2018年 12月

31日 月曜日

今年は14歳の冬に持った大きな夢が再び叶い、Ithamara Koorax、Sacha Boutrous、Sallaberry、Jaime達まで俺の曲を歌ってくれたり演奏してくれてユニバーサル・レコードからCDが発売されました。
それから原因はわかりませんが、ありがたい事に今年一年は何故か体調がとても良かったです。
まともに体を壊した事がない奴等は無神経に気合いだ根性だ等と言いますが、そんな奴等はボクシングをやった事がない奴等が安易に気合いだ、根性だ、前に行け、手を出せ等と平気で言っていてる奴等と何ら変わらないのだと思います。
風邪にしても酷かったり軽かったり喉や熱や頭痛等、色々な症状がありインフルエンザになるとまた更に大変ですよ・・・
気付いて見れば俺は歳を重ねるごとに人付き合いを全くしなくなり、残された(自分を高められる時間)を大切にそして精一杯過ごすようになりました。それこそ残された自分を高められる時間を逆算して考えている生き方をしています。
俺は特に長生きしたい等とは考えてはいません。俺の頭にあるのは納得しながらこの世を去る事だけです・・・
俺は人生で音楽を選んだので暖かい家族や貯金、人生設計等全くありませんが、俺には大きな心の勲章があるのでこれまで自分が選んで来た選択に一切の悔いはありません。あの時に戻りたい等と思う事もありません。自分が選んで来た選択に堂々と胸を張る事が出来ます。
愚かな奴等ほど目先の好きな事ばかりを選んで自分でその人生を選んでおいて、喉元過ぎたら今度は好きな事だけやって生きてうらやましい等とバカ丸出しの事を平気で言って来ます。俺はそんな情けない奴等とは絶対に違います・・・
それから先程も書きましたが勿論歳と共に体力は年々落ちていますが、それでもなぜか今年はずっと体調が良かったのが嬉しかったです。
体調が良いのは本当に幸せな事です。家は体の弱い家系なのでまたいつ体調を崩すのかはわかりませんが、とにかく今は毎日体調が良い事に感謝しながら過ごしています。それにしても一年を通してずっと体調が良かったのは何年振りでしたかね・・・来年も体調が良いと嬉しいですね・・・
それから今年のマラソンの合計距離はノルマにしている1800kmを無事超えて1872,4kmでした。そしてまた明日から最初の1kmが始まります。

30日 日曜日

先日生徒に『これでCD何枚作りましたか?』と聞かれましが自分でも良く分からなくなっています・・・
俺の場合は特に自主版で大金をはたいて3枚作り、どさくさにオムニバス等が2,3枚あったり、メジャー・デビュー第一弾はシングルで、SallaberryのCDに関しては全世界発売とは言っても俺はおまけ程度の参加だったりとで、メジャーでフル・サイズのCDとしては実は今回が初めてとなります・・・
それらを考慮すると俺はこれまでに一体何枚作った事になるのでしょうかね・・・
一つだけはっきりしている事は俺はCDを作るたびに毎回沢山お金を使って、それこそ30代の時はただひたすらその借金を返す日々でした。そしてメジャーになった今でも自主制作の時ほどではなくても、やはり制作にお金を使ってそしてそれらは決して戻っては来ないので相変らず貧乏な日々を過ごしています・・・
勿論、俺はお金のために音楽をやっている訳ではないのと、お金で買えるもので欲しい物なんか特にないので貧乏のままで一向にかまわないのですが・・・

29日 土曜日

時折やり取りをしているArturo Sandovalからこんな言葉と共に彼が弾いていると思われるキーボードの動画が送られて来ました。
『“Baby” I’ll love you more if you use some harmony;-))』
『もし君がいくらかのハーモニーを使ったら俺はもっと君の事が好きになるよ。』
とのだったのでとりあえずそれを譜面に書いてサンプル音源とそれから俺が軽くアレンジをした音源をおくりました・・・
メロディにメジャー6を使っていたので縦のヴォイシングを使って少し和の響きのするアレンジに仕上げました。
生徒達にも伝えていますがアレンジとは言ってもその曲のイメージや、シンガー、それから仕上げたい方向等によって随分とその趣旨も変わって来ます。
Arturoが送って来た動画が何を意味するものなのかはまだわかりませんが、もしかしたら俺に物凄い事を伝えているのかも知れませんね・・・
もっとも、俺の場合はあまり運が無いので期待しない方が良いとは思いますが・・・

28日 金曜日

この時期になると毎年(今年を表す漢字を1文字で)とありますが、俺に関しては今年は2つあり1つは勿論Ithamara KooraxとSacha Boutrousらの協力の下ユニバーサルからCDが発売され再び大きな夢が叶ったのでやはり(夢)とか(叶)です。
それから後一つは今年は何故か年間を通してずっと体調が良かったので健康の(健)とか(康)です。
それにしてもなんで今年は体調が良かったのか原因が全く分かりませんが、生活パターン等に例年との違いは特にはありませんが、唯一考えられるのは今年は頻繁に乾燥ナッツを取っていますが、乾燥ナッツに何か健康に対して効果があるのでしょうか!?

27日 木曜日

マラソンをしていると犬の散歩をしている人達と良くすれ違いますが、その中でも頻繁に会う人がいて最近ではその犬ともとても仲良くなり俺の顔を見ると駆け寄って来るようになりました。
嫌々ながらもずっと続けているマラソンですが最近ではその犬のおかげでとても癒されています。
動物保護センターからもらって来たとの事だったので飼い主さんもとても優しい人なのだと思います。

26日 水曜日

今回の俺の新譜でIthamara KooraxやSacha Boutrousが歌ってくれた曲に関してはやはり圧倒的にインパクトが強いかとは思いますが、それでも中にはFor youと言う俺がIthamara Kooraxをイメージして作った曲を気に入ってくれた人達も結構いるようで俺自身少し驚いています。
途中コード・プログレッションやメロディももしかしたら少しきついかなと思っていましたが、案外違和感なく受け入れてもらえたようでとても嬉しかったです。
20年前に作ったUntil we meet againと数年前に作ったSnow and moon、それからこのFor youだけは絶対に形にして残しておきたかった作品です。
皆さんは気に入ってくれた曲なんてありましたでしょうか?

25日 火曜日

最近は主にBrecker Brothersを課題として取り上げていますが、1拍ずつコードが動くのも彼らの特徴の一つですが、それらのコードが物凄くて彼らの作曲能力のレベルの高さに圧倒されます・・・
参考までに今取り掛かっているAbove And Belowのテーマの最初の4小節のコード進行を書いておきますので、心のある人は取り掛かってみて下さい。

E7#9-(G#maj7aug-G7alt-Ab/Bb-C6/Eb)-(Fmaj7-D69#11)-(Amaj7-G/A-Dmaj7aug)

こんな感じですが、俺の作曲能力のレベルの低さを思い知らされますね・・・

24日 月曜日

今年はアメリカから2枚のクリスマス・カードと更にこんなプレゼントまで届きました。彼等は今までに一度も会った事がありませんが、それでもいつもとても気にかけてくれます。
世の中と言うのはとても気にかけてくれる人がいる半面で、訳の分からない言いがかりをつけて来る奴等がいたりします・・・
やっとの思いで新しいCDが発売されましたが、身辺がバタバタして来るといつも決まってマイナスの出来事やそんな奴等が集まって来ます・・・
既にそんな空気が流れ始めているので最近では少し警戒しながら過ごしていますが・・・

23日 日曜日

日本のクソギター雑誌には一切目を通していませんがCDジャーナルのレビューではこんな感じの様です。 少し前に海外の関係者達に送ったCDはまだなかなか届いていないようですが、以前取材をして頂いたブラジルの雑誌のジャーナリストからはとても楽しみにしているとの連絡がありました。

22日 土曜日

いよいよ1月のコンサートの練習に入り始めました。
やり始めは結構お粗末なものですが今回は次のCDの制作も考慮してこれまでに取り上げた曲をメインに演奏する予定なので、比較的早く仕上がって来ると思います。
そろそろ会場に人数の報告をしなくてはならないのでコンサートに参加される方はなるべく年内にご連絡下さい。皆さんの参加をお待ちしています。

21日 金曜日

現在発売中のSongbookをありがたくも時折海外の人達から購入したいとの連絡をもらっています。
俺は40歳を過ぎてやっとメジャーデビューをしてそして今回はUniversalから発売しましたが、日本国内だけの発売なのでさすがに海外となると送料等で高くなるのであまり気を使わないで欲しい事を伝えています・・・
俺は運はありませんが、それでもこれまで自分が持った夢は叶えて来ました・・・
俺の音楽が全世界契約等とは今まで考えた事はありませんでしたがこの先どうなりますかね・・・
アメリカのSonyのプロデューサーは時折やり取りはしていてIthamara KooraxとSachaとの音源は送ってはありますが・・・

20日 木曜日

原因は全く分かりませんが、体の弱い俺が何故か今年は年間を通してずっと体調が良いです。
体が弱い家系なのでまたいつ体調を壊すかわかりませんが、それでも今は体調が良い事に感謝しながら日々を過ごしています。
来年も体調が良いと嬉しいですね・・・

19日 水曜日

取り掛かっていたBrecker BrothersのNot Ethiopiaです。
元々管楽器で高速に吹いている曲なのでそれをギターで弾くのは少し無理がありますが、なんとか多少強引に仕上げました。
これで1月のコンサートの練習に照準を合わせながら、更に今一度Brecker Brothersの攻略を続けます。今度はAbove And Belowと言う曲に取り掛かる予定で既に少しやり始めていますが、この曲を攻略するのにもかなりのモチベーションが必要なようですね・・・
俺がよく『ロックはママゴトだ!』等と言っていますが、一度これらの曲辺りに取り掛かって見ればその意味が嫌と言うほどわかると思いますよ・・・

Not Ethiopia (The Brecker Brothers) 17th Dec 2018 by Mamoru Morishita

18日 火曜日

時期的に赤鼻のトナカイを取り上げました。
取り掛かっては見たものの特に何か浮かんで来る訳でもなく結局淡々と仕上がってしまいました・・・
俺の中では最近コンディミ・コードがちょっとしたブームで例えるなら(甘辛)の様な響きですが、そのコードとそれから最後はニセU-X(俺が勝手にそう呼んでいるだけです)を使いました。
ミディアム・ファーストぐらいをイメージしてヴォイシングに取り組んだのでこんな感じになりましたが、バラードを想定して取り組んだらまた違うヴォイシングになったのかも知れませんね。
それにしても結構クリスマス・ソングも形にしましたね・・・

赤鼻のトナカイ (14th Dec 2018) by Mamoru Morishita

17日 月曜日

確か小学校に上がる前からだったと思いますが、俺は子供の頃から音楽を聞くのがとても好きだったようでアニメの詰め合わせのLPレコードを買ってもらってそればかり聞いていました。
そして小学生の高学年頃から歌謡曲のレコード買うようになり、それが中学2年頃からポップスになりしばらくしてKissのこの曲からロックを聞くようになりました。
それが今ではJazzやBossa Nova等を勉強するようになり、時々合間を見付けては昔育った曲をこんな感じでアレンジの勉強がてら取り上げています。
KissがBossa Novaになるとこんな感じです。

I was made for lovin' you (Kiss) 14th dec 2018 by Mamoru Morishita

16日 日曜日

フランスに引っ越したSachaですが、雪が降って大はしゃぎをしている動画が立ち上がっていました。
俺との共作でSnow and moonがありますが、俺の部屋からは冬になるとそんな景色が時折みられます。
そのSachaの生まれたサンディエゴでは雪が降らない様で、雪を初めて見てとてもはしゃいでいたのがなんたかとても可愛らしかったです。
ちなみに正しい英語としてはSnow moonが正解との事ですが、とにかくそのSnow and moonを聞いてもらった時に、雪が降るイメージを俺がヴォイシングにクラスターで表現した事が伝わってもらえたらと思います。

15日 土曜日

来年1月のコンサートのチラシが出来ました。まだ人数が見えてないため開催は未定ですので参加をご希望される方はお早めにご連絡下さい。
それから先週世界中に送った俺のCDですが、とりあえずドイツのJazz Rock TVのプロデューサーから届いたとの連絡があり来年番組で紹介したいのでその際にSkypeでインタビューもしたいとの事でした。
インタビューは良いのですが何分にも俺の頼りない英語が問題です・・・
とにかく色々な国に送ったCDの反応が楽しみです。

14日 金曜日

来年1月27日(日)に豊川市のセレストでコンサートを行います。例によって人数が揃い次第の開催となりますので参加をご希望される方はお早めにご連絡ください。前もってご連絡を頂いた方には些細なプレゼントもご用意しています。

料金予約制 4500円(税込) お食事付(ドリンク別)
Tel 0533-93-6944

演奏曲予定
My favorit Things
黒いオルフェ
Fotografia
You don't know what's love is
Colcovado
おいしい水 
Spain
その他

豊川市 セレスト

13日 木曜日

取り掛かっているBrecker BrothersのNot Ethiopiaがやっとロック・オンされて来ました。それにいい加減そろそろ仕上げて1月のコンサートの練習に切り替えて行かなければなりません。
そのNot Ethiopiaですが大体のラインは見えて来ましたが後2ヶ所ほど気になっている部分があり、ひとつは最近の俺はアドリヴ時には弾きながら頭に浮かんでくる音に導かれるように弾くようにしているためキメのフレーズ以外では4分音符や8分音符が主体になり音数が少なくなっている事と、同じコードがずっと続く部分を勿論スケール一発で弾くような間抜けな事はしたくないので、その部分のバランスを考えています。
それから当たり前ですが、もともと高速に吹いている管楽器のフレーズなのでギターで弾くのには少々無理がありますが、でもこれらの曲を攻略する一番の目的は(こんな難しいフレーズが弾ける!)等と言った幼稚な部分ではなくて、彼らの音楽を強く理解する事なので頃合いを見て絶えず次の課題に挑戦して行かなければ、そのレベルで人生が終わってしまいますからね・・・
とにかくこの1,2週間で仕上げて次に進みます。努力で叶える夢と言うのはずっと同じ事をやって遊んでいる事ではありません。一つずつ苦手な事をクリアーして自分のスキルを上げて行く事ですから・・・

Not Ethiopia(Brecker Brothers) practice by Mamoru Morishita (24th Oct 2018)

12日 水曜日

この2,3日Grahamから連絡がなかったのですが先程連絡があり、週末の間ずっと息子と過ごしていたとの事でした。
それで俺がGrahamはいつも忙しくて時間が取れないだろうからねと送ったら、その通りとの返事が返って来ましたが、それにしても自分の父親がGraham Bonnetと言うのはその息子さんはどんな気分なのでしょうかね・・・
それから最近ではMike Varneyも気さくにBuddyと返事をくれます。彼とやり取りをするようになってもう何年か経ちますが、もともとそんなに頻繁にやり取りはしませんでしたが、最近ではMikeに直接Air Mailを送るようにまでなって来て、俺の人脈が段々ワ―ルド・ワイドになって来ているようです・・・

11日 火曜日

今回のSongbookの中でUntil we meet againだけ明らかに種子が異なると思いますが、それは俺が20年も前に作った曲なのと当時はバンドがありそれらを想定して作曲した事等も多々あります。
残念ながら今はバンドと言うものがなくアコーディオンと2人でやっているので、Until以外の曲はおのずとそう言った編成になって行きます。
アコーディオンとやっている曲に関してはこの7年程で作った曲なので作曲法が更に洗練されている事と思います。
勿論社交辞令もあるかとは思いますが、ありがたい事にアメリカのPaul Sonnenbergは俺の楽曲に対して(ワールド・クラスの作曲家)と言ってくれました。
もっともそれらは作る側の話なのでCDを聞いてくれている人達には、とにかく聞きやすく、それでも決して退屈なただのBGMとはならない(深み)の様なものを感じてもらえたらと思います。

10日 月曜日

音楽理論書に取り掛かる時にはこの20年ほどは一冊に集中して何回も読み返していましたが現在は2冊同時に取り掛かっています。
まだはっきりとは言い切る事は出来ませんが、もしかしたら1冊に集中するよりも異なる内容のものに切り替えた方が集中力が持続出来るのかも知れません・・・
それを思うと子供の頃学校で1時間単位で授業内容を切り替えながらやっていた事に対して少し納得出来る気がして来ました・・・
例えば一日6時限の授業を全て数学だけの日だったら確かにモチベーションの持続は難しいのかも知れません・・・
そんな更に効率が良いと思われる練習法を50歳を過ぎても今だに時々見付けたりしています・・・
導いてくれる人がそばにいるのと、俺の様に独学で試行錯誤しながら遠回りをして会得するのとでは明らかに到達する時間に差が出るのは当然ですよね・・・
もしも今のノウハウを持った俺がギター出会ったばかりの俺にそれらを伝える事が出来たとしたら今の俺のレベルまでそれこそ7〜10年ぐらいは短縮出来たような気がします・・・
それらを言い出したらきりがないので、やはり一人でとことんやって行くしかありませんが・・・

9日 日曜日

Sachaから彼女の新譜を日本でユニバーサルからリリースしたいとの連絡がありました・・・
それで急いでプロダクションに連絡をしてその事を伝えましたが、まだどうなるのかはわかりませんが、俺がプロデュースする事になりそうです。
いつの間にか今となってはそんな事にも関わる事が少なからずだけでも出来る様になって来たようですね・・・
相変らず出世等とは全く無縁の人生ですが、でも今ではほんの少しだけでも光が差しているので気持ち的には随分と楽になっているようです・・・

8日 土曜日

郵便局に行って新譜のSongbookをエアー・メールで海外に送って来ました。
参加してくれたIthamara Koorax,Sacha Boutrous,Sallaberry,Jaime Aklanderらはともかく、BassistのJorge Pescaraや以前取材をしてくれたブラジルのジャーナリストに、フランスの専門誌のJazz Hot等の関係者はもとより、Jason Becker、Paul Shortino、Mike Varneyらロック畑の人達にまで直接送りました・・・
彼等に送る時には彼らもそうしてくれるように、俺もサインと共に一筆書いて送るようにしていますが、本来は俺が彼らに書いてもらう側の立場なのでとても不思議な感じがします・・・
Mike Varneyにしても『MamoruのCDを自分のCDコレクションに加えたいよ。』と気さくに返事をくれました。
ただ俺は物凄く字が下手なので本当はサイン等は書きたくはありませんが、彼らからエアー・メールでCD等が届いた時に彼らのサインと共に一筆書いてあるととても嬉しいので俺にしても書くようにしていますが、でも時々国内で普通に『サインを・・・』等と言われると、やはり字が下手なので極力断っています。それに俺の事なんか誰も知らないですからね・・・

7日 金曜日

現在2つほど取り掛かっている音楽理論書があります。相変わらず独学の俺はそれらの点と線がなかなか結び付かず一冊目の理論書に関しては読み始めて既に1年が経ちます・・・
俺は今から20年以上も前に自主版でCDを作りましたが、オリジナリティを追求するあまり、周りから一切を学ぼうとせずその結果間違った方向に行ってしまいました。
ただ、いつも俺の心の中にあるのは現在の自分ではなく未来の自分を見つめて生きて来ました。
未来の自分が納得するために絶えず何かを吸収しながら、そして学びながらギターに接して来ました。
人と接するのが苦手で人から学ぶ事が出来ず、そしてオリジナリティを尊重するあまりに時折間違った方向に行ってしまいますが、それらを軌道修正しながら生きて来ました・・・
それは音楽に関してだけでなくボクシングに関しても俺は日本のただガードを固めていれば良いだけのボクシングではなくノーガードで紙一重でパンチを外し相手の懐に入って行く事に拘って生きて来ました。その分誰よりもディフェンスの練習はして来たつもりです・・・
それでギターですが、もしもこれまで全く表に出ず今頃になって表に出たとしたら、世間はどう思うのかな等と時々思ったりします・・・
ただそれを言い出したらきりがないのと、やはり今でも相変らず全てが独学なので間違って捉えている部分が多々あるのかも知れないし、そんな事を考えると結局いつ人前で演奏すれば良いのかわかりませんが・・・
俺のギターのスタート地点は、有名になりたいとかお金持ちになりたいとか女にもてたい等ではなくて、Deep PurpleのHighway Starを初めて聞いた時に、こんなにギターが弾けたら気持ちが良いだろうなと思った事が全ての始まりでした・・・
俺がギターと共にひたすら部屋にこもってしまうのはそのせいなのか、それとも発達障害系の家系だからなのかは良くはわかりません・・・
ずっと部屋に閉じこもって人生の全てをギターに費やして生きて来て既に35年以上が過ぎて50歳にもなりましたが、ギターが上手くなりたい、音楽を覚えたいと言う気持ちにいまだに一切の変化はありません・・・

6日 木曜日

1月のコンサートで再び新聞の取材が来てくれる事になりました・・・
それで前回来た奴が人の事を下調べもせず、挙句の果てに『聞かれた事だけ答えろっ!』等と怒鳴り出して、そんなバカが来たので少々取材はうんざりしていましたが、今回はそれらの件もあらかじめ少し話して、せめてPassionate Memoirあたりの動画を30秒でも良いから見てから来るように伝えておきました・・・
音楽関係の取材なら勿論、取材者側が俺の事を知っているので話も進めやすいし、そして今までそのスタンスでしか取材を受けた事が無かったのですが、新聞社等の取材の場合は最初から俺の事を全く調べずに来る奴等がいて、そうなると世間ではギターと言うとどうしても簡単で軟弱なイメージしかないようで、最初からなめてかかって来て取材が絶対に噛み合いません・・・
特に前回の奴は酷くて途中でやめてやろうかと思いましたが・・・
とにかく今回はそれらの件もあらかじめ話してあるのでスムーズに取材が進む事を願うばかりです・・・
そう言えば今回は女性の記者の様ですが、新聞記者で女性の方が来てくれるのは初めての様な気がします。
その人に最初に、前回の取材の件で頭に来た事をメールで伝えたため今度は変に警戒されても困りますけどね・・・
ところで俺はローカルの新聞や情報誌だけでも大小含めると何回ぐらい載りましたかね・・・

5日 水曜日

そのテキサスのPaul Sonnenbergが今度は『アクシデントのため日本から2つCDを注文してしまったよ!』との連絡がありました・・・
彼は本当に優しい人で、以前にも俺がIthamara Kooraxにコンサートを一緒にやるためにブラジルに来るように言ってもらえた時に、途中でテキサスに寄ればMamoruに少しお金を渡せるよと言ってくれました・・・
勿論本当にテキサスに寄ったとしてもそんなお金は絶対に断りますが・・・
以前彼が若くして弟を亡くして今ではMamoruの事を弟の様に思うよと言ってくれた事がありました・・・
彼のような人達に出会う度に、世の中がそんな優しい人達ばかりならもっと争いごとが無くて済むのになと思ったりします・・・

4日 火曜日

テキサスのPaul Sonnenbergからこんな写真が送られて来ました。ありがたくも彼はiTuneでダウンロードして更にわざわざ輸入でCDを注文してくれました・・・
それからごく稀ですが最近では海外の人達から『今日は家の家族の〇〇が誕生日だからMamoruからメッセージを一言欲しいのだけれど・・・』等と言ってもらえる様になって来ました・・・
俺の様な無名な人間でも良いのですかね・・・
タワーレコードの新宿店では、ピックアップ・アーティストとして紹介されていますが、お店で陳列された俺のCDを見た人達はきっと俺がこんなにも貧乏で普段薄汚い格好をして過ごしている等とは想像しませんよね・・・

3日 月曜日

ボクシングの練習生が用事で立ち寄っている時にちょうどベーシストのBilly Sheehanからメッセージが届いたのでBillyにその練習生がファンである事を伝えるとすぐにその練習生に返事をくれました。俺達とても贅沢な田舎者ですよね・・・

2日 日曜日

いよいよCDも発売され手元にもサンプルが届いたので、今から海外の関係者等10人程に送らなければなりません。
CDとは直接関係は無くてもいつもやり取りをしているGrahamには今度会った時に渡す約束をしていたり、Paul Shortinoには直接エアー・メールで送る約束をしたり、彼らはドロックの人達ですがそれでも良いのかな等と少し遠慮がちに思ったりしますが・・・
貧乏人の俺にとってはそれらの送料も痛い出費なのと、そして各々の国に住所等を書き込むのも結構大変だったりします。それでいて時折紛失等で届かない事もあり再び送る事になったりして、海外への発送は特に色々と面倒が絶えません・・・
とにかく発売から数日が経ちますが、一体どれぐらいの人が聞いてくれてそして気に入ってもらえているのでしょうかね・・・
気に入ってくれた曲なんてありますかね・・・

1日 土曜日

新譜の音源を早速2曲ほどGraham BonnetとPaul Shortino、それからアメリカのソニーのプロデユーサー、ブラジルのプロモーター達に聞いてもらいました。
それから以前特集を組んでくれたドイツのJazzrock TVも番組で取り上げるのでCDを送って欲しいとの連絡が入りました。
これで何か少しは変わるのか、それともこれまで通り何も変わらずに終わってしまうのか、これ以上は俺の力ではどうにもならない部分です・・・
これまで俺は自分の努力で補える事だけに集中して生きる様にして来ました。だからこそスキルを上げる事が出来ます・・・
以前にも書いた通り42.195kmのマラソンで優勝したいのなら、それらのスキルを身に付けると言う事です・・・
後は聞いてくれる人達が俺の曲を受け入れてくれるかどうかだけです・・・
このCDは俺のギター人生の集大成です。これまで人生の全てをギターのためだけに生きて来た事に一切の悔いはありません。

Mamoru Morishita Songbook 28th Nov 2018 on sale from Universal Music