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幼児のためのマッサージ

 子どもたちをすこやかに育てるために、母親は、マッサージの知識を持つ必要があります。
 マッサージは、だれにでも簡単にでき、
コミュニケーション障害(鬱病、神経症、内臓機能障害、アレルギー、アトピー、リューマチ、痛風、ガン、行為障害(きれる、かみつく、たたく、ける)、分裂病、ADHD(前頭葉の微細障害)、LD(視床の微細障害)、脳性麻痺(脳梁の微細障害)、てんかん(脳梁の微細障害)、知恵遅れ、等)
を慰め治療し、将来の発病に対する予防となりますので、
赤ちゃんの時から7才になるまで、毎日行われることが望ましいのです。

マッサージをしますと、
.これまでねむりの浅かった子どもがより深く眠れるようになります。
2.これまで表情が動きにくかった子どもに表情が現れてきます。 あやすと笑うようになったり、甘えてきたりするようになります。
3.寝返りが打てなかったり体をあまり動かさなかった子どもが、体を動かすようになります。
4.筋肉のこわばりがとれ、筋肉がやわらかくなります。

うつ伏せの形で

1.おしりのマッサージ

おしりを自分の右手は右回り、左手は左回りで回しながらマッサージします。

アトピーやアトピー系の喘息の予防になり、鬱病から起こる腰痛の予防になります。

アトピーやアトピー系の喘息の可能性を持つ子どもの眠りが深くなり、鬱病が慰められます。

内臓が強くなり内蔵機能障害を慰め治療します。

2.ふともものマッサージ

ふとももを、もむように、「もみもみ」と足先に向けてマッサージします。

自閉症系のLD、てんかん、ガン、知恵遅れの可能性を持つ子どもの、筋肉のこわばりがとれ、体がやわらかくなります。

3.すねのマッサージ

  ふくらはぎをもむように、「もみもみ」と足先に向けてマッサージします。

てんかん、ガン、アレルギー、行為障害、意識障害の可能性を持つ表情が動きにくかった子どもに表情が現れてきます

特に足首の少し上は念入りに行います。

アトピーが治療されます。

4.足裏のマッサージ

1.2.3.は、矢印の方向に親指の腹で押すようにマッサージします。

4.5.6.7.8.は、親指と人差し指ではさむようにして順次もみます。

アトピー、通風、神経症により寝返りが打てなかったり体をあまり動かさなかった子どもが体を動かすようになります。

ADHDによる多動が治療されます。

足指のマッサージは、リューマチ、痛風による関節炎の治療と予防になります。

子どもは、指におこった関節炎を訴えることが少ないので親は知らないでいることが多いのです。子どもの足指を観察し、変形が起こっていないかどうか確認してみましょう。

足を触って冷たいときには、自分の両手で子どもの足をはさみ「あたたかい、あたたかい」と声をかけてあげましょう。

子どもが自分の足先の暖かさを意識することによって、足先の冷えが治ってきます。

これによって、神経症、アレルギー、アトピー、痛風、リューマチ、分裂病、てんかん、LD、ADHD、が治療されてきます。

5.背中のマッサージ

まず、背骨の両脇の筋肉を、5本または4本の指の腹で、右手は右回り、左手は左回りの螺旋を描きながら、おしりに向かってマッサージします。
つぎに、頸椎から尾底骨まで、脊椎の上を螺旋を描きながらマッサージします。

アトピー、神経症、リューマチ、を予防する効果があります。

てんかんで眠りの浅かった子どもが、より深く眠れるようになり、寝返りを打てるようになり、体を動かすようになります。

胸椎のマッサージは、神経症、自閉症、LD、

仙骨のマッサージは、脳性麻痺、ADHD、

腰椎と仙骨のマッサージは、鬱病、痛風、

頚椎と胸椎と腰椎と仙骨のマッサージは、分裂病、てんかん、の治療になります。

6.かいなのマッサージ

かいなをもむ感じで、「もみもみ」と肩から手先に向けてマッサージします。
特に肩は念入りに行います。

アトピー、LD、ADHD、行為障害、等でねむりの浅かった子どもが深く眠れるようになります。

かみつき、なぐる、ける、怒る、子ども(行為障害)の、緊張が弛んできます。

7.二の腕のマッサージ

  二の腕をもむ感じで、「もみもみ」と肩から手先に向けてマッサージします。
特に手首の少し上は念入りに行います。

てんかんを持つ子どもの筋肉のこわばりがとれ、筋肉が柔らかくなります。

てんかんの可能性のある子どもの表情が動くようになります。

アトピーが治療されます。

8.手の平のマッサージ

1.2.3.は、矢印の方向に親指の腹で押すようにマッサージします。

4.5.6.7.8.は、親指と人差し指ではさむようにして順次もみます。

自閉症により眠りの浅かった子どもの眠りが深くなります。

アレルギーにより寝返りが打てなかったり体をあまり動かさなかった子どもが体を動かすようになります。

手を触って冷たいときには、自分の両手で子どもの手をはさみ「あたたかい、あたたかい」と声をかけてあげましょう。

子どもが自分の手先の暖かさを意識することによって、手先の冷えが治ってきます。

これによって、神経症とアレルギーが治療されてきます。

仰向けにして

9.ふとももとすねのマッサージ

 

ふとももとすねの内側をマッサージしますと(脾経、肝経、腎経)、内蔵の機能障害が治療されます。
すると、鬱病系やリューマチ系の子どもたちの体が元気になります。

ふとももの外側をマッサージしますと(胆系)、視床が安定します。
すると、LDや行為障害や痛風をもった子どもたちの意識が安定してきます。

10.後頭部のマッサージ

右回りで渦巻きを大きくするようにマッサージします。

たたく、ける、怒る、(行為障害)を持った子どもや、知恵遅れで体がこわばっている子どもの、筋肉の緊張がとれ、柔らかくなります。

たたく、ける、怒る、(行為障害)を持った子どもの眠りがより深くなります。

11.前頭部のマッサージ

額を、自分の右手は右回り、左手は左回りに、円を描くようにマッサージします。

前頭葉の緊張によって意識障害や分裂病を起こしているために、表情の動きにくかった子どもの表情が動くようになります。
あやすと笑うようになり、甘えてくるようになります。

アトピー、接触アレルギー、とびひ、等の可能性のある子どもの機嫌がよくなります。

12.めじりのマッサージ

目尻の脇を、aの方向と、bの方向に回してみますと、どちらかの方向が回旋しにくいばあいがあります。
回旋しにくい方向を助けながら少しずつ大きくなぞっていくと、両方がバランスされてきます。

自律神経失調症による、鬱的症状・副交感神経の昂進から起こる(だるい、表情が動かない)、躁的症状・交感神経の昂進から起こる(心臓がどきどきする、汗をかく、興奮する)が、起こらなくなってきます。

12.頭頂部のマッサージ

  頭頂部を、自分の右手は右回り、左手は左回りでマッサージします。

てんかんを起こす可能性のある子どもの眠りが深くなります。

他者に何かをさせようとする傾向(ADHD・脳性麻痺から起こる)を持つ子どもの筋肉のこわばりがとれ、柔らかくなります。

13.後頭骨と小脳のフォルム治療

仰向けに寝かせて、親指をのぞく残りの指の先を、頸椎と後頭骨との接点に当てて、左記のポイントを数分間ずつ触ります。

すると、LD(視床の微細障害)、ADHD(前頭葉の微細障害)、てんかん(脳梁の微細障害)、脳性麻痺(脳梁の微細障害)、鬱病(小脳の緊張)、等、脳内に起こっている緊張を和らげ、癒し、慰め、治療することが出来ます。
LDおよびADHD、軽いてんかん、の段階であれば、適切な感覚を脳に送り込むことで、脳に新しい回路をつくることができれば、ほぼ完治することも可能になります。

脳内の緊張によって起こった、意識障害を持つ子どもの眠りが深くなります。

脳内の緊張によって起こった、知覚障害を持つ子どもの筋肉のこわばりがゆるみ、やわらかくなります。

14.腸骨のフォルム治療と8の字のオィリュトミー

仰向けに寝かせて両膝頭を持ち、両膝頭を外回りとと内回りに回転させてみます。
回転しやすい方向と回転しにくい方向がある場合には、回転しやすい方向に数回深く回します。

仰向けに寝かせて両膝頭を持ち、両膝頭を右回りと左回りに回転させてみます。
回転しやすい方向と回転しにくい方向がある場合には、回転しやすい方向に数回深く回します。

せんぞうやまんぞう

おふねはぎっちらこ

ぎっちらぎっちらこげば

みなとがみえる

えびすかだいこくか

こちゃふくのかみよ

えんやらもものき

ももがなったらだれにやろ

〜ちゃんにあげよか

おかあさんにあげよか

だれにあげよか

おふねはぎっちらこ

ぎっちらこ ぎっちらこ

おふねはぎっちらこ

ぎっちらこ ぎっちらこ

せんぞうぞ まんぞうぞ

これらの、わらべうたをうたいながら、膝を回しますと、癒す力が大きくなります。

さらに、子どもをだっこして、自分が足で8の字を描きます。

あかいとり ことり
なぜなぜ あかい
あかいみを たべた

しろいとり ことり
なぜなぜ しろい
しろいみを たべた

あおいとり ことり
なぜなぜ あおい
あおいみをたべた

この、童謡をうたいながら、8の字を描きますと、癒す力が大きくなります。

 これによって、骨盤(腸骨)の緊張によって起こった、てんかんや脳性麻痺や痛風を持つ子どもの筋肉のこわばりがゆるみ、柔らかくなります。
また、股関節脱臼が治療され、予防されます。
また、骨盤(腸骨)に諸感覚が十分に響かなかったために起こっていた知恵遅れが解決してきます。

15.仙骨のフォルム治療

うつ伏せに寝せ、自分は左側に座ります。仙骨の中央に左手の拇指球をあて、右手で子どもの右足の膝上を持って少し床より持ち上げて、外に少し開き数分間維持し、次に自分のほうに引き寄せ数分間維持します。

仙骨は6個ありますので、左手の位置を少しずつずらし6回子どもの右足の開閉を行います。

次に、自分は右側に座ります。仙骨の中央に右手の拇指球をあて、左手で子どもの左足の膝上を持って少し床より持ち上げて、外に少し開き数分間維持し、次に自分のほうに引き寄せ数分間維持します。

仙骨は6個ありますので、右手の位置を少しずつずらし6回子どもの左足の開閉を行います。

これによって、仙骨の緊張から起こる、痛風や、内蔵機能障害が治療されます。

また、脳性麻痺により、仙骨と骨盤(腸骨)に諸感覚が十分に響かなかったために起こっていた知恵遅れが解決してきます。

はいはいが後れた子ども、歩くのがふとくいな子ども、よく転ぶ子、が正常に歩けるようになります。

1999年7月
2002年5月22日改定
2002年5月28日改定

千葉義行

音楽

シューマン
ユーゲントアルバムより 田舎の歌

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