レッスン Ｎｏ．３９ 詩をオィリュトミーする
このオィリュトミーは、１４歳以上の方のためのものです。
ああどこからか まどみちお せんねんまんねんより
まず、詩を、声を出して読みます。
つぎに、声を出して詩を読みながら、自由歩行で、足のフォルムを取る練習をします。
つぎに、声を出して詩を読みながら、言語オィリュトミーの練習をします。
さらに、声を出して詩を読みながら、足のフォルムと言語オィリュトミーを合わせます。
| ああどこからか | 左へ向かう直線 |  |
ＤＣ 左手は左肩を中心に左回りの円を描く、右手は上に伸ばす |
| 庭をとおって | 右回りの斜め左前の円 |  |
関係 左手は前に伸ばし、右手は上に伸ばす |
| ゆうびんやさんがかえっていく | 斜め右後ろへ向かう直線 |  |
Ｏ下 両手で下に円を造る |
| きょうもみおくっているのは | 左回りの斜め左前の円 |  |
Ｕ上 両手を上に狭く伸ばす |
| 屋根のスズメと | 斜め右後ろへ向かう直線 |  |
Ａ上 両手を斜め上に伸ばす |
| かきねのデンデンムシだ | 右回りの斜め右後ろの円 |  |
Ｄ 右手で右肩を中心に右回りの円を描く |
| 「ごめんよ きみたちあての手紙は 来てないんだ」 | 左回りの斜め右後ろの円 |  |
Ｏｉ 左手は頭の上に半円、右手は斜め右上に伸ばす |
| というように | 斜め左後ろへ向かう直線 |  |
Ｈ 両手を性器の位置から斜め上まで広げる |
| ゆうびんやさんは | 左回りの斜め左前の円 |  |
Ｏｕ 左手は頭の上に半円、右手は斜め左下に伸ばす |
| そそくさいっちゃった | 斜め右前へ向かう直線 | |
Ｄ 右手で右肩を中心に右回りの円を描く |
| ああどこからか | 右回りの斜め左前の円 |  |
Ｎ 両手で臍の前の台を叩く感じ |
| こないかなあ | 斜め右後ろへ向かう直線 |  |
Ｒ 両手を水平に広げ手首を廻す |
| なの花びらのような手紙と | 左回りの斜め左前の円 | |
Ｏｉ 左手は頭の上に半円、右手は斜め右上に伸ばす |
| マメのようなこづつみが | 斜め右後ろへ向かう直線 | |
関係 左手は前に伸ばし、右手は上に伸ばす |
| ―ゆうびいんって | 右回りの斜め右後ろの円 |  |
Ｆ 両手で臍の上から外に向かって払う感じ |
| スズメたちに | 左回りの斜め右後ろの円 | |
Ｏ下 両手でしたに円を造る |
| デンデンムシたちに | 右回りの斜め左前の円 |  |
Ｌ拡散 両手で上、前、下、手前、上に外へ向かう渦巻きを描く |
左に向かう直線は、自分の他者を支え維持する触覚を現します。
斜め左後ろへ向かう直線 は、自分の世間を維持する感情を現します。
右回りの斜め左前の円は、自分の世間への判断を現します。
斜め右後ろへ向かう直線は、自分の他者を支え維持する行為を現します。
左回りの斜め右後ろの円は、自分の自分を維持する判断を現します。
右回りの斜め右後ろの円は、人類の共通意識を現します。
左回りの斜め左前の円は、自分の他者を癒すための認識を現します。
関係は、他者の自分への感情を現し、
Ｄ右は、自分の世間の思考、論理、序列、座標、座主への侘びしさと悲しみを現し、
Ｕは、自分の世間の思考体系への怒りを現し、
Ｒは、自分の記憶の中の悲しみを現し、
Ｌ拡散とＦは、自分の苦しみを現し、
ＯｉとＯ下は、自分の侘びしさと焦りを現し、
Ｏｅは、他者の悲しみと苦しみと怒りを現し、
Ｈは、自分の寂しさを現し、
Ｎは、自分の世間に対する怒りを現し、
Ｕ｀は、自分の記憶の中の苦しみを現します。
１９９９年１０月９日