詩・音楽とオィリュトミー 4

森のクリスマス              増田裕子 作詞作曲

高山さんとクリスマスイブのライアーコンサートに向けて週一回のペースで練習を重ねている。
練習の始めに簡単なオィリュトミーをおこなう。
この頃はコンサートの中でおこなう曲のオィリュトミーを行っている。
オィリュトミーを続けることは、自分の体を発見し続けることだ。

森のクリスマスのオィリュトミーの最後にE開くとE閉じるの繰り返しがある。
「メリメリクリスマストゥユゥ」で自分の前に右回りの円を描きながら両手でE開くの音声を響かせる。
次の「メリメリクリスマストゥユゥ」で自分の後ろに左回りの円を描きながら両手でE閉じるの音声を響かせる。を繰り返すのである。
右回りの前の円を描くと自分が開かれる感じがする、左回りの後ろの円を描くと前の円で自分の体に入ってきた感情が自分の体の中に収縮していく感じがする。
E開くの音声では自分をみんなの前に(ある人は神と感じ、ある人は主と感じるだろう)投げ出す感覚が起こる。E閉じるの音声ではみんなの感情(ある人は仏と感じたり、自然の理と感じたりするかもしれない)を受け入れている自分の感覚が起こる。

自然な詩と自然な曲で私は大変好きです。

「きょうはすてきなくりすますのひ もりのなかではどうぶつたちが」では、自分の喜びが左回りの円とA及びIの音声で響いてきます。

「サンタクロースのおじいさんの おくりものをまってます」では、右左の動きがあり、自分だけではない、みんなといっしょだという気持が響いてきます。Aの音声は自分を投げ出し信頼する感情で、Oの音声からは自分もみんなと生き物を支え育てているのだという感情が響いてきます。