心得ているつもりです・・・

17日 日曜日

誰かに負けるとかよりも、自分に負けたら全てそこで終わりですよ・・・

16日 土曜日

最近では少しずつですが海外の人達から、『君はもうすぐ世界で認められるよ!』とか 『君がもしもChick Coreaとやる事になったら、君がもっとも彼の音楽にフィットするよ!』等と Chick Coreaの周りに素晴らしいギターリスト達がいるのにも関わらず、そんな類のメールをもらえるようになりました。 涙が出るほどにありがたい言葉で、そしてそれらの言葉にとても励まされて勇気付けられていますが、 なぜかそれらの言葉は海外の人達ばかりで、やはり相も変わらず日本では完全にスルーされています・・・
おかげで以前にも増して日本が嫌いになって来ました・・・(笑)

15日 金曜日

今月の9日に書いた小鳥の話ですが、マラソン中にその小鳥を置いた場所の辺りで同じ種類の小鳥を見かけました。
だからと言っても9日に瀕死の状態だったその小鳥が元気になったとは考えられませんが、 ただその種類の小鳥を見かけたらいつの間にか情みたいな物を感じるようになった俺がいて、 その一方では体のためにと思って平気で鶏肉を食べている俺がいて、つくづく人って勝手なものだなと我ながら思いました・・・

14日 木曜日

部屋に一人で閉じこもっていると、どうしても気持ちがアンダーになりますが、 ボクシングに行ってみんなの顔を見ながら軽く運動をしていると随分と気持ちがリフレッシュされます。
事あるごとに練習生や生徒達に支えられている事を痛感します・・・

13日 水曜日

ある種の職業病みたいなもので、今でもまともに食事を取る事はありません。 相変わらずお腹がすき過ぎない様に何かを少しずつ口に運んでいるような食生活です。
そのおかげで、軽く食を取ってから何かの影響でマラソンに行くタイミングがずれると途中でとてもお腹がすいてフラフラになってきて歩くのも辛くなって来ます。 でもそこで止まってしまったらずっと家には着かないので、だからとにかく歩いてでも何でも前に進むようにしますが、お腹がすいているので余計に動くのが辛くなります・・・
そして昨日も途中でそんな状態になってしまったのですが、その時に何となく(夢や目標に向かって努力するという事も同じような事なのかな)等と思いました。 調子の良い時や何も問題が無い時には普段通りに物事をこなす事は出来ますが、多くの人は何か不都合に出遭った時にそこで前に進むのを止めてしまいます・・・
だから家に着く事が出来ないのだと思います・・・
絶対に家にたどり着きたいと思うのなら、どんな時にでもほんの少しだけでも前に進まなければそこで終わりです・・・
後からどれだけ後悔をしても時間なんて絶対に1秒も戻りません・・・

12日 火曜日

俺のところのギター・レッスンは主にJazzやBossa Novaのスタンダードを題材にしてレッスンを進めて行きますが、 でも少し意外かも知れませんが、だからと言って俺を含めそのままJazzやBossa Novaのスタンダードをやりたいと思っている生徒は少ないようです。
理論的なものは共通なので自分が上を目指したいのなら、それらを学んで行かなければなりませんが、やりたい音楽は自分が決めればいい事ですよ。
丁寧に弾く事を学んだり、音楽理論をしっかり学んでから自分の好きな音楽をやれば、これらは必ず大きな武器になると思います。

11日 月曜日

今更の話ですがIthamara KooraxとのCDは、作曲とアレンジの他にミックス・ダウンも全て俺がやりました。 ただ今回は楽器の数が少なかったので随分と楽でしたが、モニター・スピーカーの選択次第で随分とバランスが変わってしまうのと、 そうは言ってもスピーカーにそんなに選択の余地も無いのでヘッドホン等でも確認しながら仕上げましたが、 皆さんが聞いているスピーカーからもそれなりにまとまった音で聞こえている事を願うばかりです。
いつのまにか録音等の作業ひとつをとっても、パソコンを通して海外の人達とも気軽にデータのやり取りが出来るようになって本当に良い時代になったと思う半面で、 結局それらのおかげでCDが売れなくなると言った悪循環が起こり、不思議な時代になった事を痛感します。
俺が子供の頃はまだまともにテレビ・ゲームも無かった時代で、その話を生前、俺の事をとても気にかけてくれていた方に話した時に、 『森下さん、わしらの子供の頃は石蹴りぐらいしか無かったよ・・・』と言われた事がありましたが、 それが今では遂に火星への移住者を募集していると聞きました・・・
いっその事、火星にでも行ってギターを練習しようかな・・・
外野から変な声が聞こえなくなって良いのかも知れませんね・・・
でも弦が切れたら困りますよね・・・

10日 日曜日

人は一体どこまで自分のレベルを高められるのかは俺には全くわかりません・・・
ボクシングに関しては、俺はやらせてもらえなくて諦めた訳ではありません。体が動かなくなった事を痛感したので諦めました・・・
いつか音楽にもそんな日が来るのでしょうね・・・
間に合うかな俺・・・

9日 土曜日

数日前に、いつものマラソンコースでうぐいすが死んでいてなんだか気の毒だったので、せめてもと思い道路の脇へ避けてあげましたが、 昨日は小鳥が道の真ん中に落ちていて、よく見て見るとまだ呼吸をしていたので、そっと拾い上げたら何かを訴えかけるような目で俺を見ました・・・
少し考えて、マラソンの帰りに連れて帰ってせめて最後だけでも暖かいところで見守ってあげようと思い、とりあえず道の隅に置いてその場から離れましたが、、 帰りにその小鳥を置いた辺りを探して見ましたが何故か姿が見当たらず、あのまま手に持って連れて帰れば良かったなと思いました・・・
手の中で何かを訴えるような目で俺を見ていた表情が何とも切なくて、その小鳥に悪い事をしてしまったなとつくづく思いました・・・

8日 金曜日

泣いても努力
悔しくても努力
嬉しくても努力
辛くても努力
何もなくても努力
そんな風にどんな時でも努力と共に時間を過ごしたら、後からあまり悔いはないような気がします・・・

7日 木曜日

事がうまく運ばなくなって何もしなくなってしまった時間は、きっと後から(あの時もっとやっておけば良かった・・・)等と思う時間の一部なのだと思います・・・
未来の自分がそれなりに納得するためには、結局は今の自分が歯を喰いしばるしかないのだと思います・・・

6日 水曜日

(頑張る)と言う言葉をよく耳にしますが、(頑張り続ける)と言う言葉を耳にする事はあまりないですね・・・

5日 火曜日

具体的に何かが動いた訳ではないですが、今年に入ってから5日に1度くらいの割合で色々な事が起こっています。 何かの前触れなのでしょうかね・・・
こんな時には俺はいつも良い事と悪い事が同時に来るので、なんとも言えない気分になりますが、 だからと言って何も無いままこのまま人生が終わる訳には行かないですからね・・・
次は良い事でしょうか?悪い事でしょうか?それともやはり何も無いままこのまま時間だけが過ぎて行ってしまうのでしょうか・・・
どちらにしても一生は一度だけなので自分を信じて、明日を信じて努力をするしかないです・・・
腐っている時間なんて無いですから・・・

4日 月曜日

もしも自分に本当に信じるものがあるのなら、周りの奴等の言葉には絶対に左右されない事。
もしも優れていると思った人達に出遭ったら、どんどん吸収する事。
多分俺はそんな感じです・・・

3日 日曜日

Inspiration & Perspiration

先月から何度もお伝えしている Inspiration & Perspiration ですが、今度は俺の大好きなピアニストの1人でもある Brad Mehldau から再びメールが届き、彼もこのプレイを気に入ってくれたとの事でした。
前回彼からメールが送られて来た時には Air From Japan を気に入ってくれたとの連絡をもらえて、彼のピアノ・スタイルから察してなるほどなと思いましたが、 まさか彼に Inspiration & Perspiration のような類の曲を気に入ってもらえるとは思っていなかったので、余計に驚きました。
最近になって12年も前に演奏したこの曲が、世界中のトップ・プレイヤー達からの反応が凄い事になって来ているのに対して、海外と日本との俺に対するこの温度差は一体何なのでしょうかね・・・

2日 土曜日

俺の嫌いな言葉のひとつに(才能)と言う言葉があります・・・
その理由は、多くの人が自分が努力を続けられなかった理由を才能のせいにします。 そしてバカみたいに努力をした人に対してはその努力を称えるのではなく、才能があった等と言います・・・
例えば、生まれて初めてギターを手にした人が、もしも俺よりも上手に弾く事が出来たのならその人の事を才能と認めましょう・・・
俺にとって才能と言う言葉は、その人の都合の良い表現にしか聞こえません・・・
ちなみに才能とは、俺には全く無いものです・・・

1日 金曜日

子供の頃どこかのおばちゃんとかに『バカと言った人がバカだよ。』等と言われた事があるかも知れませんが、 大人になってもまだその事に気付かずに平気で人を悪く言ったり、人を見下す人間がいますが、 バカと言った人がバカですよ・・・
人を粗末にするから人に相手にされなくなるのてすよ・・・