2019年 6月

30日 日曜日

現在制作中のCDがギターとアコーディオンに関しては半分以上仕上がって来ました。
今それらの音源を聞いていますが、俺が20歳頃には自分がロック以外の音楽に進む事なんか100%思いもしなかったのが、それが今ではJazzやBossa Novaばかりになっています・・・
俺は小学生の低学年頃までアニメ・ソングを聞いて喜んでいて、高学年頃から歌謡曲を聞くようになり、中学1年の時にはロックン・ロールを聞いていて中2でポップスで中3でヘビメタ、それが気付いて見れば今ではJazzやBossa Novaを弾いています。我ながら不思議に思います・・・

29日 土曜日

今年もまたアメリカの偉大なギターリストの誕生日プレゼントを買って来ました。
プレゼントとは言っても俺は相変わらずとても貧乏なので本当に粗末な物しか送る事が出来ませんが・・・
ちなみに今年はピンとくる物が特に無かったのでタオルを2本送る事にしました。彼の生活にタオルは決して邪魔にはならないと思ったからです。
一つは日本のキャラクターですが、もうひとつはビーグル犬にしました。その理由はどうやら彼はビーグル犬が好きな様子なのと、俺も数年前にウチの犬ではありませんでしたが、俺の数少ない友達の一人(?)にビーグル犬がいたからです・・・
それらのタオルが彼のところに届いた時に、ほんの一秒でも良いので彼が笑顔になってくれたらと思うので毎年些細な物でも送るようにしています。
今年はそのタオルと俺の友達だったビーグル犬の写真も送るつもりです。

28日 金曜日

Ithamara Kooraxから連絡がありFotografiaとおいしい水のテンポはOKが出ました。
それからこの数週間バンドと共に、テレビやインタビュー、コンサートのプロモート等とても忙しくしていて、それらのコンサートも大成功でソールドアウトになったとの事で、中でもリオデジャネイロで最も重要なJazzの劇場でもソールド・アウトになり、そしていつかMamoruとそこで共演したいとまで言ってくれました・・・
相変らず日本と海外の俺に対する扱いが雲泥の差ですが、今の俺にとっては日本なんかどうでも良いですよ・・・
俺の中でIthamara Kooraxが3曲も歌詞をつけて歌ってくれた事、Sacha Boutrousが1曲歌詞をつけて歌ってくれた事、そしてSallaberryとJaimme、Jorgeらが俺の曲を演奏してくれた事は紛れもない事実で、そして俺の心の勲章です。
そして現在更にIthamara Kooraxが俺のギターで2曲歌ってくれる事とSheliyahとJosi Diasが俺の曲に歌詞をつけて歌ってくれる予定です。
それからマイアミのテレビの件とは全く別ですが、アメリカの知人が少し前にサンフランシスコのテレビでもプロデュース出来ないか検討していたとの連絡をもらえました。ボツになったとしても世界中でほんの少しずつそんな風に思ってもらえる様になって来たのは本当に嬉しいですね。
いつの間にか今ではGraham Bonnetまで普通に『幸運があるといいね。My friend!』等と気さくに連絡をくれたりします。俺なんか全く無名の田舎者ですよ・・・

27日 木曜日

少し前に次のCDに収録予定の(黒いオルフェ)は仕上げたのですが、一ヶ所どうにもギター・ソロで気になる箇所があったので録り直しました。
俺の場合コンサートはほぼ出たとこ勝負でその瞬間瞬間を感じながら弾くようにしていますが、CDでは8割程度ラインは決めてあり、残りの2割程度を昨日もお伝えしたレイド・バックやシンコペーション等で色付けして行きます。
特にミスをしている訳ではありませんが、気付いて見ればいつの間にか同じリズム・パターンでしばらく弾いていた部分あってどうにもその箇所が気になったので録り直しました。
まだミックスをしてしっかり聞き直したわけではないので何とも言えませんが、多分今度は良いと思います。
俺自身のレコーディングは後残り2曲程度だと思いますが、まだアコーディオンやピアノが結構残っているのと、ゲスト達の音源はまだまだこれからなので、やはり発売は来年ですかね・・・
とにかく自分達の好きなスタンダードばかりで固めているので、少なくても自分達にとっては良いに決まっていますよね。後はそれを人様に聞いてもらった時に俺達が作った時の温度が伝わってくれるかどうかですね・・・

26日 水曜日

数年後にメジャー・デビューを視野に入れている生徒の一人が現在レイド・バックとシンコペーションの加減に取り組んでいます。
楽器の技術を会得して行く過程では、縦線できっちり弾く事がとても大切だと俺も思っていますが、でもそれが出来る様になったら今度はそのレイド・バックやシンコペーション等を会得して行かなければ、それこそコンピューター・ミュージックと言うか、誰が弾いても同じになりとても無機質で退屈な音楽になります・・・
でもそのレイド・バックやシンコペーションは一歩間違えるとただ気持ちが悪いだけになってしまうので、その辺のさじ加減が難しくもあります。
例えば少し前に知人のリクエストで、アル・ディ・メオラのMediterranean Sundanceの冒頭を弾きましたが、勿論これだけきっちり縦線をそろえて弾くのもそれなりに大変ですが、ただ縦線で弾く以上は誰が弾いてもこんな感じになりますよね・・・
より感情表現を表すためにも、それらレイド・バックやシンコペーション等もとても大切です。
分かりやすく言うのなら、自動販売機に『いらっしゃいませ。』や『ありがとうございました。』等と言われても全く嬉しくはないですよね・・・

Mediterranean Sundance (19th Feb 2019) by Mamoru Morishita

25日 火曜日

何年もかけて結構なお金を使ってやっとの思いでCDを作っても残念ながら今ではCDが全く売れず作れば作るほど赤字になるのが現状です・・・
それでもミュージシャンは自分の作品を残したいと思うもので、そして売れない事は分かっていても新譜を作らなければ全く何も始まらないので、赤字になるのを覚悟でCDを作っているのが俺を含めてほとんどだと思います・・・
そんな全くCDが売れない中でそれでもわずかながらでも買ってくれる人達がいてくれて、その人達に俺の音楽がどんな印象で届いているのかなと思います・・・
俺なりにその時点でのベストを閉じ込めてありますが、なんとなくでもそんな温度が伝わってくれたらと思いますが、俺のCD(音楽、ギター、アコーディオン、ゲスト達)等色々なものを含めて気に入ってもらえているといいのですが・・・

24日 月曜日

ブエノスアイレスのJosi Diasとやり取りをして彼女が歌詞を書いて歌う曲が決まりました。
例によってタイトルは俺が付けてありますがSpring-Breeze(春風)と言う曲です。来週にでも音源を送って彼女が歌詞を書き始めてくれると思います。
次のCDはJosiがSpring-Breezeで、フランスのSheliyahがSongbookに収録しているSerenade、そしてIthamara KooraxがAgua de BeberとFotografiaの2曲で世界各地から3人の女性シンガーがゲスト参加の予定です。
次のCDはアコーディオンのソロも結構入っていて、そしてそれらのどれもがアコーディオン特有の表現力とそしてJazzのアイデアのフレーズが散りばめられていて何とも言えない色っぽさがあります。
某著名なギターリストがバンドは進化していなければならない等のような事を言っていた記憶がありますが、俺の音楽やCDからもそんなものを感じてもらえたらと思います。
俺はDeep PurpleのHighway Starでギターに目覚めて、Smoke on the waterからギターを覚えて、30歳頃から譜面と理論に真面目に取り組んで、50歳を過ぎて今このレベルにいます。
決して自分に満足している訳ではありませんが、過ぎた時間に一切の悔いはありません。

23日 日曜日

俺は最近体調が復活してとても良いですが、それとは反比例に俺の周りの人達が良くはありません・・・
健康な人達には想像が出来ないかも知れませんが、2週間意識が戻らなかったりとか、3ヶ月意識が戻らなかったりとか、20代前半で生きるとか死ぬの恐怖と戦いながら病院を転々としていたりとか・・・
なかなかみんなが健康で幸せにとはいかないものですね・・・

22日 土曜日

そのマイアミのテレビ局のプロデューサーから連絡があり、『テレビのコマーシャルのBGM用に30秒弾いて欲しいのだけれど、君はプロフェッショナルで素晴らしいミュージシャンなので勿論お金は払います。』との事でした。
すぐに了解をしてサンプル音源を送って来るように伝えましたが、俺は自分でプロ等とは特に思ってもないし、それに俺の事なんか誰も知らないので、相変らず貧乏ですがお金に関しては断わりました。

21日 金曜日

新しく読み始めた音楽理論書ですが、冒頭に『優れたプレイヤーが本書と反対の意見を持っている場合には、その指示に従いなさい。』とありました。
何だかいきなりその著者に引き込まれたような気分になりました・・・

20日 木曜日

Ithamara Kooraxが協力してくれる事になったFotografiaですが、やはり歌詞の内容の事もあり俺の想像よりも更にテンポを下げて欲しいとの事で結局この動画のようなテンポまで落とす事になりました。
彼女の要望ではSwing Feelとの事なので、彼女の要望に応えられるよう頑張ります。
俺のCDを聞いてくれた人達ならわかってもらえると思いますが、Ithamara KooraxやSacha達のような優れたシンガーが歌ってくれるなら、バックはうっすらとコードと言うかその曲をサポートして行くような弾き方で十分に音楽として成立します。むしろ彼女達の邪魔をしないようにホローする事が一番のポイントとなります。俺の(ほ・た・る)やSnow and Moonを聞いてもらえればそれが伝わってくれるかと思います。
後は選び抜いた音とレイド・バックやシンコペーション等の加減でその曲に生命が宿って行きます。
俺のギターだけでどこまでこの曲を艶やかに仕上げる事が出来ますかね・・・

Fotografia by Ithamara Koorax (2008)

19日 水曜日

勿論今でもふざけた食生活は一切してはいませんが、それでもやはり以前のように体が動かなくなった事と代謝も悪くなったためか気付いて見たら少し体重が増えていたので、以前にも増して少し食に気を付けるようにしました。
そのおかげで最近マラソン後には何とか55キロを切る様になって来たので、欲を言えばマラソン後に54キロぐらいまでは絞りたいなと思い始めています・・・
それでもボクシングを始めた頃から51歳になった今でもそんなに大きくは体重が増えていなかったり、着るもののサイズも今のところ変更は無いので、まあそれなりには良しとしましょう・・・

18日 火曜日

カフェインの取り過ぎも治まり、風邪も治ってすっかり体調が良くなったので寝起きの体温を計ってみました。
知らない人は少し驚くかもしれませんが、俺は腎臓が悪い事もあるかと思いますが、寝起きは大体これぐらいの体温から始まります。以前には34.5度の時もありました。
先週には風邪をひいて一時は37.6度にまでなりましたが、わずか1週間で3度も上下するのも我ながら驚きです・・・
体温が低いおかげでさすがに寝起きはぼーっとしていますが、それでも体調自体はとても良いです。
今は特に病気等のストレスも一切なく幸せに過ごせています。とにかく健康に感謝です!!

17日 月曜日

かつてこの20年も前の動画を見たChick Coreaから彼のマネージャー経由で連絡があり『Chickが君に興味を持ったから音源を送って欲しい。』と言われたり、Mike Varneyはこの動画を見て連絡をくれて『Nice guitar work』と言ってもらえたり、John McLaughlinからは『君の動画を見て楽しんでいるよ。Chickが新しいギターリストを探していると言っていたよ。』等の連絡をもらえたり本当に沢山の世界中の著名人達から連絡を頂ている動画ですが、今度はそのマイアミのテレビ・プロデューサーが『この動画をフル・サイズで送って欲しい。何か出来る事は無いのか考えて見たい。』との事でした。
今この動画を自分で見ると、やっと真面目に音楽理論を勉強するようになって間もない頃で、色々な事をおっかなびっくり試し始めていると言った状態です。この時は確か俺が32歳だったかと思います・・・
現在課題として取り上げているBrecker Brothers等をやっとの思いで1曲攻略しても、特に誰かから反応がある訳でもなく時々自分でも課題としてこれらを取り上げていて、果たして俺のスキルは上がっているのかな等と不安に思う事がありますが、それでも先日スリラーの音を取った時にすぐに取れるようになっていた俺がいて、やはり自分のスキルを上げるためにはこの方法でも間違いがないように思います。
この動画の頃と今の俺とではミュージシャンとして色々な事が明かに雲泥の差になっています。
勿論譜面ソフトのおかげも多々ありますが、それでも俺は20年前には譜面を読む事さえ全く出来ませんでした・・・
でも当時の俺がこのまま譜面が読めないままの人生で良いのかを自分の胸に手を当ててよく考えて見たら、やはり10年後、20年後には何とかなっていたいと思う俺がいたので、譜面の読み書きと言う課題を日々の日課に取り入れて、それが今では初見では無理でも人とのやり取りは全て譜面で出来る様にまでなりました。
それは譜面に限った事ではなく俺はいつもそうやって物事に接する様にしています。
今の自分がそれをやっていて楽しいだけなら多分人は夢を叶える事は出来ないと思います。
未来の自分のために今を過ごしているのなら、20年もした頃には多分その人は努力で叶える夢に近付いていると思います・・・

Inspiration and perspiration (14th Jan 2001) by Mamoru Morishita

16日 日曜日

The Brecker Brothersをまとめて見ました。
これまでに5曲取り上げましたが、元々は単音楽器の人達なのでテーマもかなり奇抜に動くため1曲を攻略するのに膨大な時間を要します。
Brecker Brothersと言えばどちらかと言えば、今は亡きMichael Breckerにスポットが当たる事が多い様に思いますが、5曲取り上げた限りの印象ですが、多くを作曲しているRandy Breckerの作曲力やヴォイシングに驚かされます。
単音楽器の人が絶えずメロディに対してヴォイシングをして行く事を考えて行ったひとつの姿があれ程までのレベルにまで到達したのだと思います。
中には曲の構成が激しすぎてジャム・セッション向きではないと嫌う人もいるようですが、彼ら自身ジャム・セッションのために作曲しているつもりなんか毛頭ないと思います。自分だけの作品を作っているのだと思います。

My (The Brecker Brothers) Collections

15日 土曜日

Hancockをまとめて見ました。そんなに意識していませんでしたが、数えてみたらいつの間にかこれまでに9曲も取り上げていましたね・・・
Hancockを分析していると彼の反応力は勿論ですが、間の取り方やポプュラーなところではsus4コードの単体での使用や、Tell me a bed time storyの冒頭のメロディに、それからmaj7augコードのトップに5thを載せたり等、世界中で彼をリスペクトする人が多いのも頷けます。そして相対音感のひとつの理想の姿でもあります。
素晴らしいMusicianであり、そしてMusicians's Musicianですよね。

My (Herbie Hancock) Collections

14日 金曜日

俺が良く課題として取り上げているBrecker BrothersとHancockとColtraneですが(勿論他にもありますが・・・)、ちょっとまとめて見ました。
もう一度これらを分析するところからやって見ろと言われたらさすがに気が遠くなって来ますが、こんな事ばかりやっていれば俺のギターがどうのこうのとかの話ではなく、さすがに世界中で興味を持ってくれる人達が現れると思いますよ・・・
一応俺なりに解説してみます。(間違っているかも知れませんが・・・)
まずはColtraneです。
以前、俺がCountdownを取り上げたら海外の人から『これ凄いと思うけれど音楽なの?』と聞かれた事がありました。
俺にしても事細かに歴史的背景等までを調べた訳ではないので、はっきりとは言えませんが、Coltraneはモードやコルトレーン・チェンジに代表されるように絶えず何かを探していたように思います。
例えばシーケンサー等のない時代に自分の確認のためにルートを鳴らしてから吹いて行けばモードを見付けてしまうような気がします。
Have you met Miss Jones?のBセクションが少々面倒なので一人淡々とBセクションを練習していればGiant Stepsになって行きますよね・・・
俺はプレイ面以外の部分までを本等で事細かに調べる人間ではないので詳細は良くはわかりませんが、俺の中でのColtraneは大体そんな印象で、そして受け入れられたものだけ残って行ったのだと思います。
それから後はMoment's Noticeの冒頭等です・・・

My John Coltrane Collections

13日 木曜日

光栄にも最近では色々な国の人達が少しずつ俺の曲を歌ってくれたり、歌いたい等と言ってもらえる様になって来ましたが、実は俺自身は作曲の勉強と言うものを特にしていた訳ではなくて、相対音感を身に付けるためにJazzのスタンダードと言われるものを分析しながら、それらを自分なりに組み立て直しながら主に日本のプロダクション用に楽曲を提供していました。
だから作曲とは言っても俺の場合は残念ながらまだHancockやBreceker Brothers達の様な領域まで届いている訳ではありません・・・
勿論、彼等ほど(音)を自在にこなせるように音感を身に付ける事がひとつの目標でもありますが・・・
最近ではありがたくも時々(素晴らしい作曲家)等と紹介してもらえる様になって来ましたが、彼らの作曲力からしたら俺の作曲力はそれこそ子供の様なレベルだと思います・・・
それらの道則は長いですが懲りずにこのままコツコツと続けて行くしかありません・・・
俺は60歳になった時にはどんなレベルの作曲が出来る様になっていますかね・・・
どれだけ音を自在に操れるようになっていますかね・・・

12日 水曜日

Ithamara Kooraxが参加してくれる事になったFotografiaですが、俺は元々この曲をミディアム・テンポでやる予定でしたが彼女の要望に合わせてテンポを下げる事にしました。
彼女は母親がオペラ歌手だった事もあるかと思いますが、Bossa Novaの国に生まれながらもそのBossa Nova特有のささやくように淡々と歌うのではなく歌詞の一言一言に感情を込めて歌う人なので(また特に俺はそこが好きです。)ゆっくり歌いたいのも納得が行きます。
彼女の要望を聞いていると遅めで美しく仕上げたい様子だったので、俺はそれまでセンターのトニック・コードをC69にして調性を薄くして少しノリノリで仕上げるつもりでしたが、やはり美しくと言う事なのでCmaj9に戻しました。
俺のギター1本だけでどこまで美しく、そして彼女の要望に応える事が出来ますかね。これらの音源が仕上がった時に、そんな事を思いながら聞いて貰えたらと思います。

Fotografia by Ithamara Koorax (2008)

11日 火曜日

マイアミのテレビ局のプロデューサーまで俺に協力してくれると言い出してくれて、そのアメリカのSonyのプロデューサーまで『私に何か協力出来る事があれば伝えて欲しい。』と言ってくれるようになりました・・・
あまり過度な期待はしない様にしていますが、それでも何となく最近では色々な人達が次のCDに向けてと言うか、俺の音楽人生に向けて動いてくれるようなって来た様な気がします・・・
既に51歳にもなり、元々体の弱い俺がこのスキルを60歳まで維持出来るのかな等と思いながら毎日を必死に努力で埋め尽くしています・・・
俺は生涯でどれだけの事をやり遂げる事が出来ますかね・・・

10日 月曜日

ブエノスアイレスのJosi Diasから連絡があり、『やっと身辺が落ち着いたのでいよいよMamoruの曲に取り掛かります。』との事でした。
次のCDでは予定では今のところIthamara KooraxがAgua de BeberとFotografiaの2曲と、フランスのSheliyahがSongbookに収録しているSerenadeに歌詞を付けて歌ってくれる予定と、そしてJosiが1曲参加してくれる予定です。
自分のCDに世界各地から3人もシンガーが参加してくれるなんて最高の贅沢ですよね。
これまでにIthamara Kooraxが俺の曲にポルトガル語で3曲も歌詞を書いて歌ってくれて、Sacha Boutrosが英語で1曲、Sheliyahはフランス語で歌詞を書くと言ってくれていますが、Josiは何語で歌詞を書いてくれるのでしょうか?
特にどこの国の言葉でも構いませんが、自分の曲に世界各地の国の言葉で歌ってもらえるなんて夢の様な話ですよね・・・
大袈裟に感じるかも知れませんが、JobimやLuizu Bonfa達の気持ちが何となく分かる様な気がして来ました。
それからマイアミのテレビ局のプロデューサーから連絡があり、『Mamoruが望むなら私が協力します。』との事でした。

9日 日曜日

少し前にArturo Sandovalから現在プラハにいるとの連絡がありましたが、後日こんな動画が送られて来ました。
相変らず素晴らしいの一言に尽きますが、俺はIthamara KooraxやArturo Sandovalのように爆発的なテクニックとその反対に物凄く繊細なトーンを出すような人達が好きな様で、考えても見れば俺自身もそんなタイプですよね・・・
以前には彼のCDやDVDを単に買っていただけだったのが、今では直接彼から送ってくれたりしています。
先日俺が付き合いでロックを見に行った時にArturoに『俺は昔ロックが大好きだったけれど、今の俺には退屈過ぎるよ。』と伝えたら、Arturoが『ジャズはユニークだよね。』と返事が返って来ました。
Arturoにとってジャズはユニークなんですね。俺にとってジャズは何でしょう・・・課題ですかね・・・

Arturo Sandoval

8日 土曜日

マイアミのテレビの件で今度は以前からやりとりのあるアメリカのSonyのプロデューサーまでもが『何か私に協力出来る事は無いか知らせて欲しい。』との事でした。
一体何処までが現実になるのかは俺自身はあまり当てにはしていませんが、それでも最近ではほんの少しずつですが、ありがたくもそんな人達まで興味を持ってくれるようになって来たようです・・・
そのマイアミのプロデューサーが『君はとんでもないミュージシャンだからね。』との事でしたが、俺は単に田舎の6畳一間に引きこもってギターを弾いているだけですよ・・・
でもとにかく社交辞令でもとても嬉しいですね・・・
それから全然話は変わりますが体調自体は良いですが、不覚にも風邪をひいてしまいました・・・

7日 金曜日

マイアミのテレビ局のプロデューサーから再び連絡がありました。
『私が一度言い出したら必ず協力するよ。ただ少し時間が必要になるかも知れないけれど、でも私がMamoruのそれらのタレントとしてのスキルに協力して素晴らしいハプニングをもたらせるよう努めます。』との事でした。
これまでにそのプロデューサーとは全くやり取りはありませんでしたが、俺の事を何で知って俺のスキルを気に入ってくれたのですかね・・・
とにかくありがたい話ですがあまり期待せずにのんびり待つ事にします。もしも何か動きがあり次第追ってお伝えします。

6日 木曜日

また新たに音楽理論書が届きました。それなりに把握出来るまでにはそれなりの回数を読み返してかなりの時間を費やすと思います。
そしてその過程では把握しきるまでに俺のように全てが独学の人間は間違えてしまう事も多々あったりします・・・
でも俺にとって大切な事は今の自分に満足せず、未来の自分がどうなっていたいのか、そしてそうなるためには今何をしなければならないのかです・・・
気付いて見ればマラソンをするようになって25年程経ちますが、でも俺は短距離でも中距離でも長距離でも一切オリンピック等には手が届きません。
その理由は簡単です。そのための練習をしていないからです。そしてそのために走っている訳ではないからです。
俺は暇つぶしでギターを弾いている訳でもないし、暇つぶしにギターを弾く事もありません。未来の自分がなっていたい姿、未来の自分が会得していたいスキルを身に付けるためだけに毎日ギターの(練習)をしています。

5日 水曜日

マイアミのテレビ局のプロデューサーから連絡があり、『もしMamoruがマイアミ・エリアに住んでいるなら君のコンサートを私達のテレビ局で放送するよ。』との事でした。
残念ながら日本にいる事を伝えたら音源を送るように言ってくれて、何かの番組で使いますとの事でした。
それからいつかMamoruとそのシンガー達をマイアミに呼んでコンサートを実現したいとの事と、我々の音源にも協力して欲しいとの事でした。また何か動きがあり次第お伝えします。
それと以前取り上げて頂いたブラジルの雑誌の取材は7月に予定しているとの事でした。そちらも追ってお伝えします。

4日 火曜日

俺が参加した前作のSallaberryのCDがラテン・グラミー賞にノミネートされましたが、今度のCDも再びノミネートされた様です。
今回は俺は参加していませんが俺のSongbookで1曲参加してくれたのと、現在制作中のCDにも協力してくれるとの事でした。
いつの間にか今ではそんなレベルの人達のCDに参加させてもらったり、参加してくれたりしている全く無名な日本のギターを弾いている人です・・・

3日 月曜日

去年末から読んでいる音楽理論書ですが、100ページにも満たない事もあり大体内容は把握出来た様に思うので次の本に取り掛かる事にしました。
それで次に攻略した方が良いと思われる本を少し前から2冊目星を付けていて、どちらから先に攻略するのかも既に決めてあったのですが、今日になりそれまでに予定したものとは別の方を注文しました。
今回は主に編曲の様ですが何ページ程度の本なのかは良くはわかりませんが、俺の場合1冊の本に大体平均で8カ月から10カ月程度要するので、多分その本を攻略するのは来年の春先ぐらいになるのかな等と思うとさすがに少し気が遠くなりますね・・・

2日 日曜日

Ithamara KooraxからAgua de BeberとFotografiaのテンポについてそれぞれミディアムとの要望でしたが、参考音源を聞いたらFotografiaに関してはかなりスローな2ビートからのSwingでした。
とりあえずそんな感じでサンプルをラフに録って送りましたが、こんな時こそどれだけ自分に学んで来た引き出しがあるのかです。だからこそ音楽理論は大切でそしてかつて人から学ぶ事を避けて間違った方向に進んでしまった俺だからこそ余計にそう思うのかも知れません・・・
ちなみに下の音源は何年か前にGal CostaのVersionから音を取って仕上げたものですが、以前そのGal Costaまでも一度俺に音源を送って来るように言ってくれた事がありましたが、残念ながらボツになってしまいました・・・
今思えばその当時の俺の作曲力が弱かった事がボツになった理由だと思いますが、そう思えるのも今の俺が当時の俺のスキルよりもはるかに上がっているからこそそう思えるのですよね・・・
それから俺の勝手な思い込みかも知れませんが、この曲程sus4b9thが板についている曲も少ない様な気がします・・・

Fotografia by Mamoru Morishita

1日 土曜日

それでGrahamのコンサートの後そのまま眠れずに朝方になり今度はBassのBeth Amiとしばらくやり取りをしました。
朝10時に来ればGrahamに会えますよとの事でホテルまで教えてくれましたが、さすがに俺も時間が取れないので断りました・・・
Mike VarneyからはBeth Amiに伝言を頼まれていたのでそれも伝えました。
Grahamのコンサートに行く前にスーパー・ジャズ・トランペッターのArturo Sandovalに今からロックのコンサートに行く事を告げたり、帰ると今度はIthamara Kooraxから曲のテンポの事で連絡があったりで、我ながら俺の人脈無茶苦茶ですよね・・・
ちなみにBethが言うには俺がGrahamに送ったプレゼントは2人ともとても喜んでくれた様子でまたもし次に会ったらBethにもあげる約束をしましたが、Paul Shortinoも一度付き合いで行ったのでこれでもうロックは行かなくていいかなと・・・