2017年 9月

30日 土曜日

最近では色々な国の人達から連絡をもらえる様になって来ましたが、今度はアメリカのロック・ドラマーからブルース・ロックを弾いて欲しいとの依頼がありました。
それでその彼がアメリカのSony Musicのプロデューサーとやり取りをする事になり、そのプロデューサーはこれまでに多くのアーティストをプロデュースして来て、例えばJoan Jet. Paul McCartney, Billy idol, The Beatles等との事でした。
その彼のCDで俺が少し編曲をして1曲か2曲弾いてくれるならサインをするとの事でしたが、それらはMTV等でも放映されるとの事でした・・・
そのドラマーは以前からの友達なのでとりあえずは引き受けようと思っていますが、彼のイメージを良く伝えるためにアメリカに来てレコーディングをして欲しいとの事でしたが、俺が自費で行けるはずがないのでとりあえずは日本でレコーディングをする事を伝えておきました。
それでうまく行ったらツアーにも同行して欲しいとの事でしたが、ロックのツアーならそれこそ物凄くストレスがたまりそうなので俺は全く乗る気ではありませんが・・・
それにいつもロック系のママゴト音楽は結局ボツになるので話半分で聞く事にしておきますが、とにかく俺の人生はいかれています・・・
もしも何か決まり次第お伝えしますが、ロックなので期待もあてにもしないで下さい・・・
それでその事をGraham Bonnetに伝えたら『話してくれてどうもありがとう。』とすぐに返事をくれました。こんな無名な俺に対してまで本当に彼はジェントル・マンです。

29日 金曜日

再び世界的に著名なブラジルのプロデューサーでありIthamara Kooraxの夫のArnaldo DeSouteiroとやり取りをしました。
Ithamara Kooraxとは間もなく発売予定のUntil we meet agaianを入れて合計3曲共作しましたが、実はそれらの作詞にはArnaldo DeSouteiroも協力してくれています。
ArnaldoもそのUntil we meet agaianの完成を楽しみにしてくれていましたが、その曲のアレンジの件でとても気にしていました・・・
その曲をブラジルに送った時、メロディは俺が以前エレキで録音したものをそのまま送ったのですが、彼女から送り返されて来たものは彼女の歌と俺のギターとのユニゾンになっていました。
そして俺は勿論そのユニゾンを否定したのですが、彼女はユニゾンを絶対に譲ってくれず、それで結局今一度彼女の歌い方に合わせてギターをユニゾンで録り直しました・・・
それと後2ヶ所、メロディがリズム隊とユニゾンになるところとストロールしてメロディだけになるところがあるのですが、俺としてはそこがもっともボーカルのクライマックスのところで勿論ギターもメロディを録音して譜面にも書いて送ったのですが、何故かそこは歌ってくれずそしてその事を告げてもやはりどうしても譲ってくれませんでした・・・
それで結局無い頭をひねってストリングスでそれぞれ3度と10度のハモリに変更しました・・・
でも吉と出た部分に関しては、エンディングで静かにギターがソロを取ってフェード・アウトして行くつもりでしたが、そこで彼女が爆発してくれて完全に俺のギターが食われてしまいました(笑)。でもそこは彼女の4オクターヴにも及ぶ声のクライマックスの部分で、そしてこの曲のクライマックスになった部分と言っていいと思います。
このように人に頼むと計算外の部分が吉と出たり凶と出たりします・・・
この曲はロックと言う事もあり昨年あえてSallaberryではなく元Graham Bonnetのバンドでしばらくドラムを叩いていたJustinに頼んで2度ほど録音して送ってもらいましたが、どうやら彼は譜面が良く読めない様子で俺がどうしても決めて欲しい部分が伝わってくれなかったので残念ながら彼のプレイを採用するのはやめました・・・
それで仕方なく俺が25年も前に買った古いドラム・マシンを出して入念にプログラムをする事にしましたが、Bassに関してもあえて俺が弾いたのはつまりそういう事です。
Jorge Pescaraは気さくにいつでも俺に音源を送って来るように言ってくれますが、勿論彼のBassの方が絶対に俺が弾くより良いに決まっていますが、ただこればかりは俺のどうしてもやりたいイメージがあり、Ithamara Kooraxに2か所伝わらなくてやむを得ず変更した部分があったのでこれ以上自分のイメージからずれたところに行って欲しくはなかったので、あえてベースも俺が弾く事にしました。
キーボードに関してはアコーディオンの彼女にやってもらいましたが、その際には俺がいつも隣にいるので事細かく伝える事が出来たので一切申し分はありません。
そのUntil we meet agaianはIthamara Koorax同様にArnaldo DeSouteiroも『とても良い曲だから、これは売れると思う。』と言ってくれています。
とにかく本当に後少しです。どうか今しばらくお待ち下さい。

28日 木曜日

取り掛かっているBrecker BrothersのSong for Barryですが、やっと射程距離に入って来ました。この2,3週間で仕上げようと思います。
何年か前にBrecker BrothersのSome Skunk Funkを取り上げた事がありましたが、元々それは作曲者のRandy Breckerが直接『君のSkunk Funkを見て見たい。』と言ってくれたので頑張って取り組んだのですが、Arturo Sandovalや色々な人達から評価されたり、そのCDはないのか等の問い合わせが世界中からもらえましたが皮肉にも作曲者のRandy Breckerには気に入ってもらえませんでした・・・
結局それで何のやり取りも無くなってしまいましたが、このBrecker Brothersの音楽もHancockやColtrane達と同様に学べる事が本当に沢山あるので取り組むようにしています。
何度もここで書いていますが、物事を高い次元で会得すると言う事は絶対に(好きな事をやる)と言う事ではありません。
好きな事だけやって上達出来るのなら誰でもどの世界の人間でもプロになる事が出来ると思いますよ・・・
だからこそ俺にしても一切人付き合いをやめてずっと一人で家に閉じこもって何十冊も理論書を読んで、そしてギターの練習も絶対に休む事なく続けています。
俺の生徒達にしてもわざわざ遠くからお金を払ってやって来て、そして時には怒鳴られたりしてでもやっていますよ・・・
何が嬉しくてそんな事をずっと続けているのかですよ・・・
俺達は絶対に上手くなりたいからですよ・・・
その反対に自分で負荷を掛ける事も出来ず、人に言われたら腐ったりキレたりする奴等には絶対に上達するのは無理ですよ・・・
40歳になってボクシングを始めて世界チャンピオンになれると思いますか?40歳になって1から何かを始めてオリンピックで優勝出来ると思いますか?
音楽でもそうですよ。40歳、50歳にもなってトライアド音楽やパワー・コード音楽でデビューした人の話を聞いた事がありますか?
それは音楽やボクシングだけに限った事ではないと思います・・・
そして何年か月日が流れて自分の夢がただの夢で終わる事に気付いた年齢になって血相変えたように『あの時はすみませんでした。』等とのこのこと連絡してくる人間がいますが、40,50歳になってそれに気付いても後は趣味ですよ・・・
そんな奴等が結局死ぬ前になって『あの時もっと・・・』等と言い出すのだと思います・・・
夢を叶えたいと思ったら、好き嫌いではなくその世界に必要なスキルを一つずつ身に付けて行かなければなりません。
以前某元世界チャンピオンが、『世界チャンピオンになりたいと思った事は一度もない。なるためにはどうするかを考えて生きて来た。』と言っていましたが、物事を高い次元で会得すると言う事はそう言う事ですよ・・・
多くの人はフル・マラソンの42.195キロを走れる体を作ってもいないのにフル・マラソンで優勝したいと言っているのと同じ事ですよ。
今ウチに在籍してくれている元プロ・ボクサーの人達も試合に勝つための練習と、今の健康管理のための練習とは全く種子が異なる事は嫌と言うほどわかっていますよ・・・
毎日車の運転をしていてもレーサーにはなれないのですよ・・・
それに気付いた人間、そしてプライドと負け惜しみの違いに気付いた人間が今を必死に(努力)をするのだと思います・・・
そのプライドが本物ならその世界に20年も30年もいたらそれなりに何か結果を残せていると思います。 そしてそれがプライドではなくただの負け惜しみなら、その世界に20年も30年も取り掛かっていてもその努力で何一つ結果を出せず、誰からも認めてもらえず、何も変わらない歳だけ取った自分がそこにいると思います・・・
だからこそ俺はこれからも好きな音楽ではなく、勉強のための音楽と接して行きます・・・
その理由は簡単です。本物のミュージシャンになりたいからですよ。自分自身に納得したいからですよ・・・

Some Skunk Funk(The Brecker Brothers) 30th Oct 2014 by Mamoru Morishita

27日 水曜日

ジャズ・ブルースです。
俺達の言うブルースは単純な3コードのペンタ一発の様なものではありません。
俺を含めて多分世界中のジャズ・ミュージシャン達がこのブルースをジャムろうとした時に3コードでやろうとしたならよほどの付き合いや友達でもない限り一緒に仕事をするのは無理だと思われて相手にされなくなると思います・・・
俺は正直ブルースは好きではありませんが、学ぶと言う事は好き嫌いでやる事ではないですからね。
勿論ソロは全てアドリヴです。

Jazz blues (26th Sep 2017) by Mamoru Morishita

26日 火曜日

I remember youです。
この曲の冒頭はStella by Starlight同様に意外と無い(勿論Stellaとは違う進行)Tmaj7-(#Wm7-Z7)及びTmaj7-(#Wm7b5-Z7)です。
俺にしてもこう言った類のものはなるべくトランスクライヴをするようにしていますが、今では録音や録画が簡単に出来る時代なので、こんな感じでラフに録るのも自分の耳に覚え込ませるためのひとつの手段なのかも知れませんね。そして勿論ウチの生徒達にもこの方法を推奨しています。
何のために録った動画かですよ。これはテクニックを身に付けるためのものではなく、Tmaj7-(#Wm7-Z7)の相対音感を養うためのものです。
ちなみにソロは勿論一発録りのアドリヴです。

I Remember You (26th Sep 2017) by Mamoru Morishita

25日 月曜日

10年以上在籍してくれているボクシングの練習生が足の手術のため1カ月程入院する事になりました。そして退院後も半年ほどは運動が出来ないため来年の4月頃まで復活出来ないとの事でした・・・
はっきり言って全員が上手く行かなくなったり、しばらく休むとモチベーションが切れて挫折して行きますが、その練習生だけは以前にも数年の間遠方に単身赴任になってもその間自分なりに運動を維持して戻って来てくれた事があり、とても魂の強い練習生なのでまた必ず戻って来てくれると思います。
半年休む事を俺に告げながらその間の月謝を払ってくれようとしましたが、その気持ちがとても嬉しかった事とそしてそれはまた絶対に戻って来る気持ちの表れなのだと思います。
早く良くなって、そしてまたその練習生と一緒に練習出来る日を楽しみにしています。
俺のところの練習生達はその付き合いが10年前後の人達ばかりでジェントルマンばかりです。

24日 日曜日

俺なりに日々のギター及び音楽の練習と勉強のメニューが数時間ありますが、毎日コツコツと練習や勉強を続けてもそれらの成果が出るのには何カ月や何年も時間がかかります・・・
それらの練習と勉強をずっと続けていると時折、(この練習法でいいのかな?)、(いつの間にか惰性になっていないかな?)、(そろそろ内容を変えた方が良いのかな?)等、少々不安になる時があります・・・
そしてそんな時には少し前の自分のスキルと比べて確認をするようにしていますが、比べた時に自分が上達している事がわかるとやはり今でも嬉しいですね。
もう50歳にもなるので、技術を維持したり上げる努力は正直かなり辛いものがありますが、この歳でもまだ技術にしても上がるようです・・・
俺は体が弱いので技術が落ちて来るのもみんなよりも少し早い様な気がしますが、とにかく残る人生で後どれだけ自分のスキルを上げる事が出来ますかね・・・
人生の全てをギターに捧げて生きて来て、自分のスキルが落ちて来た事を感じた時には悲しいでしょうね・・・
だからその時のためにも、棺桶に片足を突っ込んだ時のためにも、絶対に悔いを残さないように自分の人生をやれるだけの集中力でやれるだけの努力をしようと思っています・・・
そう思っていたらいつの間にかギターと共に35年近く経っていましたが、練習をしなかった日は今のところ修学旅行の時だけですね・・・

23日 土曜日

新しく読み始めた音楽理論書ですが、今回の物は古いギターリストの物で一応確認がてら購入しました。
40ページもない本だったので2週間足らずで早くも一通り読み終えましたが、特に新しい発見も無く既に自分が会得しているものばかりでした。
3000円も出して新たに学ぶものがないのはとてももったいない気もしますが、これまでに自分が既に会得した事ばかりだったのでほっとした部分が多かったです・・・
それでも一応後数回読み返してから次の理論書に取り掛かるつもりですが、次の理論書は既に目星は付けてあります。
さすがにこんな事を20年も続けていると段々読む本が無くなって来たように思いますが、それでもJazzの世界では少しずつ誰かがまた新たに発見しているので絶えずアンテナを張り巡らせていなければなりません・・・
Jazzミュージシャンのひとつの究極の姿として、相対音感で全て反応する事ですが今の俺の目標はまさにそこにあります・・・

22日 金曜日

俺が一曲参加したSallaberryのLatin Grammy Awardの通知の様です。勿論俺も初めて見ますが・・・
発表は11月の様です。とにかく吉報を願うばかりです。

21日 木曜日

買い物に行ったら数年ぶりに知人に会いました。
『お変わりはありませんか?』と聞かれて出世こそしていませんが、Sallaberryのグラミー賞の件や新しいCDが間もなく完成する事、それからブラジルの雑誌のインタビューやサンディエゴのSachaの件等報告出来て良かった事と、それから一番最初に最近は体調が良い事を伝える事が出来て自分自身が嬉しかったですね・・・
でも俺の体調とは正反対に俺の周りではまた今日大きな手術を受ける人がいます・・・
手術の成功を祈るばかりです・・・

20日 水曜日

CD用の写真を撮りました。
元々がブ男なのとおまけにもうすぐ50歳にもなるのでなかなか良い写真が撮れませんでしたが、今は昔と違ってデジカメで撮ってすぐに確認出来るので本当に便利な時代になりましたね・・・
20年以上前から何かの度にカメラマンに沢山写真を撮ってもらい何千枚も写真が残っていますが、それらの写真と今回の写真を比べると我ながらとても歳を取った事を感じます・・・
俺はこの20年間何をしていたのかを考えたら、やはりずっとギターを弾いていますね。自分でも呆れます・・・
ちなみにこれらの写真を見たGrahamからは『Nice Guitars』と言ってくれましたが、一切俺の容姿には触れていません・・・(笑)

19日 火曜日

世界的に著名なブラジルのプロデューサーのArnaldo DeSouteiroとやり取りをしました。わかりやすく言うとIthamara Kooraxの夫です。
勿論彼も俺の事を知っていてくれて『私はMamoruと3曲一緒に作業をした事をとても誇りに思っています。いつか日本かブラジルで個人的に会いたいと思います。』との事でした。
最近では世界中の著名人達から連絡をもらえる様になって来ましたが、それに比べて日本では相変わらずクソ扱いされています・・・
以前にも書きましたが、やっとの思いで世界に手が届いたので、せめて以前何度か取り上げてくれた某ギター雑誌社だけは報告をと思い、わざわざ電話をして住所を聞いてIthamara KooraxとのCDを送ったのですが、一切届いたとの返事も無かったので確認の電話をしたら、面倒臭そうに『良く聞いたら連絡させてもらう。』のたった一言だけのメールで結局そのまま無視されました。こんな奴等が日本の音楽雑誌の人間ですよ・・・
今は国内ではThe Walker'sと言う雑誌社としかやり取りはしていません。お子ちゃま音楽の日本なんかもう眼中にないですよ。新しいCDが出て何かが変わってくれる事を願うばかりです・・・

18日 月曜日

随分とレコーディングも進み残り数曲となりました。
ミックス・ダウンをしながらそれらの音源を確認したら正直Ithamara Kooraxとの1曲だけロックで我ながら随分と違和感を感じます・・・
今はバンドもないためそれらの曲をギターとアコーディオンだけで仕上げた事と、それと俺の作曲した時期が全く異なるので当然と言えば当然ですが、どうかその辺りは目を瞑って下さい。
Ithamara Kooraxとのその1曲以外はイメージ的には前回の俺の(ほ・た・る)のCDをイメージしてもらえたらと思います。
ただそのタイトル曲の(ほ・た・る)とNatural Promenadeも随分と昔の作曲なので今とは作曲法が異なます。
某著名なジャズ・ギターリストが『バンドは進化していなくてはならない。』等の類の言葉を言っていた記憶がありますが、俺もその意見に賛成です。
今の俺はバンドはありませんが、今回のCDで確実に色々な事を学んで来た俺を感じてもらえたら幸いです・・・

17日 日曜日

Graham Bonnetから『Michael Schenkerとコンサートで、他のシンガー達も一緒です。』との連絡がありました。
コンサートを目前にそんな瞬間まで連絡をくれたりします。ありがたいですね。Grahamもとても良い人です。
かつて、髪を伸ばすようにRitchie Blackmoreに言われてバンドをやめたり、Michael Schenkerともめてアルバム発売前にバンドをやめたり等、普段やり取りをしている限りでは全くそんな部分は感じませんが・・・

16日 土曜日

その先日のブラジルのテレビのIthamara Kooraxと、俺の友達でもあるギターリストのRodrigo Limaの動画です。
今の俺はアレンジ等もするようになったためかは良くわかりませんが、正直ギターと言う楽器は音域が狭くて音楽全体として聞くと音が軽くて好きではありません・・・
でも彼女の歌を聞いているとそんな事は全て忘れさせてくれます。物凄い歌唱力です・・・
どうかみなさん後数カ月だけお待ち下さい。俺と彼女の爆発的なロックが仕上がりますから・・・
例えるなら真面目に音楽を勉強したロック・ギターリストの曲を圧倒的なパワーを持つジャズ・シンガーが歌っています・・・

Ithamara Koorax Brazil TV (Sep 2017)

15日 金曜日

Ithamara Kooraxと少しやり取りをして、ブラジルのテレビで2曲ほど歌ったとの事でした。
彼女との共作のUntil We Meet Againの音源は既に出来ていて今は他の曲の録音をしていますが、彼女にはサプライズの意味でそれらの事はまだ黙っています。
10月の頭か中頃には音源を仕上げる予定でいますが、まだJorgeやSallaberry達の音源は届いていません・・・
とりあえず来週にはCDジャケットの撮影もする予定です。上手く行けば年末には発売出来るかなと思っていますが、考えても見れば俺はいつも不思議な程CDの発売が何故か12月になりますね・・・

14日 木曜日

Graham Bonnetとは毎日のように一言二言やり取りをしていますが、その内容は本当に他愛もない内容ばかりで例えば
俺『今日は忙しかったからカフェインを取り過ぎておかげで今度は眠れなくなったよ。』
Graham『それは気の毒だね dear...』
だったり、
俺『今から健康診断に行って来るよ。』
Graham『どこも悪いところが無い事を願っているよ。』
俺『俺達はもう若くないからね。でも魂は永遠に若いよね!』
Graham『その通りだよ!』
等の様に本当に些細な事ばかりです・・・
Grahamと言えば俺が中学、高校の時に好んで聞いていた音楽の多くを歌っていた人ですが、あれから30年経って今ではこんなスタンスで毎日のようにやり取りをしています・・・
それから、俺の古い動画を見ていきなり俺と話をしたいと言って携帯番号を教えてくれたPaul Shortinoとは滅多にやり取りをする事はありませんが、メールを送れば勿論返事はくれます。でもGraham程気軽にやり取りをしている訳ではありません・・・
サンディエゴのSachaも良い人で、一緒にやりそうな気配はしていますが何分にもとてもルーズです・・・
ブラジルのFernanda Takaiに関してはポップス・シンガーで結局今のところは全く一緒にやる事は無さそうですが、それでも俺の事を忘れずに時折連絡をくれて本当に低姿勢な人です。
Ithamara Kooraxに関しては一番最初にこんな無名な俺の事を認めてくれて、俺にとっては恩人です。
俺がとても仲良くしているシンガーは今のところこの5人ですが、それぞれの俺とのスタンスはこんな感じです。とにかくみんな物凄いシンガーですよね・・・

13日 水曜日

俺のSakura Sakuと言う曲にゲストとしてBassのJorge PescaraとドラムのSallaberryが参加してくれる事になりましたが、やはり順番としてはドラムからレコーディングした方が良いので確か去年末か今年の一月ぐらいにSallaberryに音源を送りました。
でも彼はとても忙しくBassのJorge Pescaraに先にレコーデイングをして欲しいとの事で、それで急いでJorgeに頼んだのですが、今度はJorgeから『いくらか試してみたけれど淡々としたSambaになってしまいなかなか良いアイデアが出て来ないのでやはり先にドラムからレコーデイングをして、そしてそれに触発されながら再び録り直したい。』との事でした。
JorgeのBassは決して派手ではありませんが、その辺りのキャリアみたいな部分はさすがだなと思います。俺の(ほ・た・る)のCDでもNatural Promenadeという曲て参加してくれましたが、あのBassのヴァリエーションを聞いて正直かなり驚きました。
Bossa Novaと言うリズムは一歩間違えればとても退屈なベース・ラインになってしまったり、変に背伸びをして音数を増やせば今度はBossa Novaと言うまったりした音楽から離れてしまったりする中でJorgeのベース・ラインに触発されながらソロをレコーデイングした事を覚えています・・・
今度のSakura Sakuと言う曲は短い曲でよくあるSambaですが、短いからこそネタを詰め込む時間もあまりないため悩んでいるのかも知れません。
俺は結構淡々としたSambaをイメージしていましたが、考えても見ればLatin Grammy Player達なので嬉しいサプライズみたいな部分を感じられるかも知れませんね。とにかく仕上がりが楽しみです。

12日 火曜日

7月から取り掛かっているBrecker BrothersのSong for Barryですが、やっと方向性が見えて来たように思います。
当初はギターの音域だけでどう再現しようか悩みながらやっていましたが思い切ってストリングスを絡める事にしました。
それから後一ヶ所ハモリの部分の音を取って一応譜面は完成かと思います。
現在はこの状態よりも進んでいますが、さて動画で仕上げようか音源だけにしようか迷っていますが、やはり動画の方がインパクトがあって良いですかね・・・

Song for Barry (Brecker Brothers) Sep 2nd 2017 by Mamoru Morishita

11日 月曜日

4年ほど使っているガラケーのバッテリーが遂にだめになって来たので少し悩んでネットで探してみたらバッテリーを1000円程で売っていました。
それでとりあえず買って使って見たら何とか復活したのでこれでまだしばらくはこのガラケーが使用出来ると思います。
特に今のところ不便も感じていないので、それこそ海外ツアーでもない限りまだこのガラケーを使うつもりでいますが、裏を返せばガラケーを使っている間は俺の人生に何の動きも無いと言う事なのかも知れません・・・

10日 日曜日

新譜のCDのレコーディングが進むにつれ、早くもその次のCDの構想を考え始めています。
現在作っているCDの曲の約半数は、元々某プロダクションに頼まれてこの数年で300曲ほど作りその中から厳選して選んだものですが、その作曲の際にそれらの多くを勉強がてらJazzのスタンダードの2部形式に基づいて作りました。
そして大体その2部形式のパターンが頭に入って来たように思うので、今度はどうしようか考えていますが、いっその事一度普段演奏しているJazzのスタンダードをギターとアコーディオンでやって見ようかなと思い始めています。
そうは言っても人様が聞くCDなので、この数年俺が勉強のために取り上げているColtraneやHancock等はリスナーからしたら聞きづらいと思うので、もっとライトなものにしようかなと思っていますが、その事をボクシングの練習生に告げたらすぐに『スタンダードならNica's Dreamが聞きたいです。』とのリクエストがありました。
少し考えたら個人的には、You don't know what's love isやFotografia、それから黒いオルフェにおいしい水等が浮かびましたがリクエストなんてありますかね!?

9日 土曜日

ここのところずっとアコーディオンのレコーデイングをしていますが、そのアコーディオンと言う楽器の大きな特徴としてジャバラと言うものがあります。
そのジャパラと言うものは空気を送り、そして強弱を付けたりしてダイナミクスを付ける部分でアコーディオンとピアノとの最も違う部分の様です。
アコーディオンのレコーデイングに付き合っていると彼女が思いっ切りジャバラで強弱を付けたりしていますが、実際に録音された音は2チャンネルのスピーカーで再生されるためどうしても平面的になり、そのジャバラの迫力が残念ながら再現する事が出来ません・・・
その辺りはコンサートに来てもらって実際に体感してもらうしかありませんが、とにかくいつか機会があったら俺達のコンサートにぜひ来てほしいと思います・・・

8日 金曜日

単に趣味や暇つぶしでギターをやっているのなら、死ぬまで365日ずっとSmoke on the waterを弾いていれば良いですよ。自分が何のためにギターを弾いているのかですよ・・・

7日 木曜日

最近よく思いますが、良くも悪くも見事に同じレベルの人間がそこにいますよね・・・

6日 水曜日

BassのJorge Pescaraから連絡があり先日送った俺のSakura Sakuと言う曲を近日中に仕上げて送ってくれるとの事でした。
これで後はドラムのSallaberryが1曲とアコーディオンの残りが5曲となりました。少しずつ仕上がって行く音源に対して今では積立貯金でもしているような気分です。今月はCDジャケットの撮影もする予定なので年内にはいよいよ新譜の仕上がりが見えて来ると思います。
数年前にIthamara Kooraxと(ほ・た・る)のシングルCDを出しましたが、でも俺の中では今度のIthamara Kooraxと共演のUntil we meet againと言う曲がメインで、その曲は20年近くも前に作った曲なので実際に自分の中の気持ちとしては20年ぶりのCDのような気分です。とにかく後少しの間お待ち下さい。
それからそんな中でも相変わらずGrahamとは頻繁にやり取りをしていて、時折、ちょうど習いに来ている生徒達や古くからGrahamのファンで俺の友人達にまでGrahamからメッセージをもらったりしています。
それと来日中のArturo Sandovalからも連絡があり、東京で後4日間コンサートがあるとの事でした。
今ではロックやジャズの人達とやり取りをしていますが、人の相性とかタイミングって本当に不思議です・・・

5日 火曜日

頼まれているアメリカのロック・ギターリストのプロジェクトですが、立ち上がっている音源は思いっきりパワー・コードで、正直俺にとってはあまりにも退屈なものですが、そのギターリストは以前から友達だったりナイス・ガイだったり等でとりあえずは引き受ける事にしました。
先日その彼がフルアコと言うJazzのギターリストが良く使うギターを欲しがっている様子だったので、Jazzに興味があるのかを尋ねたら最近はJazzのレッスンを受けていてDonna Lee等を勉強しているとの事で、その言葉を聞いたら何だかとても嬉しかったです。
楽器が上手くなる事もとても時間がかかりますが、音楽理論の点と線が結びついてくるのにも膨大な時間がかかります。
今から真面目に勉強を始めて行けば10年後くらいには譜面等も含めて、それらの意味が何となく分かって来るかと思います。そしてその頃になってまた一緒に何かやれたらいいな等とは思いますが、ただ、今から10年経つと俺はもう60歳です。俺は体が弱い事もあり60歳になった時に今の技術を維持出来ているのかなぁと・・・
10年でどれだけの事が頭に入るのかを自分を振り返って見ると、俺は教えてもらえる人がいなかったのでとても遠回りをしました。
それこそ今からたった10年前でも読んだ理論書の点と線が結びつかずにとんちんかんな事をやっていて、今思えばとても人様に聞かせられるようなレベルではありませんでした。それは単に俺が頭が悪いためかはわかりませんが音楽理論の点と線がそれなりに結びついて、ある程度使いこなせるようになるのには、やはり20年ぐらいはかかるような気がします。
俺はこの20年は本当に真面目に音楽理論を勉強していますが、まだわからない事が沢山あるので昨日も再び一冊理論書を買いました。そして勉強のために絶えずJazzのCDを買って分析をしています・・・
まだ実際に俺が参加予定の彼の音源が届いたわけでもないので、ある程度形になった頃に彼のバンドの音源のあるサイトをここで紹介しようと思いますが、いつもロックの奴等に頼まれると結局仲違いするので今度はどうかなぁと・・・

4日 月曜日

7月からBrecker BrothersのSong for Barryに取り掛かっていますが、ギターの音域で具体的にどんな状態で仕上げて行けば良いのか奮闘しています。
それらの音や楽器をただ再現する訳ではないので色々と無い頭をひねって考えていますが、この(考える)と言う事がJazz等の相対音感を会得するためにはとても重要なようです。
この曲の作曲者のMichael Breckerと、それから勿論Randy Breckerの彼らの音楽を分析をしていると、お互いが最高の刺激を与え合いながら共に学んで共に時間を過ごして来たように思います・・・
ちなみに現在のこの曲の進行状況です。

Song for Barry (Brecker Brothers) Sep 2nd 2017 by Mamoru Morishita

3日 日曜日

某ピアニストからいきなり『何で今度のMamoruのCDに俺を招待しないの?日本への旅費と宿泊費とギャラを払えば1曲録音してやるよ!』と言われました・・・
30年もかけてやっとメジャー・デビュー出来ても悲しい事に今ではYou TubeやCDのコピーが簡単に作れてしまう事等もありCDが全く売れない時代です。
それでもミュージシャンからしたらCDを作らなければ何も始まらないので自腹を切って作っているのが現状です。
そんな中で(ギャラを払え!)、(プロだからお金をもらう!)等と安易に言う人がいますが、そのお金を誰かが都合しなければなりません・・・
お金を欲しがるのは普通だと思うしそれを決して否定はしませんが、自分が汗水たらして働いてやっと貯めたお金をはたいてCDを作っても赤字だらけになるのが今の音楽産業です・・・
せめて一度ぐらい自分が大金をはたいてCDを作る側を経験したらCDを作っている側の気持ちをもう少し察してくれるような気がします・・・
エアロスミスのCDが全世界で3000枚売れなかったのでCDを作る事をやめたと聞きました。某日本の著名なポップス・シンガーのCDが700枚売れなかったので新譜の制作を見送る事になったと聞きました・・・
そんな中で俺達のようなJazz系のCDが売れるはずがないですよ。悲しい事ですが今はそんな時代です・・・
例えば、CD制作のために汗水たらしてやっとの思いで50万円貯めて『1曲録音してやるからそこの国への旅費と宿泊費とギャラを払えっ!』と言われたら、どう答えたら良いですか!?
サンディエゴのSachaは前作がGrammy賞にノミネートされましたが、その彼女でさえ(少しお金が貯まったらCDを作ろうと思っています。)と言っていましたが、彼女にしても今は自腹ですよ・・・
CDが売れてお金が入る等と言うのは随分と昔の話です。CDを作ると必ずと言っていいほど誰かが自腹を切ります・・・
俺がそいつに『1曲録音してやるからそこの国への旅費と宿泊費とギャラを払えっ!』と言ったらきっと怒ると思いますよ・・・
『俺はノー・ギャラでは弾かない。』等と鼻息を荒くして言っていましたが、所詮上手く行った事しか無い奴等なんてこんな程度の魂なのでしょうね・・・
すぐに携帯電話から消去しましたが、もっともイタリアなのでかける事も無いと思います・・・
それからArturo Sandovalから東京に着いたとの連絡がありました。今回は東京だけのコンサートなので俺は行くのはやめましたが、いつか彼にも会いたいですね・・・
以前Arturoが俺のCountdownの動画を見て『日本に行った時にはMamoruにギターを頼むよ。』と言ってくれた事がありましたが、いつかそんな日が来るといいですね・・・

2日 土曜日

とても仲良くしているブラジル・ポップス界の大スターFernanda Takaiが来日した際に楽屋に通してくれた時の写真ですが、こんな写真を見付けたので添付します。
一緒に写っているのはThe PoliceのAndy Summersで、Fernandaは彼とも一緒にCDを作っています。
もしもThe PoliceのAndy Summersと言ってもピンとこなければ下記のリンクを見て頂ければわかる人も多いと思います。このバンドのギターリストでそしてこの曲の作曲者です。
最近では我ながら無茶苦茶な人脈になって来て世界中の人達から時折連絡をもらえる様になって来ましたが、それでもいまだに日本ではウンコの様な扱いを受けています・・・



The Police - Every Breath You Take

1日 金曜日

Grammy賞常連のArturo Sandovalから連絡があり、現在台湾にツアー中でここの人達はとても親切ですとの事でした。彼は間もなく来日しますが、日本でもそう思ってもらえると嬉しいですね。
それからツアーから戻ったJorge Pescaraから、俺のCDに参加予定のSakura Sakuを送って来るようにとの連絡あり早急に送りました。
それと俺の曲にゴー・サインを出してくれたサンディエゴのSachaですが、その俺との曲を俺のCDに入れるのかそれとも彼女のCDに入れてくれるのか今連絡を取っています。
見事にグラミー関連のアーティストばかりですが、そのCDが発売される頃にはいい加減にそろそろ何かが変わって来て欲しいと思います・・・