存在認識・オィリュトミー入門
レッスン No.38 詩をオィリュトミーする
このオィリュトミーは、14歳以上の方のためのものです。
毬 岸田衿子 いそがなくてもいいんだよより
まず、詩を、声を出して読みます。
つぎに、声を出して詩を読みながら、自由歩行で、足のフォルムを取る練習をします。
つぎに、声を出して詩を読みながら、言語オィリュトミーの練習をします。
さらに、声を出して詩を読みながら、足のフォルムと言語オィリュトミーを合わせます。
毬 関係
左手は前に伸ばし、右手は上に伸ばす毬をつく音が 耳に残っている 右へ向かう直線 Oi
左手は頭の上に半円、右手は斜め上に伸ばす旅に出かけてもまだ聴こえてくる 斜め左前へ向かう直線 存在
右手を後ろに左手を前にへそを挟む毬をついた私はこもうどこにもいないが 右回りの斜め左前の円 関係
左手は前に伸ばし、右手は上に伸ばす土は同じ力で毬をついているのだ 斜め左後ろへ向かう直線 O下
両手で下に円を造る斜め左後ろへ向かう直線は、自分の意識をまとめる力・視覚を現します。
左回りの前の円は、他者の自分への愛を現します。関係は、自分の話し言葉の意識を現し、
Oiは、他者の自分への愛を現し、
存在は、他者の母としての認識を現し、
O下は、人類の共通意識の向かう方向を現します。毬は、他者の愛から響いてくる人類の意志を象徴しています。
1999年10月8日