存在認識・オィリュトミー入門
レッスン No.28 詩をオィリュトミーする
このオィリュトミーは、14歳以上の方のためのものです。
せんねんまんねん まどみちお せんねんまんねんより
せんねんまんねん 左回りの円 存
左手を上から右手をしたから指先を合わせるいつかのっぽのヤシの木になるために
左回りで前へ進む半円 O上
頭の上に両手で円を造るそのヤシのみが地べたに落ちる
右回りで前へ進む半円 U上
両手を上に狭く伸ばすその地ひびきにミミズがとびだす 左回りで前へ進む半円 Y
両手を斜め上に伸ばすそのミミズをヘビがのむ 右回りで前へ進む半円 GR
左手を臍から斜め上に開き、右手は斜め上で手首を廻すそのヘビをワニがのむ 左回りで前へ進む半円 OOa
右手は下から半円、左手は頭の上に半円そのワニを川がのむ 右回りで前へ進む半円 A下
両手を斜め下に伸ばすその川ののっぽのヤシの木の中を 前へ進む直線 O下
両手で下に円を造る昇っていくのは 左回りの円 GR
左手を臍から斜め上に開き、右手は斜め上で手首を廻す今まで土の中でうたっていた清水 右回りの円 関係
左手は前に伸ばし、右手は上に伸ばすその清水は昇って昇って昇りつめて 左回りの円 Oe
左手は頭の上に半円、右手は左下へ伸ばすヤシのみの中で眠る 後ろへ進む直線 U`
左手は前に伸ばし、右手は上に伸ばすその眠りが夢でいっぱいになると 左回りの円 L終止
両手で下、前、上、手前、下と円を描くいつかのっぽのヤシの木になるために 左へ進む直線 Oi
左手は頭の上に半円、右手は斜め上に伸ばすそのヤシのみが地べたに落ちる 前へ進む直線 L
両手で上、前、下、手前、上と外へ向かう渦巻きを描くその地ひびきにミミズがとびだす 左回りで右へ進む半円 GR
左手を臍から斜め上に開き、右手は斜め上で手首を廻すそのミミズをヘビがのむ 右回りで右へ進む半円 完全
両手の平を頭の上で合わせるそのヘビをワニがのむ 左回りで右へ進む半円 目
右手は頭の上で半円、左手は下に伸ばすそのワニを川がのむ 右回りで右へ進む半円 鼻
右手は胸、左手は性器を隠すその川の岸に 左回りで外へ向かう渦巻き 空間
左手は胸の前で半円、右手は横に水平に伸ばすまだ人がやって来なかったころの 左回りで外へ向かう渦巻き 存
左手を上から右手を下から指先を合わせるはるなつあきふゆ はるなつあきふゆ 左回りで外へ向かう渦巻き A中
両手を斜め前に伸ばすながいみじかい せんねんまんねん 左回りで外へ向かう渦巻き 立ち上がる
右手を上に左手を斜め下に伸ばすその川の岸に
まだ人がやって来なかったころの
はるなつあきふゆ はるなつあきふゆ
ながいみじかい せんねんまんねん主の意志が人類に意識されるようになるまでの、 ながいみじかい せんねんまんねん。
左回りで前に進み右回りで後ろへ進む半円の連続は、自分の内面から語りかける主の自分への愛を現します。
左回りと右回りの波紋は、自分の思考と認識を現します。
左回りで右へ進み右回りで左へ進む半円の連続は、自分の他者への愛を現します。
左回りの渦巻きの連続は、主の触覚に目覚めてゆく自分の感覚を現します。存は、自分の意識を現し、
立ち上がるは、主の宇宙である全実存を現します。
1999年9月27日