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共感と代行

リューマチを治す為に3

知恵遅れと分裂病

右の写真の上にカーソルをかざしますと音楽がながれます。

右 A君のリューマチの治療

1.

A君がお母さんといっしょに私の店に来たのは昨年の8月だった。
養護学校中等部2年だったA君は、背中が丸まっていて、いつも怒っていてぶつぶつ言い続けていた。
私は、彼のために」もこもこもこ」(絵本) を一冊読んで、それから、胸椎、腰椎、仙骨、腸骨、股関節、頚椎、頭骨のフォルム治療を行った。
私がお母さんに紹介したオステオパシィの権威の先生のところではぶつぶつ文句を言って「治療はできません」と断られたとのことだったが、私とは相性が良かったのだろう、素直に私に身を任せてくれた。

A君は、小学校に入るまで寝たきりだったという、てんかんがあり現在も薬を飲み続けている。
これまで、一ヶ月に一回のペースでフォルム治療を行ってきた。
初期の治療は、第1.2.5.胸椎、第1.3.5.腰椎、第3.5.仙骨、第1.3.5.6.頚椎、顎、側頭骨、上顎骨、前頭骨、頭頂骨、蝶形骨大翼、後頭骨、股関節、の治療が中心だった。

初期の治療で私が目指していたのは、
@脳性麻痺と脳性麻痺系の知恵遅れの治療
Aてんかんの治療
B鬱病の治療
であった。

@脳性麻痺と脳性麻痺系の知恵遅れの治療
小脳の脳性麻痺系の緊張が脳梁の脳性麻痺を引き起こし、脳梁の脳性麻痺が視床下部、胸椎、腸骨を経由して筋肉を支配しようとする。
すると、小脳または脳梁に脳微細障害が起こり、胸椎の交感神経系と運動神経系が緊張のあまり能力が低下し、肉体的脳性麻痺や胸椎が緊張するタイプの知恵遅れが起こる。
後頭骨、側頭骨、頭頂骨、蝶形骨大翼、胸椎、仙骨、腸骨、股関節のフォルム治療が効果がある。

Aてんかんの治療
小脳の鬱病系の緊張が脳梁で循環を起こしてんかんを引き起こす。
すると、視床に感情へのアルツハイマー・喪失(自分の感情を失う)が起こり、肉体の記憶を不安定に間脳の意識に伝えてしまう。(ドストエフスキーのてんかんと文学的創作との関係)
顎、頭頂骨、側頭骨、後頭骨、腰椎、のフォルム治療が効果がある。

B鬱病の治療
小脳の鬱病が腰椎から知覚神経系と副交感神経系を通して内臓を支配し、自分の物質を形成しあらせようとする。すると、腰椎が変形しやすくなり、腰痛が起こりお腹が痛くなる。
すると、副交感神経系が仙骨・腸骨と頚椎・肩甲骨でつまり、仙骨性の腰痛や肩こりが起こり、胸椎が前に彎曲する。
後頭骨、腰椎、前頭骨、蝶形骨大翼、頚椎、胸椎、仙骨、腸骨、股関節のフォルム治療が効果がある。

1回目、2回目の治療が終わった時点で、怒りとぶつぶつが消え、背中の丸みがなくなって来た。
4回目の治療が終わった時点では、脊椎がほぼ真っ直ぐになった。
A君は、本来力強く他者の面倒を良く見る人である。
A君といっしょにいるだけで、たのしく、彼がいろいろ気遣ってくれることを聴いて味わっていると、A君が人間として大変な能力を持った人であることが分かってくる。

今年に入ってからは、肋骨、肩甲骨、鎖骨、を中心とした意識の治療が中心となってきていた。
鬱病が起こると、 副交感神経系が仙骨・腸骨と頚椎・肩甲骨でつまり、手に思考意識を作り、肋骨に意識体系を作り、大脳の思考意識・末那識となるのである。
したがって、 肋骨、肩甲骨、鎖骨、を治療することにより、肩こりや腰のこりも取れ、もやもやとした思考意識も晴れてくるのである。

10月6日の治療は記念すべきリューマチ治療の第1回となった。
A君に自分で足指の各関節に軽く力を加えてもらいながら、頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、肩甲骨、鎖骨、頭骨のフォルム治療を行った。
これにより、右足の人差し指、中指、小指の各関節がだいぶ均等に動けるようになってきた。

この治療で私が目指したのは、
Cリューマチ系の分裂病の治療
Dリューマチ系の知恵遅れの治療
である。

Cリューマチ系の分裂病の治療
前生で鬱病(悪)が解決されていないと、足指の関節にリューマチが形成される。
足指のリューマチは、仙骨にアルツハイマー・喪失(足の意識を失う) を起こし、仙骨は手の思考意識の参入する外宇宙、平行宇宙、内宇宙の思考体系で宇宙の情報を思い込み(罪)、大脳の思考意識に報告する。
大脳の思考意識はこの情報を胸椎と肋骨に響かせ、宗教的意志はこの情報を胸椎と肋骨で循環させ繰り返そうとする。
すると、胸椎の発達が阻害され、精神分裂病が起きやすくなる。(霊媒、宗教的参入、自動書記等の多くの場合はこのリューマチ系の分裂病から起こると考えてよい)
鬱病の基本治療を行った後に、足指の一つ一つの関節を調べ、動きやすい方向に少しの力を加えながら、
頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、肩甲骨、鎖骨、頭骨のフォルム治療を行う。
仙骨と全音階、腰椎とペンタトン、胸椎と12平均律、頚椎と長音階、の関係を確立する。(音を聴きながらまたは発声しながらその骨を中心とした脊椎全体のフォルム治療を行う )
和声のオィリュトミーと胸椎の関係を確立する。(和声を聴き、和声のオィリュトミーを取りながら、その骨を中心とした脊椎全体のフォルム治療を行う )

Dリューマチ系の知恵遅れの治療
前生で鬱病(悪)が解決されていないと、足指の関節にリューマチが形成される。
足指のリューマチは、胸椎にアルツハイマー・喪失(足の意識を失う) を起こし、胸椎は手の思考意識の参入する外宇宙、平行宇宙、内宇宙の思考体系を恐怖し、手の思考意識を締め出そうとする。
すると、内臓を発達させる情報が不足し、肉体的な発達遅滞が起こり、内臓の意識が不足するために精神的発達遅滞が起こる。
鬱病の基本治療を行った後に、足指の一つ一つの関節を調べ、動きやすい方向に少しの力を加えながら、
頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、肩甲骨、鎖骨、頭骨のフォルム治療を行う。
仙骨と全音階、腰椎とペンタトン、胸椎と12平均律、頚椎と長音階、の関係を確立する。(音を聴きながらまたは発声しながらその骨を中心とした脊椎全体のフォルム治療を行う )
和声のオィリュトミーと胸椎の関係を確立する。(和声を聴き、和声のオィリュトミーを取りながら、その骨を中心とした脊椎全体のフォルム治療を行う )

A君のリューマチの治療後の変化については、この文章で追記したい。

 

2.

K君の治療が始まったのは今年の5月でもう月2回のペースで11回の治療を行っている。
彼は5年生であるが、算数、国語が他の子どもたちには追いつけない、小学校3年生くらいのレヴェルである。
どもりがある。「あーした なーにをもってきたらいいですか?」のように、緊張すると言葉の最初の音を引っ張ってしまうのである。

今年5月の所見では、
「 脳梁の脳性麻痺による大脳の知覚障害と小脳性運動機能低下、脊椎の発達遅滞が見られ(小脳性運動機能低下による)脊椎がしっかり支持されていない感じがある。
大脳の知覚障害による知恵遅れが発生しているものと思われる。」
という記述がある。

初期の治療では、股関節、頭頂骨、肩甲骨、蝶形骨大翼、第1・第3・第4・第5・腰椎、第4頚椎、第4肋骨、側頭骨、から大量のコミュニケーション障害の噴出が見られた。

初期の治療で私が目指していたのは、
@脳性麻痺と脳性麻痺系の知恵遅れの治療
A鬱病の治療
であった。

10月18日にリューマチ治療の第1回を行った。
お母さんに足指の各関節に軽く力を加えてもらいながら、頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、肩甲骨、鎖骨、頭骨のフォルム治療を行った。
これにより、右足の人差し指、中指、小指の各関節がだいぶ均等に動けるようになってきた。

この治療で私が目指したのは、
Cリューマチ系の分裂病の治療
Dリューマチ系の知恵遅れの治療
である。

K君のリューマチの治療後の変化については、この文章で追記したい。

K君には、水彩画や絵本による治療も行っている。
フォルム治療で意識と肉体をきれいにしていくことができるが、情報の伝達がこれまで十分に行われていなかったために発達遅滞を起こしている部分には、基礎から情報の整理の仕方を教えていかねばならないのである。
教育にたずさわるものは、わらべうた、絵本、絵画指導、オィリュトミーの重要性をしっかりと認識する必要がある。

最後に、K君の水彩画を掲載する。

7月27日 8月10日 8月23日
9月7日 9月21日 10月5日

音楽

バッハ 平均化率クラヴィア曲集U
フーガ11ヘ長調

2001年10月13日

千葉義行

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