存在認識・オィリュトミー入門
レッスン No.63 詩をオィリュトミーする
このオィリュトミーは、14歳以上の方のためのものです。
かぞえうた 谷川俊太郎 ことばあそびうたより
まず、詩を、声を出して読みます。
つぎに、声を出して詩を読みながら、自由歩行で、足のフォルムを取る練習をします。
つぎに、声を出して詩を読みながら、言語オィリュトミーの練習をします。
さらに、声を出して詩を読みながら、足のフォルムと言語オィリュトミーを合わせます。
かぞえうた 右回りで前へ進む螺旋 関係
左手は前に伸ばし右手は上に伸ばすひとだまひとつ 左回りの前の円 O下
両手で下に円を造るふたしてふたつ 右回りの左の円 在
両手で斜め下から斜め上に内回りの半円を描くみつめてみっつ 左回りの後ろの円 Oa
左手は頭の上に半円、右手は斜め下へ伸ばすよつゆによっつ 左回りの右の円 U`
左手は前に伸ばし右手は上に伸ばすいつまでいつつ 右へ向かう直線 H
両手を性器の位置から斜め上まで広げるむっつりむっつ 後ろへ向かう直線 L拡散
両手で上、前、下、手前、上に外へ向かう渦巻きを描くななしのななつ 斜め右前へ向かう直線 J右
右手を斜め右下から斜め左上まで移動させるやつれてやっつ 斜め左前へ向かう直線 F
両手で臍の上から外へ向かって払うここにここのつ 右回りで右へ進む螺旋 R
両手を水平に広げ手首を廻すとおくにとお 右回りで左へ進む螺旋 V
両手を斜め前に広げ伸ばすなむじゅういちめんかんぜおん 右回りの前の円 D右
右手で右を肩中心に右回りで廻すじゅうにしょごんげん 右回りの前の円 関係
左手は前に伸ばし右手は上に伸ばす右回りで前へ進む螺旋は、宗教の座主により味付けされた愛への思いこみ・罪を現します。
右へ向かう直線は、自分の行為を現します。
右回りの左の円は、自分の苦しみの感情を現し、
斜め右前へ向かう直線は、自分のねたみを現し、
右回りの前の円は、自分の聴覚の歪みを現し、
左回りの右の円は、自分の思考の意識を現し、
右回りで左へ進む螺旋は、他者の意識体系の歪みを現し、
右回りで右へ進む螺旋は、自分の 意識体系の歪みを現し、
左回りの後ろの円は、自分の苦しみの感覚を現し、
斜め左前へ向かう直線は、自分の侘びしさの感覚を現します。U`は、自分の悲しみの記憶を現し、
Rは、自分のねたみの思考を現し、
在は、自分の苦しみの思考を現し、
O下は、自分の怒りの思考を現し、
J右は、自分のあこがれの思考を現し、
Oaは、自分の他者の感覚を否定する行為障害を現し、
Fは、自分の他者の感情を否定する行為障害を現し、
L拡散は、自分の自分の感覚を否定する行為障害を現し、
Vは、自分の苦しみを現し、
関係は、自分の世間への脳性麻痺を現し、
Hは、自分の他者への脳性麻痺を現します。
人間は、宗教のグループに入り、特定の宗教の平行宇宙を共有したために、自分たちの平行宇宙の外にある感覚、感情が、聞こえなくなってしまいました。
1999年10月13日