レッスン59へ戻る

 

「すてきなぼうしやさん」は、増田裕子さんの出発点となった作品であり、重要な歌です。

この歌は、
a(1〜4小節)、
a`(5〜8小節)、
a(9〜12小節)、
b(13〜16小節)、
c(17〜20小節)、
c`(21〜24小節)、
a(25〜28小節)、
b(29〜32小節)からなっています。

a(1〜4小節)は、他者の感覚を現し、
a`(5〜8小節)は、自分の感情を現し、
a(9〜12小節)は、自分の記憶を現し、
b(13〜16小節)は、自分の相手を聴こうとする感情を現し、
c(17〜20小節)は、他者の自分を聴こうとする感情を現し、
c`(21〜24小節)は、他者の自分への印象を現し、
a(25〜28小節)は、他者の記憶を現し、
b(29〜32小節)は、自分の他者を支えた記憶を現します。

他者にプレゼントできるということは、たいへんうれしいことですね。
農家の人々や、職人の方々や、技能者の方々こそ、つねに他者にプレゼントして生きていらっしゃる方々なのです。