2018年 1月

31日 水曜日

頼まれているアメリカのロック・ギターのプロジェクトですが、やり取りをしたら開口第一声に『今はジャズを勉強している。』との事でした。
だから俺が『君は10年後に素晴らしいギターリストになれているよ。そして10年後にクレイジーな音楽を一緒にやりましょう。』と伝えておきました。
下の動画は数年前にHancockを取り上げた時の物ですが、もしも真面目にミュージシャンを志しているのならこの曲を分析してアドリヴを取ってみて下さい。
この曲辺りが普通にこなせられる様になったら、俺が何でトライアドのパワー・コード音楽をママゴト音楽と呼んで相手にしないのかが良く分かる様になると思います。
好きな事だけやる。これは趣味の人。
好きな音楽だけで生きていける。これは運の良い人。
俺達の言うところの(本物のミュージシャン)になる。これは努力でしか到達出来ません・・・

Actual Proof (Herbie Hancock) by Mamoru Morishita (Aug 31th 2015)

30日 火曜日

俺の周りで40歳を過ぎて(プロを目指したい)と言って来た人間がいました。
その本人のスキルはまともな技術も身に付けていなくて、音楽理論に関してはテンションの載せ方やダイアトニック・スケールさえまともに知らないレベルです・・・
技術にしても音楽理論にしてもそれなりに会得しようとしたらそれぞれ点と線がつながるのに15年や20年ぐらいはかかると思います・・・
でもそれは物凄い集中力や、俺の様に幸運にも共に学べる仲間がいたり、また周りに導いてくれるスキルを持った先生等がすぐ近くで付きっ切りで見てくれたような場合の話です・・・
そしてそれと同時に40歳を過ぎてからでは体力や集中力も露骨に落ちて来ます・・・
もしも仮に身を粉にしてそこから技術と理論をそれぞれ20年やったとします。でも20年と言う月日でやっと点と線とがつながる程度だと思います・・・
一心不乱に40歳から25年とかの歳月を費やして、やっと点と線がつながり始めた65歳の老人を誰が拾ってくれると思いますか?
もしも仮にその人がこれから25年間本当に真剣に音楽と楽器と接したとして、中途半端に仕上がった65歳の自分の人生をどう思うと思いますか?
多分その人は、(もっと早くから真剣に音楽と向き合っていればよかった)等と思ってこの世を去る様な気がしたので、だからこそ俺はその人に真剣に音楽をやる事を勧めるのはやめて趣味でやるように伝えました・・・
少々残酷に感じるかも知れませんが、それが現実です。高い次元で物事を会得しようと思ったら、物心ついた頃からずっと負荷を掛け続けるしかないと思います・・・
運動もせずに好きなものだけ散々食べてたらそう言う体になりますよ。負荷を掛けずに過ごしていたらスキルとは無縁の人生になりますよ・・・

29日 月曜日

一応Sachaは今週レコーディングに取り掛かると言っていましたが、彼女が仕上げてくれたらいよいよマスター音源が仕上がります。
当初は国内のユニバーサル・ミュージックから発売しようと思っていましたが、ここに来てアメリカのSonyのプロモーターが『全世界で発売しましょう。』と言ってくれています・・・
先日のブラジルのTratoreもワールド・レーベルなので、これで2ヶ所のワールド・レーベルとやり取りが出来るようになったようです・・・
ただひたすらギターと共に過ごして35年の月日が流れて、それがやっと今になって自分の努力だけで世界に手が届くようになって来たようです・・・
これだけの事がやれたのなら、俺はこれまでの自分の努力に対して納得が出来るような気がします・・・

28日 日曜日

今から9年ほど前に相対音感に関する本で当時かなり衝撃を受けた本がありました。
簡単に説明するなら、それまで俺は転調は譜面を見て反応すれば良いと思っていたのですが、その本には転調先を相対音感で判断すると言うものでした。
その本自体も40回ほど読んでいたり、今でもそれらを意識して音楽を聞くようにしていますが、最近やっと1音半上と2全音上がそれなりに分かるようになって来たようです・・・
俺の一つの目標はそれら全てを相対音感だけで反応する事ですが、それにしてもその道のりは本当に長いです・・・
何かの番組で7年間一生懸命やったと言うのを耳にしましたが、たったの7年は一生懸命とは言いません。それは趣味ですよ。たったの7年なら楽しい時にやっていただけで、嫌になったらやめたり、他にもっと楽しい事を見付けたらさっさとやめただけだと思います・・・
そうですね今の俺から見たら、最低でも20年ぐらい(努力)を続けたら『やっているのだな』と普通に思う程度で、決してそれを一生懸命等とは全く思いません。20年程度の一生懸命はその世界のトップ・レベルの人間はみんな普通にやっている事ですよ。当たり前の事ですよ。
そして勿論その20年とは惰性の20年ではないですよ。自分を高め続けている20年ですよ・・・

27日 土曜日

SallaberryのCDに参加させてもらった事で世界的なブラジルのTratoreと言うレーベルのサイトにまでいつの間にか俺の事を載せて頂いていました。
それでそのレーベルと少しやり取りをしましたが、そのレーベルがもし新しい音源が出来たら我々もブラジルで取り扱うので伝えて欲しいとの事でした。
世界的に著名なフランスのJazz Hot誌もそう言ってくれています。アメリカのSonyのプロモーターには是非世界で発売しようと言ってくれています。その事をGraham BonnetとSachaに伝えたら喜んでくれました。
最近少しずつ世界中の物凄い人達がこんな無名な俺を認識してくれるようになって来たようです・・・
もしかしたら世界と言う階段を少しずつ上り始めているのでしょうかね・・・

Tratore

26日 金曜日

Coltraneの逆バージョンもとりあえずは終わったので、またHancockかBrecker Brothersあたりでも研究しようかと思いましたが、意外とAlan PasquaのProto Cosmosなんかも一度取り上げておいた方が良いのかな等と思い譜面を作り始めています。
どんな形にするのかはまだビジョンが良く見えていませんが、今のところエレキで動画を録ろうかなと思っています。
特にこの数年はスタンダードの枠を超えてかなりマニアックな曲ばかり取り上げて勉強をしていますが、この曲にしてもセンター・キーがどこなのか良く分からない状態で無調性の世界を探していたように思いますが、何故か不思議な程ターン・バック手前のU-X(解決を伴わない)の部分が印象に残りますね。
それにしても沢山ありますが、さすがに時には何の勉強もせずにトライアド音楽で、ぼーーーーっと一生過ごす方がはるかに楽しくて幸せかなと思う時があります・・・
それからSachaから連絡があり、『現在少し事故等のトラブルが続いていてあまり精神状態は良くはありませんが、何とか来週ぐらいにレコーディングに取り掛かりたいと思っています。』との事でした。
とにかくそれが形になったらSachaが俺の曲に英語で歌詞を書いて歌ってくれて、Ithamara Kooraxがポルトガル語で歌詞を書いて歌ってくれます。最高ですよ・・・

25日 木曜日

1995年のライヴで2nd CDの一曲目に収録してある曲です。音源もリミックスしたのでCDよりも良くなっています。
この曲を作ったのは確か俺が24歳頃でした。そしてこの動画は27歳の時に録りました。
例によって今の俺から見たら無知で未熟な部分を多々感じますが、逆に言えばそう思えるのは自分が進歩している証拠でもあります。
今では聞く音楽や理解出来る音楽の幅は随分と広がり、ただの(ロック・ギターリスト)と言うカテゴリーから今ではミュージシャンとして少しずつ世界で認められるようになって来ました。
俺はいつも現状の自分に満足はしていません。ずっと先の未来の自分が納得するために今を努力と共に過ごすようにしています。ギターに出会ってからはいつの頃からか棺桶に入った時に自分が納得出来る人生にしようと思うようになりました・・・
これまでの自分の努力に対して、今のところ過ぎた時間に全く悔いはありません・・・

Lake and Visitor (25th Aug 1995) by Mamoru Morishita

24日 水曜日

海外の友人から今Graham Bonnetのコンサートに来ているとの連絡があり、それで急いでGrahamに連絡をして、今そこに友人がいる事を伝えたらすぐに返事をくれました。
それから時々Youtubeに立ち上がっているGrahamの動画を見ながらGrahamに連絡をするとすぐに返事をくれたりします・・・
Grahamは俺の青春時代のヒーローですよ・・・
Ithamara Kooraxは俺がJazzの世界に入るきっかけとなった人ですよ・・・
2人とも何だかとても申し訳がないくらいにありがたい話です・・・

23日 火曜日

幸せな事には最近俺は体調がとても良いです。
俺が体が弱い理由は今はまだここでは書きませんが、家は体の弱い家系なので体調の良い時と悪い時があるのはどうしても仕方がありません・・・
心無い無責任な奴等は馬鹿の一つ覚えのようにすぐに『気合だ!根性だ!』等と言って来ますが、俺はそんなクソ連中の1万倍は気合があると思いますよ・・・
とにかく俺は体調は良いですが、反対に俺の周りの人達は正月早々入院をしていたり等とても良くはありません・・・
健康な奴等の(足が痛い、腰が痛い)等の様な平和な話ではありません。自分の寿命や今後人生がどうなってしまうのかな等の大きな病と戦っている人達がいます・・・
健康しか経験した事が無い人間が体が弱い人達の事を理解が出来ないのはどうしても仕方が無い事ですが、せめてそれなりの歳月人間をやって来たのなら、少しぐらいは自分とは異なる人間が世の中には沢山いる事を学べと思いますが、一ヶ所の狭いところで似たようなレベルの人間だけと生きて来た奴等の想像力なんて所詮そんな程度なのかも知れませんね・・・
口もきけずに意識も戻らずに何か月も寝たきりの人間もいますよ・・・
自分や自分の身内がもしもそんな大変な時に『気合だ!根性だ!』等と五体満足の健康な奴等に言われたらどんな気分になりますか・・・
世の中には体の弱い人達がいますよ・・・
俺の周りにも体が弱くてすでにこの世からいなくなってしまった人達もいますよ・・・

22日 月曜日

新しく読み始めた音楽理論書は、とりあえず2ページをまとめるのに平気で1時間ほどかかったりします・・・
それでその音楽理論書ですが、今に始まった事ではありませんが俺は頭が悪いので頻繁に漢字が読めなかったりしますが、今ではネットのおかげですぐに調べる事が出来るのでとても助かっています。
いつも思いますがインター・ネットは包丁と同じでその人の使い方次第で人生に生かす事も出来るし、人を傷つけたりも出来ます・・・
それから、限られた自分の人生の貴重な時間をただ無意味に潰す事にも利用出来ます・・・

21日 日曜日

Sachaから連絡がありました。
『今、気持ちがあまり良くはないのでどうか後少しだけ待って下さい。何故ならMamoruの曲をあなたのために歌いたいからです。MamoruのFriendshipは私にとってとても重要です。それからスマートフォンでやり取りをしたいのですが・・・』との事でした。
でもあいにく俺はいまだにガラケーなのと、そしてスマートフォンを持つ予定もありません・・・
それからMike Varneyもいつの間にか今では気さくに頻繁に連絡をくれるし、最近ではJazzからRockのスーパー・シンガーやミュージシャン達とそして、世界的に著名なプロデューサーやプロモーターまで普通にやり取りをするようになりました。俺の人生は一体どこに向かっているのでしょうかね・・・

20日 土曜日

相変らずMike Varneyともふざけたメッセージのやり取りをしていますが、思えば俺にしても1980年代は彼のレーベルから発売されたギターリストのCDを買いあさってとりつかれたようにコピーしていました。
それこそ青春等と言う言葉で表現するのなら俺の青春はまさにギターと共にありました。もっとも取り組んでいる音楽自体は全く異なりますが、音楽に対する姿勢は今でもあまり変わりませんが・・・
それで、実は俺は当時からなるべく音源や動画を残すように心掛けていましたが、最も古いものでは19歳の頃の動画があったり、音源に関しては17歳の頃のものまであります。
そして20代前半の頃の動画では、そのMike Varneyのレーベルから発売されたギターリスト達をコピーしている動画もあったりします。
稀に何かのはずみでそれらの動画を立ち上げようかな等と思う時もありますが、やはり自分が特にママゴトをやっている頃のものを人に見られるのは恥ずかしい部分も多々あるのでそれで結局立ち上げるのをやめてしまいますが・・・
今でこそ完全にロックなんか聞かなくなりましたが、それでもMikeとやり取りをした時に『君とJazzが俺を作ったんだよ。』と伝えました。
先にも述べましたが今でこそ完全にロック等は聞きませんが、それでも自分が通り過ぎて来た人達の事はリスペクトを忘れないようにしています。そして俺にとって大切な事はそこで満足せずに次の課題を見付けて進む事だと思っています・・・
それが趣味なら好き事だけやっていれば良いし、自分に目指しているものがあるのなら苦手な事を一つずつ克服して行かなければ夢に到達するのは無理だと思います・・・
好きな事だけやって夢を叶えられるのなら全員叶える事が出来ると思いますよ・・・

19日 金曜日

Sachaから連絡があり『Mamoru遅くなってゴメン。もうすぐ作詞が完成します。』との事でした。
それからMike Varneyも最近ではGraham Bonnet同様気軽に返事をくれます。
以前には彼らは俺にとってヒーローと言うかこちら側から見ている側の存在でしたが、それがいつの間にか今では一緒に音楽をするとか、そんなやり取りをしています・・・
ゲストが参加してくれる曲は合計3曲ですが、でもその3曲に世界のSuper Musician達が参加してくれるのは今でも信じられないと言うか夢のような話です・・・
俺はギターのために人生の全てを賭けて生きて来たので勿論失ったものも沢山ありますが、でもそのCDが完成したら俺は自分が選んで来た選択が正しかったと自分自身に納得が出来るような気がします・・・

18日 木曜日

この一週間程はずっとこのCDを聞いてそして分析をしていますが、中でもスタンダードのAll of youのエンディングのコードがとれずに戦っていましたが、やっと何とか取れました。
実際に音が取れると、Bassのシンコペーションに対して特別なアッパー・コードを使用していた訳では無く、そのひらめきみたいなものが時として間違った方向に行ってしまうと変に難しく考えてしまったりしてなかなか音が取れなる事があります・・・
とにかくこのCDの気になるコードは大体取れたように思うので後数日だけ確認がてら聞いたら次のCDの分析に入ります。
それから相変わらずMike VarneyとアメリカのSonyのプロモーターとも一言二言やり取りをしています。
MikeはもうCDを作る気は無い様なので彼には音楽の話は触れない様にしていますが、Sonyのプロモーターは結構乗る気になってくれている様子で時折CDの制作を突っつかれたりしています。
ただ何分にも後はマイ・ペースなSachaが腰を上げてくれなければ話が進みませんが、もしも実現したら俺のCDでSachaがBosa Novaを歌い、Sallaberry達がSambaを叩いて、そしてIthamara Kooraxが4オクターヴにも及ぶ声でRockを歌ってくれます・・・
そんなCDが出来たら俺は最高ですよね・・・

17日 水曜日

Coltraneが実際にHave you met miss jonesから吸収したのか、たまたま耳が覚えていたのか、それとも単に偶然見つけたのかはわかりませんが、今ではColtraneのマルチ・トニック・システムを攻略する順番としてはやはりHave you met miss jonesで、Giant StepsそしてCountdownの様です・・・
理論書には必ずそれらの手法(Coltrane Changeに限らずですが)12種類のキーで等と書かれていて、更にはこのColtrane Changeも2種類あるとまでは書かれていますが、結局みんな下の方を使うばかりで上がる方はまだ誰もまともにやっていない様な気がしたので取り上げて見ました。
そして実際に取り掛かって見ると最初は不思議な程Countdownと違いが無いように感じましたが、1カ月も取り組んでいるとやはり上がる方が明るい様に思います・・・
個人的には2全音上への転調はとても好きですが、2全音下への転調は好きではありません。誰かに作曲を頼まれた時には俺が一番避ける転調先ですが、でもこのマルチ・トニック・システムの中で使用すると不思議な程、上がる方も下が方も訳が分からなくなって来ますね・・・
とにかく一応上がる方のColtrane changeも形にしたので、これでまた新たに何か課題を見付けて取り組んで行きますが、俺は先生の様な人がいないので自分の触覚でそれらを探して行かなければなりません・・・
とりあえずは今一度HancockかBrecker Brothersあたりかなとは思っていますが、それにしても彼らのレベルの曲を把握するのにはやはり相当なモチベーションか必要ですね・・・
それから懲りずにまたMike Varneyと俺のふざけた絵の鑑賞会をして(笑)、Graham Bonnetはコンサートが終わってすぐに疲れているだろうにそれでも気さくに返事をくれます。そしてSachaは寝る前なのかお酒でも飲んでいるのか少々意味不明なメールが届きましたが、俺の新譜の残りは彼女の歌だけなのでなるべく早急に仕上げて欲しいのですが・・・

Count up(Dedicated to Coltrane) by Mamoru Morishita(15th jan 2018)

16日 火曜日

時々やり取りをしているMike Varneyですが、彼の事を紹介しているサイトがあり、そこで何故か俺の古いCDを持っている写真が大きく掲載されていました・・・
その写真は以前Mikeが俺に直接送って来たものですが、どういった経由でそこに流れ着いたのかは良く分かりません・・・
それからMikeも言っていましたが、今はCDが全く売れないのでMamoruとは何か一緒に出来なくてゴメンとの事で結局彼とは何もしていませんが、それでも彼の事を紹介しているページで俺のCDを持っている写真が使われているのは何だか少し不思議な気もしますが、それでも今では知り合いなので良いのかなと思います・・・

Mike Varney

15日 月曜日

以前Ithamara KooraxとのCDを取り上げて頂いた世界的に著名なフランスのJazz専門誌のJazz Hotから連絡があり、新譜が完成したら教えて欲しいとの事でした。
それからSachaから今週中に歌詞を仕上げるとの連絡がありました。
Graham Bonnetはいつでも気さくに返事をくれるし、最近ではこんな無名な俺の事をほんの少しずつですが、世界中の物凄い人達が気にかけてくれるようになって来ました。最高の気分ですね・・・

Jazz Hot(French)

14日 日曜日

これで一応全ての新譜のレコーディングとミックス・ダウンが終わり、後はSachaの作詞とそして彼女のレコーディングを残すのみとなりました。
思えば本当に長い道のりでしたが、ほとんど思い残すところも無いぐらいの仕上がりになったと思います。俺のこれまでの人生の集大成です・・・
何よりもギターを、そして音楽を大切に生きて来た俺の全てがこのCDに閉じ込めてあります・・・
ほとんどの曲はギターとアコーディオンだけで仕上げましたが、3曲で世界のスーパー・ミュージシン達が作詞を含めて5人もこんな無名な俺のために参加してくれました・・・
参加してくれた曲名とアーティスト名を書いておきます。

Until we meet again:作詞/Ithamara Koorax.Arnaldo DeSouteiro 作曲/Mamoru Morishita 歌/Ithamara Koorax
Snow and Moon:作詞/Sacha Boutros 作曲/Mamoru Morishita 歌/Sacha Boutros
Sakura Saku:作曲/Mamoru Morishita Drums/Sallaberry Roberto Bass/Jaime Aklander

このCDが完成したら俺はあまりこの世に未練はないかも知れません・・・

13日 土曜日

俺にしてもいきなり知らない奴等にまで『どうやって稼いでいるの?どうやって飯を食っているの?』等と心無い言われ方をされる事が本当によくあり、挙句の果てには『どうせミュージシャンとしてまともに喰えてないだろう!』等とまで言われる事があります・・・
先日テレビを見ていたら某元世界チャンピオンにまでそんな心無い言葉を浴びせているのを見かけましたが、はっきり言ってそいつらに何の関係も無いですよ。
そいつらに飯を食わせてもらっている訳ではないですよ。そいつらに1円だってもらってないですよ・・・
飯食ってクソして死ぬだけの奴等の発想なんて所詮そんな程度なのでしょうね・・・
俺が何で特に音楽でお金を稼ぐ事が出来ないのかはここでは書きませんが、でも俺の周りにいる人達はみんな知っていますよ。
俺は音楽で稼ごう等とは最初から考えていません。そんな事のために人生の全て音楽に捧げて生きて来た訳ではないですよ・・・
文句があるのなら自分が世界で認められて見ろよ。そしてそれから自分が正しいと思う事をやれば良いだけですよ。たったそれだけの話ですよ・・・

12日 金曜日

先月から取り掛かっているColtlaneのCountdownの逆ヴァージョンですが、そろそろ射程距離に入って来たので来週辺りに録画をしようと思います。
Coltlaneをそんなに事細かに分析をした訳ではありませんが、それでも何となくモードやコルトレーン・チェンジ等の様に新しい進行を見付けてしまったColtraneは、常に新しい進行を探す事に生涯を費やしたように思います。時代もあるのか解決先等は意外とシンプルですよね・・・
俺に限らず多分コルトレーン・チェンジに取り掛かっている期間は何だか頭の中がクルクル回っていますよね・・・
このCountdownの逆ヴァージョンに取り掛かり始めた時Countdownと違和感が無い事に驚きましたが、1カ月も取り掛かって久々にCountdownを聞いたら、こちらの方がドローンとした印象がしますね。
その逆ヴァージョンですがとりあえずタイトルをCount Upにしましたが、これって著作はやはりColtraneですかね?
下がるヴァージョンがコルトレーン・チェンジで、もし上がるヴァージョンがマモル・チェンジ等と名前が付いたら俺は歴史に名前が残りますね。(笑)
それからいよいよアコーディオンのレコーディングも全て終わりSachaの歌のみとなりましたが、そのSachaからは先程『音楽を通じてコミニュケーションの橋を作り上げましょう。後2,3日で仕上げるので待って下さい。』との連絡がありました。そしてアメリカのSonyのプロモーターからは『Mamoruの音源が仕上がるのをとても楽しみにしています。そして一緒に世界でリリースしましょう。』との連絡がありました。
とりあえずは残り一曲のミックス・ダウンをしながらSachaからの連絡を待つ事にします・・・
それと久々にPaul Shortinoから連絡がありました。俺の人脈が自分でも訳が分からなくなって来ていますね・・・

Countdown (John Coltrane) by Mamoru Morishita (April 15th 2016)

11日 木曜日

Sachaから連絡もなくなっていたので彼女が俺の曲を歌う事を諦めてその曲をアコーディオンでレコーディングしましたが、ダメモトで確認の連絡をしたら『Mamoruの事は忘れていません。音源がどこかに行ってしまったので、今一度音源を送って欲しい。』との事で急いで再び送りました。ただ何分にもルーズな人なのでどこまで期待して良いかわかりませんが、それでも先程『今、歌詞を書いています。』との連絡が届きました。俺にもうひとつ奇跡が起きますかね・・・
それから結婚してオーストラリアに住んでいるブラジルの友達が日本に戻っていて、それで家に来た時に例によってちょうどGrahamとやり取りをしていて、彼もGrahamの大ファンなので彼にメッセージを書いてもらいました。
何度も言っていますがGrahamはとてもGentlmanで、そしてかなりマメな人の様でSachaとは対照的な性格です。勿論2人とも俺にとってはとても良い人ですが・・・

10日 水曜日

2001年の動画でオリジナル曲です。そしてこの日のライヴを最後にこのバンドはなくなってしまいました・・・
今この動画を自分で見ると色々な事を感じますが、やはり一番にはここから相当、特に理論面を学んだ事を痛感します。それこそ単純に計算しても20冊分ぐらいは頭に叩き込んで来たと思います・・・
10年近くもやっていたバンドが無くなってしまうのはとても悲しいものがありましたが、それでも腐っていても何も始まらないので残されたメンバーと音楽理論を学び続けました。
某音楽理論書に(より小編成の方が色々と学びやすい。)と書いてありましたが、今ではその意味がよくわかります・・・
バンドが無くなり音楽理論書に専念してから随分月日が流れましたが、今となっては逆にバンドが無くなったからこそより音楽理論を学ぶ事に専念する事が出来た様に思います。
光栄な事に最近ではほんの少しずつですが世界中からギターの依頼が来るようになって来たリ、東洋の天才等と世界各地で紹介されるようになって来ましたが、でももしも俺がこの動画のレベルで止まっていたら確実にお山の大将で人生が終わっていたと思います。夢を叶える事は出来なかったと思います。そして勿論Ithamara KooraxやSallaberry達には絶対に相手にされる事は無かったですよね。譜面もまともに読めなかったですから・・・
(転んでもただでは起きない)と言う事は人生を前進させるためには絶対に大切な事だと思います。腐っていても時間は流れます。惰性の日々ならそれで人生は終わります・・・

Zombie Powder (jan 21th 2001) by Mamoru Morishita

9日 火曜日

今では頻繁にやり取りをしているGraham Bonnetですが、元々Grahamを俺に紹介してくれたL.A.のプロモーターはいつの間にかGrahamとはすっかり手が切れてしまい、それで俺が間に入ってGrahamの事を伝えたりしています・・・
詳細は避けますがそのL.A.のプロモーターは80年、90年代の音楽産業が最も盛んだった頃にそれこそ世界中の著名なミュージシャン達をプロモートして来た人で、そのプロモーターがプロモートして来た人達の一部をここに書きます。

Phil Collins
Tina Turner
Red Hot Chili Peppers
David Lee Roth
Fleetwood Mac
Metallica
Alice In Chains
Motley Crue
Paul Gilbert/Racer X
Joan Jett
Kim Carnes
Rought Cutt
The Romantics
King Crimson
The Go Go's
Alcatraz
UFO
Guns N' Roses
Poison
Adam & The Ants
Air Supply
Toto
Asia
Joe Cocker
Skid Row
Joe Walsh
Stryper
Poison
Van Halen
W.A.S.P.
Ratt
The Knack
Survivor
Chaka Kahn
Bruce Springsteen
Megadeth
Gary Newman
Talking Heads
The Eurythmics
Hall & Oates
Stevie Ray Vaughan
Depeche Mode
Paul Stanley of KISS
The Cars
Moterhead
Whitesnake

こんな凄い人が『Mamoruは私がこの30年で見て来たギターリストの中で3本の指に入ります。』と言ってくれましたよ・・・

8日 月曜日

家でギターのレッスンをしている時に、ちょうどIthamara KooraxやGraham Bonnet、Mike Varney達等から連絡がある事が時折あります。
そんな時には彼らに生徒がいる事を伝えるとよく生徒達にメッセージをくれたりします。
生徒達も最近では慣れて来たもので、そんなリアル・タイムで連絡があっても今では特に驚かなくなっていたりします・・・
もしも機会があって俺の家に来る事があったとして、そんな時にちょうどIthamara KooraxやGraham Bonnet達から連絡があって、そして俺がお客がいる事を伝えて、彼らから皆さんに(ハロー)等と届いたらどんな気分になりますかね?(笑)みんな本当に気さくで良い人達ですよ!!

7日 日曜日

勿論趣味や暇つぶしならそれで良いのですが、俺を含めて俺の周りの生徒達はみんな音楽を(進化するため)にやっています。
俺や俺の周りがやっている努力とは、単に正確に弾くとか音数を増やすだけの幼稚な事を言っているのではなく、ある程度出来る様になったら膨大にある音楽の手法を学ぶ事を言います・・・
でもその反対にものの見事に何十年経っても似たような事をやっている浦島太郎に本当によく出会いますが、その理由はとてもシンプルでそんな奴等は決まって自分の好きな事しかやらず自分に負荷をかけない奴等です・・・
そして更にその浦島太郎は、自分がすっかり浦島太郎になっている事に気付かずに月日が流れています・・・
今日の俺の独り言に対して、(うるさい)等と思った人は多分70歳までギターを弾いていても結局似たような事をしていると思います・・・
でも、(そうか)と思った人はもしかしたら10年後に俺とセッションが出来るのかも知れません。何か一緒に出来るかも知れません・・・
今日の俺の独り言は悪口に聞こえますか?それとも(一緒に頑張ろう!)と聞こえますか!?
もっとも、俺は自分の道を進むだけなので浦島太郎の事はどうでも良いですが、俺に関しては10年後には確実に更に進化していると思います・・・

6日 土曜日

ブラジルのイベントプロモーターから連絡がありました。
『ブラジルの今度の夏のイベントにFernanda Takaiをゲストとして現在彼女のプロダクションと交渉しているけれど、彼女の事を考えていたらMamoruが彼女と仲良く写真に写っていた事を思い出しました。ところでMamoruはブラジルには来ないのですか?もしもブラジルに来たら家に泊ればいいですよ。』との事でした。
以前取材をしてくれたブラジル人ジャーナリストや俺とIthamara KooraxとのCDを買ってくれた人達も『ブラジルに来たら家に泊まれば良いですよ。』言ってくれます。
残念ながら俺はとても貧乏なのでなかなか行く事が出来ないと彼らには伝えていますが、でもいつかブラジルに行く日は来るのでしょうか?
アコーディオンのレコーディングもいよいよ残り一曲となり、予定では来週には全てのレコーディングが終わり最終確認をしたらマスター音源の完成です。
思えば本当に長い道のりでしたが俺のこれまでの音楽人生の全てが完成するので、どうか後ほんの少しだけお待ち下さい。

5日 金曜日

そしてあと一人数年後にメジャー・デビューさせてあげたいと思っている生徒の演奏でI got rythemです。
勿論彼もここから技術的な部分を相当高める必要がありますが、理論的な土台としてはご覧の通りのレベルにまで上がって来ています。
彼に限らず勿論俺にしても嫌な事、苦手な事と絶えず向き合いながらギターと接して過ごすのは本当に心のモチベーションが必要な事です。
例えばもしもその気がある人は彼が弾いているソロのラインをどんな事を想定して弾いているのか度数等、全て分析をしてみて下さい。それから彼のアイ・コンタクトの後に何が起こっているのかも調べてみて下さい。某音楽理論書には、それがわからず睨まれて後から聞いたら文句を言われたと書いてありました。(もっともそいつらの事もどうかと思いますが・・・)
そしてもしもその作業が嫌だと思って手を出さないようなら、それは単に趣味で終わると思います・・・
俺達は絶えず自分の苦手な事と向き合って音楽と接しています。その理由は、俺達は暇つぶしでやっている訳ではないですから・・・
本物のミュージシャンになりたいからですよ・・・

I got rythem (29th dec 2017) by Aritoyo Kuroda

4日 木曜日

現在2人の生徒達を数年後にメジャー・デビューを視野に入れて、課題としてHumpty Dumptyをやらせています。
ただ何分にもやはり理論だけではなく、ここから技術的な部分も相当上げて行かなくなてはならないのが現状です。だから生徒達には後数年我慢して今度は技術的な部分を上げるようにと伝えています。
プロになりたいと思ったら好きな事をやる等と言う事とは全く正反対で、自分が苦手な事を一つずつ消去して行かなくてはなりません。そしてその先には個性と言うものが無ければ誰も相手にしてくれないでしょう・・・
譜面が読める、どんなコード進行でも対応出来る、どんなジャンルでもそれなりにこなせる、アレンジも出来て、それでいて個性が全く無い・・・
こんな奴等はいいところ運が良くて誰かのコネで誰かのバック程度の人生でしょう・・・
俺のところへは勿論趣味の人もいます。その人達には技術的な部分は飛ばして(勿論本人が望めば話は別ですが)、主にジャズを通してアドリヴやハーモニー、アレンジ等を伝えています。
それが趣味だろうと何だろうと未来の自分のためにみんな一生懸命やっています。
俺が音楽の生徒達にもボクシングの練習生達にも良く言っている事ですが、俺の様に人に習う事が出来ない様なひねくれた奴は、ひたすら理論書や今ならネット等を活用してとにかく自分を高める事です。
自分でモチベーションを上げる事が出来ないなら、誰かについて尻を叩いてもらうしかありません。
ボクシングの練習生達にしても、俺のところは体育館を借りているだけなのでリングやサンドバッグ等のボクシング・ジムにある様なものはありません。ただ俺のところに来ると『一人ではやる気になれないのでここに来るとモチベーションが上がります。』と言ってくれて、ありがたい事にわざわざ遠くから足を運んでくれます・・・
それが趣味なら生涯で何一つ残せなかったパワー・コード弾いて喜んでいる70歳でも全然良いですよ。自分がどんなギター人生を送りたいのかだけですよ・・・
それから今日も再びMike Varneyからの要望でふざけた絵を送りましたが、Mikeに音源を送る人は沢山いると思いますが、変な絵ばかり送っている人はきっと俺だけでしょうね・・・

Humpty Dumpty(29th dec 2017) by Shinji Yamamoto

3日 水曜日

1995年11月の動画で今から22年以上昔のものですが俺か27歳の時です。
みなさん27歳の頃どんな事をされていましたか?俺は自主制作で2ndのライヴ・アルバムを作っていて、確かそれが12月の発売だったのでその制作が終わって発売間近の頃でした。
俺はこの動画を自分で見て、あの頃に戻りたい等と言う感情は全くありません。それは俺が確実に進化しているからだと思います。思えばここから相当色々な事を学んで来た事を痛感します・・・
それからMike Varneyとも相変らずちょくちょくやり取りをしていますが、前回も言いましたが、それらは決して音楽の話等ではありません。具体的にどんなやり取りをしているのか想像がつきますか?俺が書いた落書きをMikeが見て喜んだりしています。
完全に子供の遊びの次元です・・・

Passionate Memoir ( 25th Nov 1995) by Mamoru Morishita

2日 火曜日

新年とは言っては俺は何一つ変わる事無くギターと共に過ごしています・・・
現在はチャーリー・パーカーの本を1時間に2ページほどのペースで読んでいますが、そのおかげで先日ウチのアコーディオンの彼女が何気なくU―X―Tを弾いたのですが、それが見事にチャーリー・パーカーに聞こえて来ました・・・
勿論彼女はチャーリー・パーカーのフレーズを弾いたのではなく誰かのU―X―Tのリード・ラインを弾いただけとの事でした・・・
キーボードやシーケンサー等のない時代に単音楽器の人が一人でコード感を出しながら吹く事を考えると確かにああなって行くような気がします・・・
これはチャーリー・パーカーのフレーズではありませんが、彼のアッポジャトゥーラとコード・トーンの使い方を俺なりに弾いてみたものです。
俺は誰かから学ぶ時いつもその人のフレーズをそのまま弾く事はしません。このようにアイデアだけ取り入れるようにしています。それが俺の言うところの猿真似と吸収の違いです。
単純なコード進行ですのであえてコードは書きませんが、もしもミュージシャンを目指しているのならこの程度のコード進行ぐらいはこのラインからおのずと聞こえてこなければ話にならないですよね・・・
それから年末と言い、新年早々と言い早速Graham BonnetとMike Varneyとやり取りをしています。それからアメリカのSonyのプロモーターとも相変らず時折やり取りをしています。今年は何かが変わってくれる事を願うばかりです・・・

チャーリー・パーカー的ライン(31th dec 2017) by Mamoru Morishita

1日 月曜日

新年明けましておめでとうございます。
今年は間もなく心の勲章がまたひとつ増える事と思います・・・
今の俺は残された人生でその心の勲章をいくつ残す事が出来るのか、それぐらいしか興味が無い様に思います・・・
1月中には新譜のマスター音源が仕上がると思います・・・
後ほんの少しだけお待ち下さい・・・