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子どものためのオィリュトミー  NO.3

 

ここでは、オィリュトミーを楽しみましょう。

このオィリュトミーは、4才以上の子どもに適しています。

 

 もりのくまさん 馬場祥弘作詞 アメリカ民謡

あるひ I右上
右手を上に伸ばす
くまさんの O上
両手で頭の上に円を造る
ところが A上
もりのなか A上
両手を斜め上に伸ばす
いうことにゃ A上 くまさんが A上
くまさんに I右上 おじょうさん
両手で胸から臍のあたりで弾む
あとから A上
であった A上 おにげなさい I右上 ついてくる U中
両手を前に狭めて伸ばす
はなさくもりのみち I右上 スタコラサッサッサのサ A上 トコトコトッコトッコト O上
くまさんにであった A上 スタコラサッサッサのサ A上 トコトコトッコトッコト O上

 

おじょうさん あらくまさん
おまちなさい I右上 ありがとう U中 Internet Explorer 4.0以上のプラウザをお持ちの方は、再生ボタンの上をクリックしますと、MIDIの音楽が再生しします。
ちょっと O上 おれいに I右上
おとしもの O上 うたいましょう U中
しろいかいがらの O上 ラララララララララ A上
ちいさなイアリング U中 ラララララララララ A上

左の絵は、Nの開始の形を表しています。
Internet Explorer 4.0以上のプラウザをお持ちの方は、左の絵の上にマウスが乗りますと、Nの途中の形となり、マウスが通過しますと、Nの終わりの形となります。

Nは、人間の意識が環境に触れたときの恐怖を表しています。

No Nicht Non ない 等、否定の言葉にNが使われるのはそのためです。

環境に触れたときの恐怖から思考が始まり、思考が意識になってしまったわけで、Nから恐怖を取り除くことが人類の未来にとって大切なことになるのです。

 

みんなで立って、I右上とA上とO上とNとU中の形を取りながら歌います。

交互唱の形の歌ですので、小学校の低中学年の子ども達に受け入れられやすいと思います。

楽しいですよ、是非やってみて下さい。

一番は、 IとAの形でできます。

二番以降は、OとAとNとIとUの形でできます。

楽しくなるのは、Nに対する緊張が解けてくるためなのだろうと思います。

 

かっぱ  谷川俊太郎  ことばあそびうたより

かっぱかっぱらった

かっぱらっぱかっぱらった

とってちってた

かっぱなっぱかった

かっぱなっぱいっぱかった

かってきってくった

 

かっぱ
手首を臍のところから上に返す
かっぱ
かっぱらった なっぱかった
手の平で臍の前の台を叩く感じ
かっぱ かっぱ
らっぱ
腕を横に広げ手首で内回りの円を描く
なっぱ
かっぱらった いっぱかった I右上
右手を上に伸ばす
とってちってた
臍に向かって下に指先を刺す感じ
かってきってくった

みんなで立って、言語オィリュトミーの動作を取りながら、詩を声に出して朗唱します。

谷川さんのことばあそびうたは、日本語の子音の響きをテーマに造られています。

子どもたちに、谷川さんの詩を声に出して読ませますと、意識がしっかりとしてくるのは、谷川さんの詩が、日本語の子音の内容を的確に伝えているからです。

したがって、谷川さんの詩で、日本語の頭韻によるオィリュトミーを行うことに、大きな意味があるのです。

この、子音の言語オィリュトミーは、言語の発達の遅れた子ども達や、発音がしっかり出来ない子ども達や、どもりなどの、治療にも大きな効果があると思います。

どうか、実践なさった方のご報告をお待ちしています。

左の絵はKの開始の形をしています。
Internet Explorer 4.0以上のプラウザをお持ちの方は、 左の絵の上にマウスが乗りますと、Kの最終の形となります。

Kは、意識の中で何かに気づいたときに起こる音声です。

左の絵はR中の形を表しています。
実際のRは、この形で手首をぐるぐる回します。

Rは、意識に記憶が昇ってきたときに起こる音声です。

腕を上に伸ばしてRを取りますと、未来の記憶を現し、
腕を水平に伸ばしてRを取りますと、現在の記憶を現し、
腕を下に伸ばしてRを取りますと、過去の記憶を現します。

左の絵はTの開始の形をしています。
Internet Explorer 4.0以上のプラウザをお持ちの方は、 左の絵の上にマウスが乗りますと、Tの最終の形となります。

Tは、意識にあこがれが起こったときに起こる音声です。

Tは、他者や自分の思考へのあこがれも表しますので、お腹の前で取ることが一番安全だと思います。

頭の上で取りますと、特定の思考、特定の宗教的感情、特定の思想へのあこがれを刺激することがありますので、注意が必要です。

 

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