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存在認識・オィリュトミー入門  

レッスン  No.69  詩をオィリュトミーする

このオィリュトミーは、14歳以上の方のためのものです

 

  おと 工藤直子  のはらうたTより

 

まず、詩を、声を出して読みます。

つぎに、声を出して詩を読みながら、自由歩行で、足のフォルムを取る練習をします。

つぎに、声を出して詩を読みながら、言語オィリュトミーの練習をします。

さらに、声を出して詩を読みながら、足のフォルムと言語オィリュトミーを合わせます。

おと 右回りの前の円
左手は上から半円、右手は 下から半円、指先を合わせる
いけしずこ 斜め右後ろへ向かう直線 E中閉じる
両手を横に広げた形から胸の前で交差させる
ぽちゃん ぽちょん 左回りの前の円 関係
左手を前に伸ばし、右手を上に伸ばす
ちゅぴ じゃぶ 斜め右後ろへ向かう直線 Oe
左手を頭の上に半円、右手は斜め左下へ伸ばす
ざぶん ばしゃ 右回りで左へ進む螺旋 J右
右手を斜め右下から斜め左上まで移動させる
ぴち ちょん 前へ向かう直線
両手で臍の上の台を叩く感じ
ざざ だぶ 右回りの右の円
左手は上から半円、右手は 下から半円、指先を合わせる
ぱしゅ ぽしょ 斜め左後ろへ向かう直線
両手で臍の上から外へ向かって払う
たぷん ぷく 右へ向かう直線 L拡散
両手で上、前、下、手前、上に外へ向かう渦巻きを描く
ぽつ どぼん 左回りで左へ進む螺旋
両手を性器の位置から斜め上まで開く
わたしは 左回りの前の円
両手で斜め下から斜め上まで内回りの半円を描く
いろんな おとがする 右回りの後ろの円

時間
左手は前に半円、右手は肘を折り手先を前に向ける

右回りの前の円は、自分の苦しみの感覚を現し、
斜め右後ろへ向かう直線は、自分の諦めの感覚を現し、
左回りの前の円は、他者の悲しみの感覚を現し、
右回りで左へ向かう螺旋は、自分の世間の意識への苦しみの感覚を現し、
前へ向かう直線は、自分の悲しみの感覚を現します。
右回りの右の円は、自分の寂しさの感覚を現し、
斜め左後ろへ向かう直線は、自分の苦しみの感情を現し、
右へ向かう直線は、他者の怒りの記憶を現し、
左回りで左へ進む螺旋は、自分の怒りの記憶を現します。
右回りの後ろの円は、自分の苦しみと悲しみと怒りと諦めと侘びしさと寂しさの記憶を現します。

存は、他者の諦めの感覚を現し、
関係は、自分の聴覚を現し、
Oeは、他者の苦しみの感情を現し、
J右は、自分の政治の外宇宙と内宇宙と平行宇宙から起こる苦しみの感覚を現し、
Nは、他者の政治の平行宇宙から起こる苦しみの感覚を現し、
Fは、自分の座標と座主の意識から起こる苦しみを現し、
L拡散は、自分の内宇宙から起こる苦しみを現し 、
Hは、自分の宗教の平行宇宙と内宇宙と外宇宙から起こる怒りの感覚を現し、
在は、自分の内界の苦しみと悲しみと諦めと寂しさと侘びしさと怒りを現し、
時間は、自分の意識界の苦しみと悲しみと諦めと寂しさと侘びしさと怒りを現します。

人間は、聴覚が発達してきますと、他者の思いがいろいろ聞こえてくるようになるのですが、視覚が未発達であるために、他者と自分の思いの一部が強調されて聞こえてしまい、特に苦しみや怒りや悲しみが強調されてしまうのです。
これが、神経症の原因なのです。

 

1999年10月20日

 

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