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存在認識・オィリュトミー入門  

レッスン  No.18

このオィリュトミーは、14歳以上の方のためのものです

 

海の弔列  三善晃 海の日記帳より

Internet Explorer 4.0以上のプラウザをお持ちの方は、再生ボタンの上をクリックしますと、MIDIの音楽が再生します。

まず、音楽を聴きながら、自由歩行で、1〜5小節を左回りの円、6〜9小節を右回りで外へ向かう渦巻き、10〜16小節を斜め左前へ向かう直線、17〜22小節を右回りで後ろへ進む螺旋から左回りで後ろへ進む螺旋へのターン、23〜27小節を左へ向かう直線、28.29.小節を右回りの円、を描く練習をします。

次に、音楽を聴きながら、言語オィリュトミーで、1〜5小節を存(超子音 左手を上から右手を下から指先を合わせる)、6〜9小節をOI(二重母音 左手で頭の上に半円、右手は横に水平に伸ばす)、10〜16小節をB(子音 右手と左手で空間を抱きしめる)、17〜22小節をG(子音 両手を臍と鳩尾の中間の前で組んだ形から斜め上まで開く)、23〜27小節をL(子音 両手で上、前、下、手前、上に外へ向かう渦巻きを描く)、28.29.小節をOi(二重母音 左手で頭の上に半円、右手は斜め上に伸ばす) 、を取る練習をします。

さらに、音楽を聴きながら、足のフォルムと言語オィリュトミーを合わせる練習をします。

 


後ろへ向かう右回りの螺旋は、自分の感情が他者の感情となって現れて来る状態(他者が自分の思いを他の他者に行為しているのを見いだす時)を表し、
後ろへ向かう左回りの螺旋は、世間の意識が他者の感情となって現れて来る状態を表すのです。
ですから、右回りで後ろへ進む螺旋から左回りで後ろへ進む螺旋へのターンは、世間の意識を自分の感情が肯定している状態を現します。

OIは、自分の自己意識を現し、
Bは、自分の他者意識を現し、
Gは、自分の第三者意識を現し、
存は、現象宇宙を現し、
Oiは、自分の感情が自分の現象宇宙を形成する苦しみを現します。

「海の弔列」とは、自分の感情の死骸(悲しみ、苦しみ、)がたくさん人類の経験の悲しみ、苦しみの集合である海に浮いていることを現しています。

このオィリュトミーを行うことによって、自分の生きている感情と死んだ感情を分けて認識することが出来るようになります。

★★★

1999年9月8日

 

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