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存在認識・オィリュトミー入門  

レッスン  No.42

このオィリュトミーは、14歳以上の方のためのものです

 

シレーヌの機織り歌  三善晃 海の日記帳より

Internet Explorer 4.0以上のプラウザをお持ちの方は、再生ボタンの上をクリックしますと、MIDIの音楽が再生します。

まず、音楽を聴きながら、自由歩行で、上の図のフォルムを動いてみます。
1〜4小節は、後ろへ向かう右回りの二重螺旋、
5〜8小節は、左へ向かう左回りの二重螺旋、
9〜13小節は、前へ向かう左回りの二重螺旋を描きます。

つぎに、音楽を聴きながら、言語オィリュトミーを取ります。
1〜4小節は、C(子音  両手を上に伸ばす)、
5〜8小節は、Q(子音  右手を左斜め下から右斜め下に開きます)、
9〜13小節は、T前(子音  臍の上から下へ向けて指先で軽くたたく動作をします)を取ります。

さらに、音楽を聴きながら、足のフォルムと言語オィリュトミーを組み合わせます。

 

後ろへ向かう右回りの二重螺旋は、自分の他者の認識に対する聴覚を現し、
左へ向かう左回りの二重螺旋は、世間の自分の認識に対する聴覚を現し、
前へ向かう左回りの二重螺旋は、自分の世間の記憶に対する聴覚を現します。

Cは、自分の主の意識の侘びしさを現し、
Qは、世間の論理への反発を現し、
Tは、聴覚から進入する思考や論理を現します。

★★★

Internet Explorer 4.0以上のプラウザをお持ちの方は、再生ボタンの上をクリックしますと、MIDIの音楽が再生します。

まず、音楽を聴きながら自由歩行で、上の図のフォルムを描く練習をします。
14〜17小節は、右へ向かう左回りの二重螺旋、
18.19.小節は、右回りの円、
20.21.小節は、左回りの円を描きます。

つぎに、音楽を聴きながら、言語オィリュトミーを取ります。
14〜17小節は、F(子音  両手で臍の上で熱い物に触ったときのような動作をします)、
18.19.小節は、Oi(二重母音  左手で頭の上に半円、右手は斜め上に伸ばします)、
20.21.小節は、O上(母音  両手で頭の上二円を造ります)。

さらに、音楽を聴きながら、足のフォルムと言語オィリュトミーを合わせます。

 

右へ向かう左回りの二重螺旋は、他者のしゃべり言葉や判断への自分の行動を現し、
右回りの円は、他者の感情、
左回りの円は、自分の感情、を表します。

Fは、しゃべり言葉の中の、思考や論理を表し、
Oiは、他者の思いを現し、
O上は、自分の第三者意識を現します。

★★★

Internet Explorer 4.0以上のプラウザをお持ちの方は、再生ボタンの上をクリックしますと、MIDIの音楽が再生します。

まず、音楽を聴きながら、自由歩行で、上図の通りのフォルムを描く練習をします。
22.23小節を、前へ進む直線、
24.25小節を、右回りで外へ向かう渦巻き、
26.27.小節を、 右回りで外へ向かう渦巻き、
28.29.小節を、 右回りで外へ向かう渦巻き、で描きます。

次に、音楽を聴きながら、言語オィリュトミーを取ります。
22.23小節を、N(子音  両手を臍のあたりで跳ね上げます。否定の形)、
24.25小節を、D右(子音  右手の平を右肩を中心に右回りで廻します)、
26.27.小節を、 L(子音  両手を上、前、下、手前、上と外に向かう渦巻きを描きます)、
28.29.小節を、 関係(超子音  左手を前に伸ばし右手を上に伸ばします)、で取ります。

さらに、音楽を聴きながら、足のフォルムと言語オィリュトミーを合わせます。

 

前へ進む直線から右回りで外へ向かう渦巻きへのターンは、自分の記憶が他者の記憶と感情と感覚を造ることを現しています。

Nは、自分の意識の主の認識への思いこみを現し、
D右は、他者の意志を自分の思考と論理が形成することを現し、
Lは、自分の意志が他者の言語を形成することを現し、
関係は、自分の歪んだ主の意識が自分の記憶を造る状態を現します。

★★★

最後に、「シレーヌの機織り歌」を最初から最後までオィリュトミーしてみましょう。

Internet Explorer 4.0以上のプラウザをお持ちの方は、再生ボタンの上をクリックしますと、MIDIの音楽が再生します。

このオィリュトミーを行うことによって、思考と、論理が慰められ、治療されます。

 

1999年9月12日

 

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