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存在認識・オィリュトミー入門  

レッスン  No.61  詩をオィリュトミーする

このオィリュトミーは、14歳以上の方のためのものです

 

  星 岸田衿子  いそがなくてもいいんだよより

 

まず、詩を、声を出して読みます。

つぎに、声を出して詩を読みながら、自由歩行で、足のフォルムを取る練習をします。

つぎに、声を出して詩を読みながら、言語オィリュトミーの練習をします。

さらに、声を出して詩を読みながら、足のフォルムと言語オィリュトミーを合わせます。

左回りに外へ向かう渦巻き U下
両手を下に狭く伸ばす
夕かた騒ぎはじめる風草 左回りの前の円 L拡散
両手で上、前、下、手前、上に外へ向かう渦巻きを描く
その中に星がふえてゆく 左回りに右に進む螺旋 空間
左手は前に半円、右手は横に水平に伸ばす
さいごに帰ったこどもが 斜め左前へ向かう直線 J右
右手を斜め右下から斜め左上まで移動させる
ぽけっとに星の砂をいれている 左へ向かう直線
両手を性器の位置から斜め上まで広げる

左へ向かう直線は、自分の思考を現し、
斜め左前へ向かう直線は、主の思考を現し、
左回りに外へ向かう渦巻きは、宗教の論理を現し、
左回りに右に進む螺旋は、判断を現し、
左回りの前の円は、自分の愛を現します。

U下は、自分の自分の宇宙への聴覚を現し、
J右は、自分の囲い込みの感情を現し、
Hは、自分の悲しみを現し、
空間は、自分の寂しさを現し、
Lは、自分の序列の意識を現します。

「星」は、他者を愛そうとすると、他者が去ってゆく寂しさと悲しみを現しているのです。

1999年10月11日

 

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