詩・音楽とオィリュトミー 5

いつも何度でも

たんたんとした音楽ですが、詩の意味を音楽が支えています。

誰かに歌ってもらいながらオィリュトミーするほうが深く詩と音楽が体に入ってくると思います。

Mは、「片手を前にもう片手を手前に手のひらを向け合った構えから、片手を手前に引きもう片手を前に押し出します。今度はその手を返し、片手を手前に引きもう片手を前に押し出します。」

Sは、「両手で横にSの字を描きます。太極拳の雲掌のかたちです。」(日本語のSの音声を私は甲理解しています。)

「くりかえすあやまちのそのたびひとは ただあおいそらのあおさをしる はてしなくみちはつづいてみえるけれど このりょうてはひかりをいだける
「このりょうてはひかりをいだける」で右回りの前の円とE閉じるの音声を使ったが、高山さんは「わたしにとっては、E開くのほうが響きます。」とおっしゃった。
「確かにそうですね。僕にとってはE閉じるのほうが響くんですが、みんなにとってはE開くの方が響きますよね。
詩の言葉は『抱く』となっているけれど、『ひかり』とは『人間は自分の過ちが自分のたいせつな経験だった。このままでよいんだ。と悟る』ことで、この悟りを得るには自分をみんなの中に投げ出さなければならない。
だから、この悟りに入ろうとしている人にはE開くの方が響いてきます。」