2018年 6月

30日 土曜日

ちょっとべたですが今Spainの2:40からの一連のコード・プログレッションの音を取っています。
ミュージシャンを志している人なら頑張って一緒に取りましょう。

Spain 1991

29日 金曜日

俺は体が弱い事もあり、特に40歳を過ぎた頃から春と秋の季節の変わり目は2,3週間ほど体が動かなくなっていましたが、それがなぜか今年は今のところ何の問題もなく過ごせています・・・
原因は全く分かりませんがとにかく健康に感謝です。

28日 木曜日

時折心ない奴等に音楽で夢を追い続けている事に対して、(まだそんな事をやって)とか(どうせミュージシャンとしてまともに生活出来てないくせに)等とバカな事を言われますが、そいつらこそやり続ける根性も度胸も無かったくせによくそんな事を言ってくれますよね・・・
挙句の果てにそいつらの決まり文句と言えば『俺には家庭や仕事が・・・』等と始まります・・・
自分が全部好きで選んで来た事をすっかり忘れてバカもいいとこですよ・・・
だからそいつらそんな程度の人生なのですよ・・・
歯を喰いしばって頑張り続けている人間に対してせめて黙って見守る事が出来るぐらいの大人になれよ・・・

27日 水曜日

いよいよ次のCDのレコーディングに取り掛かりましたが、そうは言っても何も勉強課題を取り上げないのもシーラカンスになってしまいそうな気がしたので再びHancockから課題を探してとりあえずThe Sorcererと言う曲の分析を始めました。
それでこの曲のキーはいきなりDbと言う明かにミュージシャンが自分の練習のために選んだキーですが、分析を始めていきなりそのキーにあたるDbのTメジャーに対して異常なまでに4thを避けていて稀に通過する時にはわざわざ#4thに変更しています・・・
sus4コードの時の3rdもそうでしたが、しばらく読んでいたリディアン・クロマティック・コンセプトと言い、メロディはともかくとしてジャズ・ミュージシャンにとってはこの4thと言う響きが一瞬でも通過する事が相当耳障りなようですね。俺にしてもそう言う習慣をつけた方が良いのでしょうかね?
確かに最近では俺も4thを通過する時には心の中で(何だかなぁ・・・)と言った気分で通り過ぎていますが・・・
そしてこのsus4はリレイティヴ・マイナーのb13thに当たる音で結局みんな取り上げないMilestonesでもあります・・・
今確認のために久々にMilestonesを聞いたら確かにBセクションは相当気持ちが悪く聞こえますね・・・
とりあえずこのThe Sorcererを仕上げる時には俺もHancockに習って4thは絶対に避けて弾く事にします。
まだ冒頭の2つのコードの分析を始めたばかりですが、この曲は更にどうやらHancockが臨機応変にコードを時折変更している箇所もあるようです・・・
Randy Breckerの入魂の作曲力もそうですが、このHancockの耳の良さも世界中のミュージシャン達が彼をリスペクトするのもうなずけますね・・・

26日 火曜日

間もなくユニバーサルからリリース予定のCDですが、そのユニバーサルからの発売なら10月前後になってしまうとの事で、プロダクションが気を使ってくれて他のメジャー・レーベルをいくらか紹介してくれました。
でも参加してくれたミュージシャン達には既にユニバーサルと伝えてあるので、発売日さえ見えればみんなも納得してくれると思うのでそのままユニバーサルから発売する事にしました。
それで俺の方はぼーっとしていてももったいないので今週辺りから、その次のCDのレコーディングに入る予定です。
今はCDが簡単にコピー出来てしまい利益なんか絶対に出ない時代になってしまって生活等一切変わりはなく相変らず貧乏なままですが、それでも今では自分が作ったものが色々なメジャー・レーベルで取り扱ってくれるようになり、それだけでも不思議と気持ち的には随分楽になりましたね・・・
俺がこの世から消えてもしばらくの間は彼女達の歌と共に俺の音楽はこの世に残りますからね・・・

25日 月曜日

頼まれているアメリカのロック・ギターリストのプロジェクトですが、少し前にメロディのない無茶苦茶なコード・プログレッションだけを送って来たので、俺が彼にメロディが最も大切でコードは後から考えれば良い事を伝えました。
それで俺達の言うその(後から考えれば良い)と言うのは、当然基本的なダイアトニック・コードがあり、そしてそれは後からリハーモナイズするという意味で伝えたのですが、そしたら今度は無茶苦茶なメロディだけを送って来ました・・・
それで俺がコード・プログレッションはどうなっているのかを聞いたら一応送って来たのですが、それが見事にルートを重複させていたり5度を平気で入れていたりテンションのひとつもまともに入ってなかったり等の酷い状態でした・・・
俺にしても音楽理論を20年程前から真面目に学び、そしてわずか10年程前までは無茶苦茶な事をしていたので、間違えながら前進して行く事に対して俺は理解しているつもりです。
ただそれをCDとなるとそれに付き合う訳にも世に出す訳にもいかないので彼に難しく考えずにもっと単純なロックでもやるよう伝えておきました・・・
その言葉を彼がどうとるのかと、そして彼は俺と同じ歳で50歳でいまだにそのレベルなので厳しい事を言いますが、もう彼には高い次元で音楽を会得するだけの時間は無いと思います・・・
今50歳で70歳まで生きたとして、これからの20年を20代30代の頃の様な体力と集中力で続ける事が出来ると思いますか?もしも彼がそれなりに集中したとして70歳になって中途半端に仕上がった自分をどう思うと思いますか?多分彼はもっと人生の早い段階で真面目に学んでおけば良かったと後悔するような気がします・・・
俺はボクシングにしても音楽にしても決して運は良くないと思っていましたが、でも今回の事で少なくても音楽に関しては30歳頃には真面目に音楽を学ぶ必要性を感じると同時に、少人数でも絶えず共に学べる仲間がいてくれた事に対して(自分を高める)と言う事に関しては恵まれていたと思いました・・・
そのアメリカのギターリストは既に50歳です。そしてどうやら周りには共に学べる仲間もいないようです・・・
残酷なようですが、はっきり言いますがもう無理だと思います。好きな音楽を趣味として残った人生を楽しんでいる方が良いと思います・・・
彼に以前ミュージシャンを目指しているのならタブ譜ではなく譜面を覚えるよう伝えましたが、それでもいまだにママゴトフレーズをタブ譜に書いて喜んでいるので残念ながら所詮はそんなレベルですよ。
いつまでもパワー・コードなんか弾いて遊んでいるのを練習等と勘違いしているから後になってから困るのですよ・・・
俺達の世界からしたら3コードやパワー・コードなんてひらがなみたいなものですよ・・・
多分俺は彼に協力するのは無理だと思います。そんなママゴトに付き合っていたら俺まで幼稚園だと思われますよ・・・

24日 日曜日

海外の知人が音源を作るにあたり日本語でタイトルを入れたいとの事で俺が訳しました。いいのでしょうか俺なんかの訳で・・・
とにかくそれでも何だか嬉しいですね。

23日 土曜日

去年の12月の頭から取り掛かっているチャーリー・パーカーの本ですが、とりあえずやっと1通りまとめました。
7カ月近くもかかってやっとまだ何とかまとめただけなので、これから具体的に分析に入ります。
500ページほどの本ですが、どうですかね・・・年内はこの本に付きっ切りで終わるのでしょうかね・・・
まだこの本を全く攻略していませんが、でも既にこの次の本はどれにしようか等と少し思い始めています・・・
本当に長い道のりです・・・

22日 金曜日

Sachaが本の表紙になったようです。
今度の俺のCDでゲスト達が参加してくれたのは3曲だけですが、それにしても各々もの凄い人達が協力してくれましたね・・・

21日 木曜日

ブラジルのプロモーターとやり取りをしました。
今度の俺の新譜を全面協力してくれるとの事で物凄い人達にも紹介してくれる事になりそうです。
これまでの俺の人生はいつも良いところでこけて来ましたが、でも不思議な程ブラジル側では事が上手く運ぶ事が多いです。
俺はあまり運が無いので大きくは期待しないようにしてはいますが、どちらにしても日本のクソ音楽業界はすっ飛ばして海外から段々認められ始めているようです・・・
俺は体が弱い事もあり、後10年このギターのスキルを維持するのは無理かと思っていますが、それまでにどれだけの事を残す事が出来ますかね・・・
俺は特に長生きなんかに興味はありません。どれだけの事を成し遂げる事が出来たのかですよ・・・

20日 水曜日

生徒の演奏でBassとのDuoを想定したMeditationです。
悪い点から言えば、まだベタベタの縦線と表拍から入る部分がとても多く裏伯に完全に慣れていない状態ですが、良い点を言えば最近ではこんな感じでかなりの曲を譜面を見ながらアドリヴがこなせるようになって来ました。後5年もすればそれなりに反応力も上がって来ると思います。
彼は縦線を弾く事に関しては早い段階でこなす事が出来たのですが、この裏伯や揺らしの部分がどうにも苦手でしたが、それでも彼には誰よりも根性と根気があり、自分の苦手な事から絶対に逃げる事無くいつまでも努力を続ける事が出来る素晴らしい心の持ち主です。
音楽と言えば、好きな事しかやらない人間の集まりみたいなところですが、そんな中で絶えず自分の苦手な事と向き合って行くのは本当にモチベーションが必要で、多くの人間がたったの3年や5年を一生懸命だとか、ただ惰性で好きな事を弾いて遊んでいるのを練習等と勘違いをしています。だからこそある一定のレベルから全く上達せずに無駄に歳だけ取っているのを本当によく見かけます・・・
正直彼の上達は決して早くはありませんが、彼には誰にも負けないだけの心があります。
絶対に根を上げずに絶えず苦手な事と向き合う姿勢は本当に素晴らしく、その歩みは遅くても確実に亀のように進歩しています。そして絶えず苦手な事と向き合うからこそ彼には未来があります。

Meditation (June 17th 2018) by Aritoyo Kuroda

19日 火曜日

取り掛かっていたMaiden Voyageです。
特にこの曲をギターのバッキングだけでやるとあまりにもヌボーっとした曲になってしまうので最初ダブル・タイム・フィールでやろうかとも思いましたが、そしたら今度はそれはそれで(それはMaide Voyageではない。)等とのアンチが絶対に出て来そうだったので、やはりそのままのテンポでやりました・・・
ただ俺の場合はそのアンチの中にこそ新しいものが隠されているとも思ってもいるし、だからこそ時折間違った方向へ行ってしまう訳でもありますが・・・
それでとりあえずこのMaiden Voyageをラフに弾いて見たら、バッキングがギターだけで他に何も触発されるものがないためソロまでずーっとヌボーと弾いてしまい、何だかなぁと思い直してバッキングをテーマとソロとで倍に変更したら、何とかそれっぽくなったように思います。
この曲を攻略する上であまり他の人達のプレイを聞きませんでしたが、誰か何か良いフックのようなアイデアを持っている人もいるのかも知れませんね。
今後この曲を耳にした時に他のプレーヤーに良くアンテナを張り巡らせながらこの曲も聞くようにしようと思います。
ちなみにソロに関しては、勿論曲を決めたらそれなりに前もって大体のラインを練習しておきますが、この曲もそうでしたがここ最近では意外と1度で録れる事があったりしていますね。
さてこれでそろそろ次の次のCDの制作に取り掛かろうと思います。既に譜面は仕上げてありますが、これから物凄く長い道のりが始ります。来年の今頃には発売日が見えていると良いのですが・・・

Maiden Voyage (18th june 2018) by Mamoru Morishita

18日 月曜日

ボクシングのために嫌々始めたマラソンですが、いまだに嫌々ながらも毎日続けています・・・
でも考えても見れば最近では携帯で音楽を聞きながらマラソンをする事が出来るので、全く何もなかった頃を思えばとても幸せなものです。
参考までにマラソン時の俺の音楽の聴き方ですが、例によって勉強のために新しいCDを手に入れてそしてそれを走りながら聞くようにしていますが、その際に聞いていて気になるケーデンス等があったらその曲と時間をチェックして、自分なりに目星をつけて家に帰ってからチェックをしています。
このように俺は少しでも時間を有効に使いながら、24時間の中で絶えず音楽のスキルを高めるために過ごしています。

17日 日曜日

以前Graham Bonnetとやり取りをしていたら自転車が趣味との事でしたが、自転車に乗っていたら少し痛みがあり医者に行かなければならなくなってしまったとの事でした・・・
2年間も背中に痛みがあって、そして今は右肩が痛いとの事でしたが、大変かとは思いますが、ロックを歌って自転車ですっ飛ばしている70歳を少しかっこいいと思っている俺がいます・・・

16日 土曜日

最近ではすっかり体力も落ちて縄跳びの2重飛びを1分続けて飛ぶ事がかなり辛くなって来ましたが、それでも体調自体はとても良いです。健康に今一度感謝です。

15日 金曜日

1995年の俺の2ndライヴ・アルバムの動画です。
今の俺からしたらお粗末なものですが、この時点でギター歴は12年と少し程度です。
この少し後ぐらいから特に理論面に重点を置いて時間を費やすようになり、この頃には既に俺なりにもロックなんか聞いていたらだめな事に気付いて全く聞かなくなっていました・・・
そして30歳頃から勉強のための音楽だけを聞くようにして、暇つぶしのための音楽、自分にとって安易な音楽は一切聞くのはやめました。分かりやすく言うなら、ひらがなばかりで書いてある漫画の本は読むのをやめたと言う事です。その理由は俺は趣味でやっている訳ではないですからね・・・
そしてその頃から本格的に学び始めた音楽理論ですが、もう20年以上も真面目に勉強していますね・・・
どんなスタンスでギターと接して来たかで、どんなスタンスで物事に接して来たかで人生が変わると思います・・・
どんなスタンスでそれらに接しても良いですが、自分が出来なかった事を何かのせいにしている奴等が本当に多くてそしてみっともないですね・・・
もし俺が結婚して子供を作って家を建てて車を買って、そしていまだにペンタトニックとハーモニック・マイナーしか知らなかったら、今度のCDが作れたと思いますか?夢が叶ったと思いますか?

Passionate Memoir Live (1995 aug 26th) by Mamoru Morishita (from 2 nd Live Album)

14日 木曜日

現在は新譜の発売を待ちながら既にその次のCDの制作に入っています。(制作とは言ってもまだ譜面等をまとめている程度ですが・・・)とてもありがたい事に早くもそのCDの発売を楽しみにしていますとの連絡をもらえたりしています。
間もなく発売のCDはこれまでの俺のギター人生の集大成なので、それこそもしも何かの不幸で死んでしまったとしても、もうあまりこの世には思い残す事は無いのかな等と思っていましたが、そのCDを楽しみにしているという声を聞いたら、何だか(それならそのCDを完成させようかな。)等と具体的に少し生きる理由みたいなものが出て来ました。
もっともその次の次のCDはスタンダードがメインで、勿論俺にしても勉強の過程として普段スタンダードを取り上げていますが、俺自身の考えとしてはやはり人の曲ではなく(洗練された)自分の曲を残したいのが俺のスタンスです。その辺りの部分は各々の判断で良いと思いますが・・・
とにかく、まだドラムの件等クリアーしなければならない事等多々ありますが、それでも例えばその次の次のCDではオープニングが先日紹介した20年前に作ったKInd og Funkで、そして次にNica's Dreamなんかに繋がって行ったらかっこ良いと思うのですが、どうですかね!?

13日 水曜日

俺が貧乏な事もありますがマラソン用の靴しても高い靴は履いていませんが、それでも以前あまりに安い靴を買ったらすぐに穴が空いてしまったので、今回は2500円程の適度に底の厚い靴を買ったら約10カ月持ちました。距離にして1500キロ近く走る事が出来たかと思います。
これまで俺は毎回違う靴を買っていましたが、これからは極力その同じ靴を買う事にしようと思います。
もちが良いのと靴屋に行ってあれこれ迷っている時間ももったいないですからね。
自分の人生から極力無駄な時間は排除して可能な限りの時間をミュージシャンとして自分を高めるために使います。だからこそ今の俺はそれこそ人付き合い等も一切していません。
人付き合いと言えば今年の初めにオーストラリアに住んでいるブラジル人の友達と来日中に会いましたが、その前に人付き合いをしたと言えば、2年ほど前にそのブラジル人の友達と来日中に会った時ぐらいだと思います・・・

12日 火曜日

現在はHerbie HancockのMaiden Voyageに取り掛かっていますが、この曲はsus4だらけの曲で、その浮遊感を楽しむ曲のようです。
それでこのsus4コードですが、俺はわずか数年前まではソロの時には3rdをぶつければトライトーンが派生するため強進行がかかり解決に導いてくれるのでそれで良いと思って平気で3rdをぶつけていましたが、他の人達を聞くとやはり可能な限りその3rdは避けていて、それで俺もMaiden Voyageを練習しながら3rdは避けて練習をしていたら、時々間違えて3rdを弾いてしまった時に、その瞬間トライトーンが派生して『うっ・・・』となってしまうようになりました・・・
多分この曲を練習課題にする目的としてはそのsus4とトライトーンに対しての反応力を高めると言った目的で取り掛かればいいのかと思います。
この様に独学の俺は沢山の間違いと共に試行錯誤をしながら会得して行きます・・・
俺はいつも今の俺ではなく未来の俺を見ています・・・

11日 月曜日

SachaのThe way we wereです。
こんな声で目の前で歌われたら最高ですよね。

The way we were Live by Sacha Boutros

10日 日曜日

最近では2全音下への転調も何とか聞き分けられるようになって来たようで、更には全音下やコンディミ、トニック・ディミニッシュ等も瞬時に察知出来る様になって来ました。
それらの転調の事を意識しながら音楽を聞くようになって既に10年が経ちますが、何とか判断出来る様になるまでに10年かかっていますね・・・
後5年もすればそれらの多くが判断出来る様になる気がして来ました。
その道のりは本当に長いですが、目指せ究極の相対音感です。

9日 土曜日

間もなく発売のCDも含めてこれまでにIthamara Kooraxと3曲、Sacha Boutrosが1曲で合計4曲でスーパー・シンガー達と曲を作っていますが、少し意外かもしれませんが、実はそれらの曲のタイトルを作ったのは俺です。
最初に彼女達にそれらの曲を渡す時、タイトルと共に俺がどう言う意味合いでそれらの曲を作ったのかを説明してそして彼女達が作詞に取り掛かってくれています。
とても贅沢でありがたい話ですね・・・
さっきIthamara Kooraxとの(ほ・た・る)を聞いてから立て続けにSachaとのSnow and Moonを聞きましたが、俺のギター1本に対して、そして俺の作った曲に彼女達が作詞をして歌ってくれています・・・
ほんの少しだけですが、今になって何となくCarlos JobimやLuiz Bonfa達の気持ちが分かる気がします・・・
自分が作った曲に、自分の好きなシンガー達が魂を吹き込んでくれるのですよ・・・
最高ですよ・・・

8日 金曜日

アメリカからですが、新たにまたギターを弾いて欲しいとの依頼がありました。
そのCDの制作に8年以上取り掛かっているとの事でしたが、彼の音源をこれまでに一度も聞いた事がありませんが、なんだかうんこロックが届きそうなとても嫌な予感がしています・・・
はっきり言ってそんなものに付き合っていたらそれこそ俺のレベルを疑われてしまいますが、場合によってはそれが断り切れない時もあったりします・・・
彼も控え目でとても良い人なんですよね・・・

7日 木曜日

ずっと視力だけは良かった俺ですが、最近ではいよいよ老眼が始まって来ました・・・
でも、これまでにボクシング等で5,6回失明しかけた事があり(ずっとヘッド・ギアーを付けずにやっていたため)、それでも幸運な事に1、2カ月後には治ってくれてまた見えるようになって来たので、今では老眼ぐらいなら特に何とも思いません。むしろ散々ボクシングでケガをしても見事に全て治ってくれた事にとても感謝しています・・・
でもさすがに失明しかけた時等もそうでしたが、腰の骨がだめになって車椅子になりかけたり、勿論それらには大きな痛みが伴うと同時に自分の体に障害が残ってしまった事に対して、夜一人で悲しい気持ちで過ごしていた事を思えば今ではそれらもすっかり良くなって五体満足でいられる事に本当に幸せを感じます・・・
想像してみて下さい。何日もまともに立てなくなって歩けなくなったり、何日も片目が見えなくなる事を・・・
大きなケガをしたり体を壊す度に健康がありがたい事を痛感して来ました・・・
いつかここでも話す事があるかも知れませんが、家は両親共に体の弱い家系で俺自身も実は医者にはボクシング等のハードな運動は止められています・・・
でもなんでボクシングを続けて来たのかと言えばその理由は、精一杯やりきらなければ後から過ぎた時間に後悔すると思ったからです・・・
だから俺はその世界に生きがいを感じたら絶対にこれまで逃げずに生きて来ました。だからこそ俺は50歳を過ぎた今になっても、あの時に戻りたい等とは一切思いません・・・
精一杯努力で埋め尽くして来たからこそ50歳の今頃になって、世界中の著名人達に認識されて力を貸してくれる人達が段々増えて来ましたからね・・・
恩人のIthamara Kooraxは『優れた人間を見付けたら惜しみなく協力する事を、これまで私に力を貸してくれた多くの著名人達から学びました。だから今度はそれを私がMamoruにしてあげる番です。』と言ってくれました・・・
色々あったSacha Boutrosですが、彼女からの音源が届いた時に俺が彼女にお礼を伝えると彼女は(どういたしまして)ではなく『Mamoruはそれに値するから。』と言ってくれました・・・
間もなく俺の数少ない心の勲章がまたひとつ増えます・・・

6日 水曜日

アメリカのSonyのプロデューサーとも時折やり取りをしていますが、今度のCDが完成したら彼にも送る約束をしています。
それから少し久しぶりにMike Varneyともやり取りをして彼にも仕上がり次第送る約束をして、ついでにBilly Sheehanの話をしていたら、今度は再びBilly Sheehanが連絡をくれました。そしてGrahamはいつでも気さくに返事をくれるし、俺の人脈完全にいかれていますよね・・・
俺の人脈は何故か不思議な程海外ばかりですが、CDが仕上がったら色々な国に送らなければならないので送料だけでもかなりかかると思います・・・
それに反して今ではCDが全く売れないので、多分俺に限らずCDを作ってもはっきり言ってほとんどのミュージシャンが赤字になっていると思います・・・
残念ながら今のところ打開策は全くないようです・・・
10代の頃MTVをわくわくしながら見ていた事を懐かしく感じますが、もしもあの時代に間もなく発売されるUntil we meet againが出ていたら何かが変わったのかも知れないな等と思いながら今はCDの完成を待っています・・・

5日 火曜日

次の次のCDですが、スタンダードをメインに仕上げて行くつもりですが、ここに来てやはりオープニングはオリジナルにしようと思い始めています・・・
そしてその曲もUntil we meet again同様20年ほど昔に作った曲で、Kind of Funkと言う曲です。
特に作曲に関して珍しいものではありませんが、何故か不思議と特に海外の方で人気がありシェアしてくれる人達も多く、それと今度のCDはそのほとんどがBossa Novaがメインなので、次の次ではいきなりこんなFunkで始ったらハッとするかなとも思います。
今の俺がこの動画を見ると(聞くと)ヴォイシングとリズム面で少し修正したい部分があるので、その辺を今一度修正して仕上げようと思います。
それでこの曲を収録するにあたりBassのJorgeやDrumsのSallaberry達の了解も既に得ていますが、何分にも人様に頼むとどうしても自分のイメージするものとずれて行くのでやはり自分側で全て仕上げようと思います。
ただ、俺の古いドラム・マシンがさすがにもう限界なので新しいドラム・マシンを購入しようと思いますが、これまで2代にわたり使用して来たRolandのドラム・ママシンですが、この数年前からダウンロード・ヴァージョンは作らないのか聞いているのですが結局今の時点では一切その予定はないとの事でした・・・
今後の事を考えるとそれらの作業をパソコン側で行える方が値段や拡張性等明かに都合が良いので、ここは思い切って他社のソフトを購入して時間をかけて攻略しようかと思い始めています・・・
ドラム・マシンの使い方を攻略するのもかなり根気が必要で、更にメーカーが異なると再び1から覚え直さなくてはならない部分が多々あり、例えるならWindowsからMacに乗り換える様なものです・・・
とにかく時間が必要な作業なので他の曲をレコーディングしながら半年、1年かけて覚えて行くしかありませんが、こんな時こそ発達障害パワーを発揮してくれる事を自分で自分に願うしかありません・・・
現在検討しているダウンロード・ヴァージョンのドラム・マシンですが、1万円ちょっとで購入出来るようですが貧乏な俺にとってはその1万円ちょっとでも痛い出費になるのと、そしてそれと同時にこれから全て覚えて行くと言う心がけが必要なので頃合いを見て勇気と共にそのドラム・マシンのソフトを手に入れようかと思います・・・

Kind of Funk (2001 jan 21th) by Mamoru Morishita

4日 月曜日

現在はチャーリ・パーカーの本を攻略しながら、後は次の次のCDの準備に取り掛かっていますが、やはりもう少し勉強する時間を取らないのもどうかとも思って来たので他にも少し何か取り掛かる事にしました。
それでBrecker Brothersをとも思いましたが、やはり単音楽器の人達は根本的に音数が多かったり複雑だったりするのでそれらを手癖として覚え込ませる時間も取られるため、とりあえず今一度Hancockに戻って一応Maiden Voyageも取り上げておこうと思います。
正直この曲は特に難しい部分は無いかと思いますが(だからこそ俺にしてもまともには形にしなかったのですが)、でも実際に取り上げるのと頭の中だけで自分が出来たつもりになっているのとでは全く違いますからね。
この曲は全体としてsus4コードを多用して、Maiden Voyageと言うタイトル通りふわふわと浮いた感じの曲になっていますが、その中で一ヶ所m6コードが出て来て一瞬緊張感を出しているのが特徴の様です。
ちなみにどうやらこの曲あたりからこのsus4と言うコードが単体で使用されるようになり、そして人気のあるコードのひとつになったようですが、相対音感を会得して行く上ではその辺の事はどうでも良いです。そこのところは語って喜んでいる専門の奴等に任せておけば良い部分だと思います。

3日 日曜日

つい先日フランスのJazz Hot Magazineから新譜が仕上がったら送って欲しいとの連絡がありましたが、今度はこちらも昨年取材して頂いたブラジルのClassic Lifeから新譜が出たら再び取材をしたいので教えて欲しいとの事でした。
それから同じくブラジルのプロモーターからも『新譜が発売されたらぜひ教えて下さい。どうか(Stand by me)しないで欲しい。』と、俺は生まれて初めてその言葉を人から直接言われました。
アメリカの方では間もなくSachaが俺の曲を他のギターリストと演奏したものが発売される予定です。
Graham Bonnetからはコンサートが終わり、今帰るところとの連絡をくれて、今度の俺のCD発売についてBassistのBilly Sheehanからは『素晴らしいね。幸運がある事を願っているよ。』と気さくに連絡をくれました。
日本の低次元の音楽業界なんてくそくらえです。俺は世界ですよ。

Classic Life

2日 土曜日

以前取り上げたBrad MehldauのWhen It Rainsですが、やはり耳の良い人達には絶賛してくれて連絡をくれたりしています。
参考までにこの曲のクライマックスと言える箇所で4:52のところですが、このアイデアはそのBrad Mehldauから音をとりました。
このわずか5秒ほどの一連の流れを取るのに一週間前後かかった記憶がありますが、その彼のアイデアをもとに俺らしいフレーズに応用しましたが、興味のある人は音を取ってみて下さい。
ただ、音楽を深く理解して行く上でとても大切な事は、ここで俺が弾いているフレーズを完コピすると言う事ではありません。それをやったところで何も未来に繋がりません。
大切な事はBradがこのコード進行に対して、どんなアッパー・ストラクチャーを想定して弾いているのかを理解する事です。
そして何を想定して弾いているのかを分析する事が出来たら、今度はそれをBradや俺がやっているフレーズをそのまま弾くのではなく、自分らしいフレーズに変換する事です。それが応用と猿真似の違いです。そしてそれが趣味で終わる奴等と到達できる人間との違いだと思います。
音を取る作業もとても根気が必要ですが、そんな事を積み重ねて色々なケーデンスに対処出来る様にしなければ俺達の言うところのプロの世界では全く相手にはされません・・・
それらをやるかどうかは本人の心次第です。どんなギター人生を送りたいのかですよ。未来の自分がどうなりたいのかですよ。パワー・コードや3コードしか知らない60歳の老人に誰が興味を持ってくれると思いますか?そいつらが何も成し遂げる事が出来ずに人生が終わるのは当たり前ですよ。自分に甘いからですよ・・・

When It Rains (Brad Mehldau) 6th Feb 2017 by Mamoru Morishita

1日 金曜日

最近では筋肉や体力が落ちて来た事もあり、技術を維持するための日々のギターの練習がきつくなって来ました・・・
俺はもともと楽な練習等してはいませんが、歳と共にそれらの練習が本当にきつくなって来たようです・・・
体の弱い俺が、後何年このバカ・ギターを弾く事が出来ますかね・・・