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存在認識・オィリュトミー入門  

レッスン  No.36  詩をオィリュトミーする

このオィリュトミーは、14歳以上の方のためのものです

 

  なぜ花はいつも 岸田衿子  いそがなくてもいいんだよより

 

まず、詩を、声を出して読みます。

つぎに、声を出して詩を読みながら、自由歩行で、足のフォルムを取る練習をします。

つぎに、声を出して詩を読みながら、言語オィリュトミーの練習をします。

さらに、声を出して詩を読みながら、足のフォルムと言語オィリュトミーを合わせます。

なぜ花はいつも 左回りの斜め左前の円 U`
左手を前に伸ばし、右手を上に伸ばす
なぜ花はいつも 右へ向かう直線

O上

両手で頭の上に円を造る

こたえの形をしているのだろう 左回りの斜め左後ろの円
左手は上から半円、右手は下から半円、指先を合わせる
なぜ問いばかりが 斜め右前へ向かう直線 O下
両手でしたに円を造る
点からふり注ぐのだろう 右回りの斜め右前の円 Oi
左手は頭の上に半円、右手は斜め上に伸ばす

左回りの斜め左前の円は、自分の歪んだ認識を現します。
左回りの斜め左後ろの円は、自分の全感覚を現します。
斜め右前へ向かう直線は、自分の歪んだ感情を現します。
右へ向かう直線は、自分の意識の中の秩序・概念感覚を現します。
右回りの斜め右前の円は、自分の目の前に現れた論理を現します。

O上は、自分の歪んだ意志を現し、
Oiは、自分の全意志を現し、
U`とO下と存は、自分の他者と関係する意志を現します。

 

わたしはえのぐをといた 岸田衿子  いそがなくてもいいんだよより

 

 

まず、詩を、声を出して読みます。

つぎに、声を出して詩を読みながら、自由歩行で、足のフォルムを取る練習をします。

つぎに、声を出して詩を読みながら、言語オィリュトミーの練習をします。

さらに、声を出して詩を読みながら、足のフォルムと言語オィリュトミーを合わせます。

わたしはえのぐをといた 左へ向かう直線 L拡散
両手で上、前、下、手前、上と外へ向かう渦巻きを描く
わたしはえのぐをといた 右回りの左の円 Oi
左手は頭の上に半円、右手は斜め上に伸ばす
昼をとっておくために 斜め左前へ向かう直線 U`
左手は前に伸ばし、右手は上に伸ばす
窓をみがいた 右回りの斜め左前の円 Oi
左手は頭の上に半円、右手は斜め上に伸ばす
夜をとっておくために 斜め右後ろへ向かう直線 Oe
左手は頭の上に半円、右手は斜め左下に伸ばす

斜め右後ろへ向かう直線は、自分の全感覚を現します。
左へ向かう直線は、自分の世間の座標として聞こえてくる感覚を現します。(世間の標準的スタイル・学歴や職業など)
斜め左前へ向かう直線は、自分の誤った感情を現します。(自分の学歴への不満、職業への不満など)
右回りの斜め左前の円は、自分の全意志を現します。
右回りの左の円は、自分の全感情を現します。

L拡散は、自分の序列の行為を現し、
Oiは、自分の座標の行為を現し、
U`は、自分の論理の行為を現し、
Oeは、自分の世間への歪んだ聴覚を現します。

世間の思考で自分を動かそうとしてしまいます。
しかし、本来の自分は主を聴こうとしているのです。

 

1999年10月6日

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