2018年 10月

31日 水曜日

Sachaが再び3つのコンサートがソールド・アウトとの事でした。何だか自分の事の様に嬉しいですね。
間もなく俺のCDも発売され彼女との曲があったり、彼女も俺との曲を他のギターリストのバージョンをアメリカでリリースするとの事なので、そのうちに彼女のコンサートでもその曲をやってくれるかも知れませんね。それをYou Tube等で見る事が出来たら俺は幸せですね・・・

30日 火曜日

Mike Varneyが61歳の誕生日で少しやり取りをしました。
俺より11歳年上ですが、Mikeとやり取りをするようになったのはこの数年ですが、俺の青春時代はそれこそ彼の音楽と共にあったと言っても過言ではないと思います・・・
あれからすっかり時が流れて今では彼も俺の事を認識してくれるようになり時々やり取りをするようになりましたが、でもいつの間にかすっかりCDが売れない時代になってしまっていたり・・・
それにしても俺何年ギター弾いているのだろう・・・

29日 月曜日

CDの発売までいよいよ後1カ月となりました。変な話ですが、もしも今それこれ事故にでもあって死んだとしても俺のCDはそのまま発売されると思います・・・
これでまたひとつ俺が14歳の時に持った大きな夢が叶います・・・
お金いくら欲しいと聞かれたら上限がない奴等が多いと思いますが、死ぬまでの最低限の生活費がいくら必要かと聞かれたら、それなりにみんな答えがでると思います・・・
間もなく発売する俺のCDを例えるならちょうどそんな感じです。
欲を言い出したらそれこそ色々なプレイヤー達と作品を残したり演奏したり等きりがないですが、でも俺が人生でたったひとつだけ拘って選んで来た音楽に関しては、自分が死ぬまでに最低限絶対に成し遂げておきたかった(世界のトップに自分の努力だけで認めてもらい、そして自分の作品を残す)と言う事が叶いました。
後は残された自分のスキルを高められる時間にひたすら集中しながら、少しでもギターリストとしての自分を残していきたいと思っています。
人生で音楽だけを選んで来たので俺には暖かい家庭や貯金等は一切ありません。無念な思いも沢山して来ましたが、これまで自分が選んで来た選択に一切の悔いはありません。そしてあの時に戻りたい等と思う事も一切ありません。これが俺が選んだ人生ですから・・・

28日 日曜日

Spainのユニゾンのキメの部分ですが、最近俺はコンサートでは1か所このBobby McFerrinのヴァージョンのシンコペーションを使用していて次の次のCDでもそのヴァージョンで録りましたが、アンチが出て来そうなのでやはりCDでは本来のリズムで録り直す事にします。
勿論どこか分かってもらえますよね!?

Spain by Bobby McFerrin

27日 土曜日

今年の初めに取り上げたProto Cosmosですが、俺がまともに音源を確認しなかったためテーマを間違えていて立ち上げるのをやめましたがリベンジをしました。これでBrecker BrothersのNot Ethiopiaとコンサートの練習に集中して行きます。
それから現在ツアーのためフランスにいるSachaと少しやり取りをしましたが、間もなく俺との共作のSnow and Moonをアメリカのギターリストとレコーディングしたものが全米で発売されるとの事でした。
そちらはライトなスウィング・ボッサです。勿論俺には1円も入って来ませんが、でもとても嬉しいです。とりあえずアメリカで作曲者としてデビューする事になるようです。俺の数少ない心の勲章がこれでまたひとつ増えます・・・

Proto Cosmos (Alan Pasqua) 25th Oct 2018 by Mamoru Morishita

26日 金曜日

この20年程は本当に真面目に俺なりに音楽理論書を読んでいますが、それでもいまだに1冊の本に対してどれだけ時間を費やせば良いのか?次にどんな本を読めばよいのか?等良く分かりません・・・
それこそ周りにHancockやChick Corea達がいて俺のレベルを察してどんな部分を重点的に克服して行った方が良いのか言ってくれるととても近道が出来るのですが・・・
そうは言っても無い事を言っても何も始まらないので、とにかく適当に目星を付けて理論書を攻略して行くしかありません・・・
今は去年の12月からチャーリー・パーカーの本を読んでいますが、これで2度目を読み終えました。著者の言いたい事が1回目よりも随分と見えて来ましたが、とりあえずもう一度読み直してみます・・・

25日 木曜日

取り掛かっているBrecker BrothersのNot Ethiopiaですが、まだ不安定ですが段々彼等の速度に追いついて来ました。
元々管楽器のフレーズなのでそれをギターで弾くのにはそれなりに根気がいりますが、見て見ぬ振りをしていると結局人生で何も成し遂げる事が出来ずに終わってしまうのでコツコツと一つずつクリアーをして行くしかありません・・・
今年残り後2カ月ちょっとあるのでコンサートの練習と並行しながら年内に攻略出来たらなと思っています。

Not Ethiopia(Brecker Brothers) practice by Mamoru Morishita (24th Oct 2018)

24日 水曜日

ギターに出会って35年以上が経って50歳を過ぎた今頃になってまたひとつ効果的な練習を見付けたようです・・・
俺は独学なのと人からの影響を避けるあまりに時折間違った方向に向かってしまう事が多々あり、そしてその都度軌道修正をしながら会得して来ました・・・
でも最近になってよく、もしも今のノウハウを持った俺がギターに出会った頃の俺に直接指導する事が出来たなら今の俺のレベルに到達するのにそれこそ10年近く短縮出来たかと思ったりします・・・
それらを言い出したらきりがありませんが、チビで手も小さく体も決して丈夫ではなく頭も悪い俺にあるのは努力から逃げない執念だけです・・・

23日 火曜日

間もなくユニバーサル・レコードから発売予定の俺のCDを新宿のタワー・レコードで一押しアーティストCDとして紹介をしてくれる事になったとの連絡がありました。
Ithamara KooraxやSallberry等参加してくれた人達は勿論ですが、Graham Bonnetも喜んでくれました。
とにもかくにもプロダクションとタワー・レコードに感謝です。

22日 月曜日

Until we meet againのメロディをギターとのユニゾンにする意見は実は他でもないIthamara Kooraxの意見でした。
最初彼女に音源を送った時に、以前俺がギターで弾いていたメロディをそのまま譜面と共に送ったのですが、どうやらその俺のギターの音が耳に残ってしまった様子で勿論俺は大反対をしたのですが、やはりギターとユニゾンで歌う事を絶対に譲ってくれず、それで仕方なく彼女の歌い方を真似ながら録り直しました・・・
更には後2ヶ所演奏がストロールする箇所で歌だけになるところがあったのですが、結局そこも歌ってくれずその部分は何とかストリングスでホローしました・・・
自分の曲とは言ってもやはりシンガーが絶対的なポジションにあるのでシンガーが嫌と言ったらこればかりは仕方がありません・・・
時々特にブラジル音楽を耳にしていると楽器とのユニゾンで歌っているのを耳にする事がありますが、もしかしたらブラジルでは案外それもひとつのポピュラーな手法なのかも知れませんが、皆さんにはこのユニゾンのメロディはどう響いているのでしょうか!?
それからその曲のドラムは以前Graham Bonnetのバンドにいたドラマーが叩いてくれましたが、結局彼は譜面がまともに読めない様子で(読めると言っていましたが・・・)2度にわたり録ってくれましたが、やはり俺のイメージするものとは全く異なったので仕方なく25年も前に買った古いドラム・マシーンを引っ張り出して来て1週間かけて細かくプログラムをしました・・・
勿論、人が叩いた方が良いに決まっていますが、でもこればかりは作曲者の俺のイメージがあるので仕方がありません・・・・
そんな事もありこの曲のBassも人に頼まずにあえて俺が弾きました。

Until we meet again
Lrick by Ithamara Koorax、Arnaldo DeSouteiro
Music and Arrangement by Mamoru Morishita

Until we meet again by Ithamara Koorax & Mamoru Morishita (28th May 2018)

21日 日曜日

少し前にHerbie HancockのMaiden Voyageを取り上げましたが、その曲を分析していたらみんな神経質な程sus4コードに対して3rdを弾かないように演奏していたのに対して、現在取り掛かっているBrecker Brothersではsus4コードに平気で3rdから始まっていたりします・・・
理論書ではsus4コードの上層に3rdは載せても良いとは書いてはありますが、それが4度堆積だと考えればすぐ納得が出来ます。
でもメロディを聞く限り、4度堆積と言うよりも明らかにドミナントとして考えいて、そしてそのsus4に平気でmaj7なんかも経過しています・・・
勿論そのmaj7はディレイド・リゾルヴの様に使用されてはいますが・・・
とにかく俺の場合は一人で試行錯誤しながらやって行くしかありませんが、それらをはっきりと認識できた頃には俺のスキルがまたほんの少しだけ上がっていると思います・・・

20日 土曜日

今年の初めに録ったProto Cosmosですが、俺がテーマの冒頭の部分をよく確認せずに弾いてしまいリズムを間違えていたため結局立ち上げるのをやめてしまいましたが、今度の弦交換した後にリベンジしようと思っています。
Brecker BrothersのNot Ethiopiaにも取り掛かっていますが、ギターは色々なポジションで弾く事が出来るのでどのポジションで弾こうか考えながら指に覚え込ませています。その曲は年内かかるかなと思いながらも来年1月のコンサートの練習も既にやり始めているのでそれらをまんべんなくやっています。
練習メニュー等の課題を自分で見付けてそれらを一つずつこなして行く事が上達のコツです。ここで何度も書いていますが、好きな事をやっているだけなのはそれはただの趣味で暇つぶしです。上達したいのなら自分が苦手な事をひとつずつクリアーして行くしかありません・・・

Not Ethiopia(Brecker Brothers) practice by Mamoru Morishita (19th Oct 2018)

19日 金曜日

Mike Tysonの日々の練習メニューを見つけました。
根本的な練習量が違うのと、走る量が少ない事やスパーリング主体だったり、動画でも見た事がありますが中でもリング・テクニックに時間をかなり割いている事等もとても納得させられます。
ボクシングは相手が殴って来る競技です。それをただサンドバッグだけ殴って後はイメージしているだけで強くなる訳が無いですよ。イメージだけで強くなれるのなら家で一人でやっていれば良いだけですよ。それにボクシングでもギターでも自分がイメージしている事と実際にやっている事が全く異なっている事がほとんどの様です・・・
勿論腕立て伏せや腹筋等も物凄い量をこなしていますが・・・
日本の様にただぼーっと一人でサンドバッグ等を打っているのとは練習メニューが全く異なりますね・・・
これらの練習メニューであの体とそして動きになった事を強く納得させられます。

18日 木曜日

俺の事をとても気にかけて頂いているマスコミ関係の方が、『いつか森下さんの伝記的な映画を作ってくれる人が現れると良いですね。』等ととても暖かい言葉をくれました。
ボクシングのライセンスを剥奪されても一人原っぱで続けていたり、音楽にしても完全に日本では無視され続けて、海外の凄い人達には認めてもらっても全くの貧乏で等、50歳にもなって我ながらあまりにもいかれた人生を送っていると思います・・・
さすがに映画になるにはそれなりに表舞台で認められるとか、例えは悪いですが大病にでもなって人生の幕を閉じる等の何かそれなりのオチが無ければ映画監督がのっかってくれないかと思いますが、その前に俺があまりにも無名なので俺の事を知っている映画監督がほとんどいないと思います・・・
体の弱い家系なので今のこのギターのレベルを後何年維持出来るのかな等と思いながら、今は残されたギターをまともに弾く事が出来る時間を大切に、そして精一杯努力で埋め尽くしながら生きています・・・
若い時に戻りたい等と安易に言う人をよく見かけますが、俺にはそう言った感情は全くありません。その理由はミュージシャンとして可能な限りの時間を精一杯努力と共に今まで生きて来たからです。
多分人は諦めるから、自分が納得するまでとことんやりきらないから、(あの時に戻りたい)等と安易に言うのだと思います・・・
いつの間にか50歳になってしまったこのギターバカですが、ギターリストとしては俺は今が最高です。そして明日も精一杯の努力をするので明日の俺の方が今日より優れているはずです。
俺はギターに出会ってから一日も欠かさず、ずっとそうやって時間を大切に過ごして生きて来ました。だからこそ俺は過去に戻りたい等と思う事はありません・・・
過去に戻りたい等と思った時は、俺の指が動かなくなり始めた時だと思います・・・

17日 水曜日

俺はいつも寝起きの体温は34.8〜35度辺りで(ちなみに今までの最低体温は34.5度の時がありましたが・・・)、それからまずギターの技術的なトレーニングを40分しますが、冬でも扇風機の強風にあたりながらトレーニングをしています。
先日その40分のトレーニングの前後に体温を測ったら前が35度で後が36.4に上がっていました。
それから理論書と1時間ほどにらめっこしますが、その時の体温が35.9度でした。そして大体35.8度前後で1日を過ごします。
その体温の変化を見ればたった40分の間に俺がどれだけの技術的なトレーニングを日々続けているのか少しは伝わってくれるますかね・・・

16日 火曜日

Arturo SandovalがClint Eastwoodに招待されたようです。
Clint Eastwoodと言えばJazzが好きで、そして以前ミリオンダラー・ベイビーと言う女子ボクシングの映画を作った事もありましたが、もしもClint EastwoodがJazz Playerでかつて女子ボクシングの会長をやっていた俺の存在を知ったらどう思うのでしょうかね!? とにかくダメモトでArturoにその事を彼に伝えて欲しいとメッセシーを送ったら一応返事は来ましたが、多分社交辞令でしょう・・・

15日 月曜日

まだ確定ではありませんが、もしかしたら今度はフランスの2人組のBossa Nova系のお姉さん達のDuoに強力するかもしれません。詳細は決まり次第ここでお伝えします。

14日 日曜日

相変らず毎日のようにやり取りをしているGrahamですが昨日の彼との会話です。
俺『今からマラソンに行って来るよ。Grahamも良い一日をね。』
それか10数時間後に返事をくれました。
Graham『マラソン楽しんで来なよ。』
俺『もう寝る前で今はベッドだよ!』
Graham『Oh!!! 8_*』
本当にGrahamって腰が低くて良い人ですよ。

13日 土曜日

時には心無い奴等に『まともに英語も話せないくせに!』等と言われる事もあるし、(そんな時には俺はお前はギターまともに弾けないだろうと思っていますが・・・)、仲良くしている海外の友達が『英語を覚えなよ。』と言ってくれる事もあります。
それこそ俺が他にする事がなければ確かにそうしたと思いますが、俺はギターとボクシングでぎりぎりの生活を食いつなぎながら、それ以外の時間はいまだに毎日欠かさず4時間近い練習と勉強を日課にしています。
もしもその後で英語を勉強する気力があったとするなら俺は更に音楽のために時間を費やします。
彼らに英語をまともに覚えない理由を伝えると『もう英語の事は言わないよ。』と言って理解してくれます。
俺の目標は通訳者になる事ではありません。本物のミュージシャンになる事ですから・・・

12日 金曜日

Graham Bonnetは現在Las Vegasでコンサートをやっているとの事でしたが、その合間を縫って俺の様な無名な人間を相手に頻繁に連絡をくれます。本当になんとお礼を言っていいのやら・・・
来年会えますかね!?

11日 木曜日

アメリカの偉大のギターリストからメールが送られて来ました。
Valley Of Fireはニュー・アルバムからの1st シングルとの事でした。
俺なんかに連絡をくれるのはとても嬉しいですね。
少し前に俺が彼にちょっとしたサプライズを新譜にしたとここで書きましたが、そのCDや今回のポスターのSpecial Thankskのところを見ればそれが分かると思います。

Jason Becker - Valley Of Fire (Official Music Video)

10日 水曜日

ずれていたSpainの他のパートも録り終えたのでこれで録り直し等無ければ次の次のギターのレコーディングはとりあえず終了です。
でも多分また何か気になる箇所や変更したい箇所等が出て来そうなので、形になるまでは完全には落ち着きませんが・・・
それでこれから1月のコンサートの練習に入り、それからアコーディオンとキーボードのレコーディングをして行きます。
また誰かゲスト参加してくれると良いのですが、すでにこれまでに凄い人達が協力してくれたので、あまり欲を言い出したらきりがないですからね・・・

9日 火曜日

12月9日に予定していたコンサートですが、会場の都合により来年1月27日(日)の仮予約になりました。
例によって人数が揃い次第の開催となりますので、参加ご希望の方はお早めに連絡を頂けると助かります。以上よろしくお願いします。

8日 月曜日

歳を取ったためかこの5、6年は季節の変わり目になると体調の変化について行けず2,3週間の間まともに動けなくなっていましたが、それが何故か今年の春とこの秋は全くそれが感じられず体調はとても良いです。何で体調が良いのかその原因は全く分かりません・・・
とにかく体調が良いのは本当にありがたい事ですが、それと同時にこの状態しか知らない人間には季節の変わり目に体が動かなくなる人間の気持ちはわかるはずはないよな等と思ってしまいますね・・・
俺も含めての事ですが、残念ながら人は自分が経験するまでその人の気持ちは分からないですね・・・
骨を折る痛みって想像がつきますか?想像がついても多分1度か2度ぐらいしか折った事がないですよね?
俺は折ったりヒビが入ったり等10回前後やっていますが、それらは折った箇所と折った度合いでその痛みも全く異なりますよ・・・

7日 日曜日

Sakura Sakuです。この曲は特に物珍しいコード・プログレッションは使用していません。イントロの部分はビリー・ジョエルなんかも使っているコード・プログレッションを使い、更にこの曲のタイトルに合わせてそれら内声を4度堆積しました。
俺の中のテーマとしてはCDではSakura Sakuと言う和の響きの音楽に対して、ブラジルのスーパー・リズム隊SallaberryとJaimeにSambaで演奏してもらい、そしてメロディをシンセの琴の音でやっています。
これらの曲の発売まで2カ月を切りました。ギターに出会ってからずっと自分の実らない人生に対して時間だけが過ぎて行くのがむなしくて仕方がありませんでしたが、本当に久しぶりに今は発売日が待ち遠しいと言う気持ちになっています・・・

Sakura Saku (Cherry Blossoms) by Mamoru Morishita (8th Dec 2013)

6日 土曜日

For youです。実に俺らしくないタイトルがついている事と思いますが、このFor youとは他でもないIthamara Kooraxに対して書いたものです。
Ithamara Kooraxと言うともしかしたらその爆発的な歌唱力に耳が行ってしまうかも知れませんが、実は俺が彼女の事を知った当初、彼女のその音域等の事は全く知らず彼女が思いっ切り感情を込めて歌う歌い方にとても魅かれました。
Bossa Novaの国に生まれながらBossa特有のライトに歌わず思いっ切り感情を込めて歌うのは彼女の母がオペラ歌手だった事を聞いて納得しました。
そして彼女へのリスペクトの意味で、俺が彼女が歌う曲の中で一番好きな曲調を彼女の抜群の歌唱力を想定しながら作曲しました。
途中メロディがクロマティックで上昇して行きますが、それでもメロディアスでそして彼女ならこの状態でも絶対に音を外さずに更には感情を込めて歌う事が可能なので、それらを俺なりにイメージして作曲しましたが、俺の中の彼女に対するイメージとテーマが上手く表現出来たと思います。
昨日も書きましたが、この曲とSnow and Moonは現時点の俺の作曲能力の中で最もコード・プログレッションとメロディが上手く出来た曲だと思います。
そんな事を思いながら聞いてもらえたらと思います。

For you by Mamoru Morishita (25th Nov 2012)

5日 金曜日

Sachaが歌ってくれる事になったSnow and Moon(Sachaの方は彼女のキーに移調しています。)で2012年に演奏したものです。勿論この当時はまさか未来にSachaが歌ってくれる事になるとは夢にも思っていませんでしたが・・・
この曲は当時、適当に音を出していたら偶然弾いたクラスターの響きがとても印象的で、そしてそのコードから頭の中で聞こえて来るものを大切にしながら作曲をして行きました。
転調とメロディの多くにテンションを使っていますが、それらが違和感無く繋がっている事と思います。この10年程の作曲でFor Youとこの曲が最もコード・プログレッションとメロディが上手く仕上がったと思います。

Snow and Moon by Mamoru Morishita (25th Nov 2012)

4日 木曜日

相変らずチャーリー・パーカーの本を攻略していますが間もなく取り掛かり始めて10ヶ月にもなります。そして10カ月も取り掛かっているにもかかわらずいまだに1ページを読むのに30分前後かかっています・・・
俺の小さな脳みそでは理論書と30分もにらめっこをしていると頭が爆発しそうになってくるので、爆発しそうになったら課題を変えて例えば今ならBrecker Brothersに内容を変えます。
以前、音楽理論をいくら勉強していても飽きない人の話を聞いた事がありますが俺の小さな脳みそではそれは無理なようです・・・
悪口になってしまいますが、その(音楽理論はいくら勉強していても飽きない人)のプレイを耳にした事がありますが、やはりプレイに関してはお世辞でも良いとは言えるものではありませんでした・・・
技術面に関してもそれと全く同じ事が言えるようで、ずっと反復練習ばかりしている人は確かに技術はありますが、音楽としてはあまりにも幼稚で退屈です・・・
なかなかその両サイドをまんべんなくこなして行く事は難しいようで、そして勿論それらに個性がなければ話になりません・・・
俺が長い年月をかけてずっと挑戦しているのはそれらです。技術と理論と個性に到達する事が俺の人生の全てを賭けた課題です・・・

3日 水曜日

今は頻繁にやり取りをしているArturo Sandovalですが、俺が課題としてよく取り上げているのは同じ管楽器でもBrecker Brothersです。
彼らを分析していると同じ管楽器でも明らかに向かって行く方向が異なった事を痛感します。
簡単に言うなら、いつもビッグ・バンドを想定して生きて来たArturoと、兄弟2人で学んで来たBrecker Brothersとでも言うのでしょうか・・・
どちらにしても今となっては何となくでもそんな事も感じられるようになって来たようです・・・

2日 火曜日

11月28日にユニバーサル・レコードから発売予定のCDのサンプルが届きました。
俺はもうあまりこの世に大きくは未練なんか無いと思いますよ・・・

1日 月曜日

現在課題として再びBrecker Brothersに戻ってNot Ethiopiaと言う曲に取り掛かっていますが、この曲のメロディやソロの分析以外にもテーマ自体が管楽器らしく音数も多く、更にはスケール一本て弾いている様な間抜けな事をやっている訳ではないのでそれらを指に覚え込ませる事も並行してやって行かなくてはならず悪戦苦闘しています。
彼らの曲に取り掛かるのにもそれなりのモチベーションが必要です。仮にまだ一曲だけならそのモチベーションを維持出来るのかも知れませんが、こんな類の曲をそれこそ5曲とかこなす事を思うとかなり気が遠くなって来ますが、でもそれらを消化した頃には確実に進化した自分がそこにいます。だからこそ俺はそれらに取り掛かる様にしています。全ては未来の自分が納得するためです・・・