2021年 9月

30日 木曜日

10月からロックダウンが解除されるようなのでうまく行けば今年は年末恒例のコンサートが開催出来そうですが、そのコンサートに対してGrahamから『コンサートがうまく行く事を祈っているよ。』との連絡をもらえました。
何気なくその言葉を受けとりましたが、よくよく考えても見ればあのGrahamから直接そんな言葉を言ってもらえるなんてとても幸せですね。
それでも次のCDにゲスト参加してくれるのはPaul Shortinoで電話番号や住所まで知っているのもPaul Shortinoですが、でもPaulとは普段ほとんどやり取りはしません・・・
俺の恩人のIthamara Kooraxは俺の事をSoul mateと言ってくれます。Sachaは愛嬌たっぷりで茶目っ気があってとてもフレンドリーで、人との温度はとても不思議なものですがCDまでにはなってもそれでもなかなか彼らと共演出来ませんね・・・

29日 水曜日

長い間在籍してくれている数年後にメジャーデビューを視野に入れている生徒ですが、実は彼は途中とても長い間スランプでした・・・
それでも絶対に諦めずに毎週遠くから通ってくれて、そしてだからこそ俺もその気持ちに応えたくて精一杯接していて、でも俺達の気持ちだけが空回りをしてなかなか上達へとは結びつきませんでした・・・
それでもその生徒が一生懸命絶対に諦めずに通い続けてくれるので俺は多くの(お教室)がそうであるように(月謝だけもらって笑顔で接して終わり。)みたいな事が出来ませんでした・・・
それはその生徒は俺を信じてどこまでも通い続けてくれています。そして10年とか20年経った時に上達していなくて一番悔しい思い、悲しい思いをするのはその生徒なのがわかっていたので俺も必死に、それこそお互いの根競べのような感じで接していました・・・
今になり当時俺が(人に教える)事が実際には良くわかっていなかった事が、その生徒のおかげで良く分かるようになりました・・・
勿論一番しんどかったのはその生徒なので俺が安易な事を言うつもりは全くありませんが、ただ俺はギターを始めた頃、本当に下手で、そして周りに教えてくれる人等もいなくて勿論当時教則動画等も無い時代だったので、どうしてもうまくなりたい自分とどうすればうまくなれるのかが全くわからず気持ちだけ空回りしながらただ無意味に長い時間ギターを持って練習した気になっていました・・・
そしてそんな時代が何年もあったからこそ俺は現段階のレベルや飲み込みが良い等には特に何も感じません。むしろ不器用でもその生徒のように絶対に諦めずに努力から逃げない人間が好きです・・・
予定ではまず現在作りかけている俺のCDを完成させて、続いて我がアコーディオン・プレーヤーの戸田さんのCDに取り掛かり、そしてその次にいよいよその生徒のデビュー・アルバムと考えています。
それらが実際に形になるのにはまだ何年もかかるとは思いますが、その生徒を含めて俺達はスキルを上げながら歳を取っているので、だからこそ夢を叶える事が出来るのだと思います・・・
想像して見て下さい。もし俺が50歳を過ぎていまだにパワー・コードでペンタトニック程度しか知らなかったとしたら今現在メジャーで発売されているCDに繋がったと思いますか?
中には好きな事だけやっていて幸運にも白羽の矢が刺さる人達もいますが、努力で叶える夢はその世界に必要なスキルをひとつずつ根気良く会得しなければ何も始まりません・・・
努力で叶える夢とは多分そう言う事だと思います・・・

28日 火曜日

いよいよ2度目のワクチンを打ちました。
俺は体が強くは無いので副作用があると思っていましたが幸運にも今のところないようです・・・
このまま何事もなく過ぎて欲しいですね・・・

27日 月曜日

今から20年以上も前に刺青を理由にボクシングのライセンスをはく奪され、あれから20年以上経った今でもいまだに閉鎖的な奴らには悪く言われる事がありますが、それでも中には俺が刺青を入れた事に感謝してくれている人達もいます・・・
刺青を理由にボクシングのライセンスをはく奪され、めぐりめぐってジムを追い出され結局一人原っぱでボクシングを続けていましたが、いつの間にか人が集まって来てくれてそしてそんな中で出会いもあり結婚して子供が生まれた人達までいます・・・
その人達にとっては俺がライセンスをはく奪されたからこその出会いであり子供達です・・・
そしてそれが今ではその子供と母親が一緒に俺のコンサートに来てくれています・・・

26日 日曜日

ここのところ少しプライベートで気分を壊していて、とても贅沢な話ですがその事をGrahamに聞いてもらいましたがその際に何で彼がロック畑のシンガーなのに1950年頃のファッションを好むのかを教えてもらいました・・・
これまで彼は髪の毛の件でRainbowをやめてしまったり等して来ましたが、その理由を聞いて納得したのと同時に彼がリーゼント等に拘る理由を俺だけが聴いても良いのかななんて思いました・・・
そう言えば以前には何十年振りかに日本でマイケル・シェンカーとステージの上で対面したその日の夜に直接長々とメールを送ってくれて、俺だけがそんな話を聴いても良いのかなととても贅沢なメールをもらった事がありましたがGrahamは俺にとって本当に不思議な存在です・・・

25日 土曜日

貧乏人の俺が2万円を切った事もあり何とかやっと念願のドラムマシーンを購入しました。
そして今度は使い方を覚えて行かなくてはなりませんが、これを使いこなす事が出来るようになればまた世界が随分と広がって来るとは思いますが、使いこなせるまでにどれだけの期間がかかるのかです・・・
今では人生100年時代等と言われるようになりましたが、俺がこのスキルを維持出来るのは後10年程度だと思います・・・
極端な事を言えば、この10年で後どれだけの事を残す事が出来るのか、俺の人生はただそれだけです・・・

24日 金曜日

今更の話しですが、某著名ギターリスト達の手元をよく見たら意外にもフルにピッキングをしていなくてギターの弾き方について新たな発見がありました・・・
彼らについては何十年も前から知っていましたが、全てが独学の俺は50歳を過ぎてもまだそんな程度です・・・
そしてこの新たに発見した事を生徒に伝えますが、後続者たちが記録を伸ばせたり会得する時間を短縮出来るのはつまりそう言う事だと思います・・・

23日 木曜日

決意を固めて坊主頭にすると人は感心しますが、決意を固めて刺青を入れると人は非難します・・・
髪の毛なら半年もすればまた生えて来ますよ・・・
どこかで急に(握手して下さい。サイン書いて下さい。)等と言われたかと思えば、いまだにたかが刺青で初対面の奴らに非難されています・・・
俺はグラミー賞にノミネートされたりまでしていますよ・・・
後20年もすれば日本も変わりますかね・・・

22日 水曜日

勿論社交辞令な事は100も承知ですが、Grahamと先日やり取りをしていたら俺の事をDear(親愛なる)とまで言ってくれました。
ギターを始めた当時はギター音楽ばかり聴いていてそれらの音楽の色々なバンドで歌を歌っていたのがGraham Bonnetで、あれから30年以上の月日が流れて今では俺の事をそんな風に呼んでくれるようになりました・・・
想像して見て下さい。子供の頃に夢中になって聞いていた音楽のそれらの歌を歌っていた人が今になってDearと呼んでくれます・・・
これだけ頻繁にやり取りをしていてもなかなか共演の機会がありませんが、いつかどこかで繋がると良いですね。
契約等の事を考えると俺のCDにゲスト参加してもらうのが一番手っ取り早いのかも知れませんが、さてどうなりますかね俺とGrahamのご縁は・・・

21日 火曜日

いつの間にか20年以上の付き合いになるブラジルの女の子がいて最初に会った時には彼女は確か小学5年生でした。
そしてその彼女も少し前に結婚して先月には子供が生まれて、いつの間にか俺よりも人生の先輩になってしまいました・・・
俺はと言えば相も変わらず14歳の時に持った夢をそのまま追い続けていて、大きな夢は叶っても音楽では全く生活出来ずギターの生徒やボクシングの人達に支えられるように生きています・・・
そのブラジル人の彼女は3人兄妹で、そしてその3人とも今ではみんなそれぞれ子供がいます。
自分の人生に後悔はしていませんが俺はこの20年何をやっていたのかなと思いましたが、やはり俺はただひたすらギターを弾いているだけですね・・・

20日 月曜日

先日ブラジルのピアニストとやり取りをした時にIthamara KooraxとのほたるとSachaとのSnow and Moonを聞いてもらいましたが、それらを聞いて『とても美しいメロディーです。』との事でした。
さすがにコード楽器の人には俺のメロディーの載せ方がすぐにわかる様子で、俺の作曲法のひとつとして(メロディーにテンションを使う)事が多々あり、そしてキー・チェンジやノン・ダイアトニック・コードも多用します。おもにそれらが俺がこれまでに培ってきた作曲のスキルですが、それが瞬時に伝わってくれて嬉しかったですね。

19日 日曜日

最近立て続けに海外のミュージシャン達とのやり取りが続いていますが今度は再びJosi Diasからです。
『私は次スタジオが開いている時にMamoruとの曲のレコーディングしようと考えています。私は今イギリスのレコード・レーベルACID JAZZからの発売にとても忙しくしていますが、でも私はMamoruとの曲をレコーディングしたいです。それを世界に出す時が来ました。』との事でした。
ゲスト・シンガー3人のうちまずはJosiの音源から届きそうですね。

18日 土曜日

レーベルがJosi Diasのプロフィール動画を作ったようです。

ブラジルで生まれたシンガーで作曲者。
音楽は私にとっていつもとても大切でジョアン・ジルベルトのNo more Bluesを聞いて私は全てが変わりました。
私はそのアルバムを聴いた時(何これっ?)と思いました。
それはブラジリアン・ミュージックだけれど他の次元から来たようでした。
そしてその音楽に完全に打ちのめされました。
私は私の国に音楽の宝物がある事を発見しました。
そして1997年にアルゼンチンに引っ越しました。
そしてそれからブエノスアイレスのクラブで歌い始めました。
私は1960年代のブラジル音楽に貢献したかった。
そして私はいつもエリス・レジーナ、ナラ・レオ、ガル・コスタのものを取り上げました。
遂に私自身の歌をレコーディングする時が来ました。
私達はKevin Fingierの元で多くのBrazilain Funk Soul and Jazzを作りました。
そしてそれらはFingier RecordsとAcid Jazzからリリースされます。
そして私はそれらのリリースが待ちきれません。

みたいな事が書いてあると思います。
翻訳 by Mamoru Morishita

The Story of Josi Dias

17日 金曜日

以前何かのインタビューでChick Coreaが 『世界中のミュージシャン達が音楽の輪を通じて繋がって行って、とても素晴らしい事だ。』みたいな事を言っていましたが、俺は今度はブラジルのこんなピアニストと繋がりました。
彼もIthamara Kooraxと共演しているようですが、俺にとって彼女は紛れもない音楽の恩人です。
それまでどれだけ努力をしてもどこからも誰からも相手にされず無念な思いでただ時間だけが過ぎていましたが、それをIthamara Kooraxが手を差し伸べるように俺を救ってくれました・・・
そしてそれからJorge Pescara、Sallaberryらに繋がって行き、そして今度はこのAntenor Bogeaに繋がりました・・・
彼に関しては以前ブラジルの雑誌に取り上げてもらった俺の記事を見てもらったので話がすんなりと進みました。コード楽器同士なので共演するご縁はないかも知れませんが、それでもこうして海外のスーパー・ミュージシャン達と繋がる事が出来るのは嬉しい限りです。
よく昔話で(貧乏だけど何不自由なく幸せな毎日)等の表現がありますが、今の俺はちょうどそんな感じです・・・

VALSA DE PANGRATI - Ithamara Koorax & Aris Samoladas

16日 木曜日

先日お伝えしたJosi Diasの新譜です。とりあえずはレコードでの発売で10月1日発売との事です。
結構大きなレーベルから発売のようですね。

Fingier Records Presents: Josi Dias & The Kevin Fingier Collective

15日 水曜日

『あなたの犬を親切にして下さい。彼はあなたの人生にとっては数年ですが、彼にとってはあなたが全てです。』

14日 火曜日

先日お伝えした次の俺のCDに2曲でゲスト参加予定のJosi Diasが今年のブラジルの最優秀ジャズ・シンガーにノミネートされた件ですが、ファイナリストになり最終結果は10月との事でした。
以前にも書きましたがJosiに関しては、彼女の方から俺に曲を書いて欲しいと連絡をして来ましたが、その彼女がそんなポジションに上り詰めて行っている事も勿論嬉しいですが、日本の反対側に俺の名前が作曲者として届いて、そして更にそんなクラスのシンガーから直接作曲の依頼をされる事も嬉しい限りですね。
俺はつまらない単なるテクニカル・ギターリストでは無い事がこれで少しは証明出来たのですかね・・・

13日 月曜日

再びロックダウンしたようですがいつまで続くのでしょうかね?
今年は年末恒例のコンサートは出来るのでしょうか?
みんながワクチンを打てば少しは変わりますかね・・・

12日 日曜日

フェルナンダもフォトグラフィアを歌っていますね・・・
俺の方はSallaberryのドラムもJaimeのベースも既にレコーディングは終わっているので後はIthamara Kooraxの歌のみですが、肝心の彼女が音信不通で作業が進みません・・・
とにかく待つしかありませんが、今度のCDはゲスト・シンガーが3人参加予定ですがさて誰の音源から最初に届きますかね?皆さんは俺と誰の組み合わせに期待してくれているのでしょうか?または誰との相性が今回一番うまく決まるのでしょうかね?
俺個人のCDに対して世界中の著名なシンガーが3人もゲスト参加なんて贅沢この上ないですよね・・・

Fotografia por Fernanda Takai

11日 土曜日

ブエノスアイレスのJosi Diasから連絡があり間もなく新譜が発売されるとの事でしたが、あえてレコードでの発売にしたとの事でした。
少し聞かせてもらいましたが彼女が言うにはFunk-Soul and bossa-samba Brazilian jazzとの事で、まさにそんな感じのサウンドでした。詳細は追ってお伝えしますので今しばらくお待ち下さい。

10日 金曜日

マイアミテレビのプロデューサーから連絡があり脳腫瘍が出来て12月に手術する事になったとの事でした。おかげでテレビも12月になるとの事でした・・・
他にも俺の周りの人も少し手術等があります・・・
俺は最近では体調が良いので何だか申訳がないです・・・
皆さんの無事を祈るしかないです・・・

9日 木曜日

音を取っていたToninho HortaのParty in Olindaです。多分これで良いと思います。
頃合いを見てPat MethenyのStranger In Town等と共に仕上げますので今しばらくお待ち下さい。

Party in Olinda (Toninho Horta) Sample (23th Sep 2021) by Mamoru Morishita

8日 水曜日

いよいよ一度目のワクチンを打ちました。
Grahamは既に1か月前に2度打ち終えたとの事でしたが、俺は2度目は3週間後です。
皆さんもStay Safeです。

7日 火曜日

我がアコーディオン・プレーヤーの戸田さんが、日本が誇るスーパー・アコーディオン・プレーヤーのコバさんと再び御一緒します。
今年はコロナのためリモートでの出演です。

Bellows Lovers Night vol.19

6日 月曜日

数少ない俺の友達だった貧相な顔をした犬が永眠して今日で早くも1年が経ちました・・・
今でもあの日の出来事を鮮明に覚えています・・・
考えても見ればこの1年の間1日もその犬の事を忘れた事はなかったですね・・・
俺は現実主義なのでお化けや前世とか来世等は一切信じていませんが、それでも今でも側にいてくれたら良いなと思います・・・

5日 日曜日

これまでにGiant StepsやCountdown等コルトレーン・チェンジを動画で録りましたが、本当はこんな感じで思いっ切りシンコペーションをして録ろうと思っていましたが、いつの間にかリズムに支配されて無難に頭からプレイしました・・・
でも出来る事ならこんな感じでリズムに支配されるのではなく、リズムを支配しなければならないのですよね・・・
それでも俺は20年前にはこれらがどんなシステムで、そしてどう対処すれば良いのか全く分かりませんでしたが、20年以上も真面目に勉強をしていたおかげで今では出来る側になって来ました。
それらの道のりは本当に長いですが、でもあの時今一度自分に鞭を打って1からやり直さなかったら今頃俺は夢を叶える事は出来ずに終わっていたと思います・・・

Giant steps (3rd Sep 2021) by Mamoru Morishita

4日 土曜日

数日振りにGrahamから連絡があり少しメンバーが変わったとの事でした。
契約なのでしょうかそれにしてもよくメンバーが入れ替わりますね・・・

3日 金曜日

パット・メセニーのStranger In Townに取り掛かっていますが、この曲をアコースティックギターで弾くかそれともいっその事俺らしくそしてライヴらしくこんな感じでエレキで弾くか迷っています・・・
どちらにしてもパット・メセニー辺りの曲をコピーすれば何をやっても必ずアンチも出て来るので、どうせアンチが出て来るのなら好きな事をやった方が良いですからね・・・
俺のギター・スタイルにしてもそんなところです。結局何をやっても万人に気に入られる事は無理なので、それなら自分が最も望む事をやった方が良いと言うのが俺の発想です。
その昔、(ギターとボクシングの両方は無理だ。)等と良く言われましたが、文句があるなら自分がそれ以上の事をやれば良いだけですよ。

Stranger In Town ending (practise) Pat Metheny (1st sep 2021) by Mamoru Morishita

2日 木曜日

現在はパット・メセニーの指癖フレーズを練習しながらトニーニョ・オルタの曲の音を取っています。
この(音を取る作業)の中でも最も重要なのがBassの音を取る事ですが、不思議なものでBassの音はぼやけて良く聞こえ無かったりしますがそれでも間違えていると音楽が全く成立しなかったりします・・・
ちなみに俺が音を取る順番は基本的にはメロディーとベースをほぼ同時に取って行き、それから内声を取ります。後少しでこの曲の音が取れそうです。興味のある人は挑戦して見て下さい。

Party in Olinda (Toninho Horta)

1日 水曜日

早くも9月で今年も残りあと3分の1となりました。
俺は変わらず自分を高める事とそして自分の作品を残す事に専念していますが、CD制作は俺一人で出来るものでは無いので世界各地のシンガー達の仕上がりを待つしかありません・・・
それから今月にはいよいよ俺もワクチンを打って来ますが、それにしても不思議な時代と言うか不思議な時間が流れています。とにかく皆さんも気を付けて下さい。