言祝ぎ 千葉 啓
現在 クレヨン1998年6月29日千葉義行
「陰陽師」という漫画に乗せられてかどうかわからないけれど、どうやらいろいろと宣言しなければならないらしい。
普く当たり前かもしれないけれど、俺は自分の道を行くわ。
誰か、前に立ってくれる人をずっと探していたけれど(今思えばおそらくそれは出会ったすべてだったと思うんだけれど)…そう、それを最近は臨床心理学に求めようとしていたけれど(それが自己の大成に必要な人もいるだろう)、どうやら覚悟を決めねばならないらしい。
信じるものは自分の中にあって(今までそこには「確かに」という冠詞が付かなければ言葉にできなかった)、それが俺の道を作っている/作っていくのだから、ああ、涙が出てくる。苦しい。つらい。
寂しさも孤独も。それらが、それが、運んでくる「とっておき」を、感じるために俺は生きているのだろう。
結論は自分の中にあった。多分ずっと前から、大昔からすでに。だから詩を書け、小説を書けと。
いったい誰が保護してくれるのだか。誰がいったい保証してくれる?こんな生き方はしたくなかったのに。そうして生きろとすべてが語る。
…信じることはただの幻想ではないかと。違う。信じることは導きだった。
なんかもう気付いて、意識してしまったから、行きます。また身体や意識がぐらついたら、助けてください。
もう一つ、わかったことがあります。
俺は弱いということ。それを隠すために強がっていたこと。でも今は弱くありたいと思う。
弱いから、誰かを愛する。そういう自分でいいと思う。
…まさか試験終了後その日にこんなことに気付くとは。
まったく独りで気付けるわけがない。独りが、必要な過程だったとしても。
2005年11月23日
どんな道であっても君が君自身で歩いている。
君の中に響いてきた認識で歩きなさい。
自分が弱いことを知り、自分が歪んでいることを知り、その中で何を認識しているのかを知りなさい。
自分が経験してきたことはすべてそれでよいと肯定する認識を探りなさい。
他者が経験していることはすべてそれでよいと肯定する認識を探りなさい。
いつのときも、君の歩みを支持します。
父
2005年11月23日